楽しむ姿は美しい

十数年前に見た映画で「フォレスト・ガンプ/一期一会」の１シーン
が印象にあります。
主人公が近親者の死や人生の虚無感に包まれた時、理由なく
走り出したシーンです。ただ真っ直ぐに、どこまでも無心に走り
続けました。すると、それがアメリカ横断に繋がります。
走った結果がアメリカ横断になるだけであり、それが主人公の
目的ではなかった。大自然の四季の中をただ走る主人公の
風貌は、キリストの様でした。すると何が起こったのか？
人々の方から興味を持って集まり出したのです。
無言で走るだけの彼を見る集団も発生しました。

これの意味する事は、人が何かに熱中する姿は美しいと言う
事です。　主人公が虚無感に包まれている時は、誰も近寄らな
かった。むしろ避けられて、たった一人孤独だったのです。
ところが、自分が一つの事に打ち込んで心の内奥から楽しみ、
大自然に感動し始めると、人々が寄って来るのです。
他人に好かれよう、受けようなんて全く無いのです。

現代社会では孤独な人が多くいます。
どうしたら友達ができるか？　他人に好かれるか？
この様に考える間は、他人は振り向いてはくれません。
自分自身の心を大事にしながら、現状の中で楽しむ心を育て
なければ生けません。　心は「生き物」であり、内在神です。
自分自身で大きくも小さくも出来るのです。

現状に感謝しながら、何にでも懸命に打ち込み「自分の心」
を喜ばせると、他人に心地よい磁気を自分自身が出し始め
ます。
人間の心の本質は良心です。　他を思い遣る心です。
その磁気に触れたくて他人が寄ります。
人を頼ろう、引き付けようと意識する間は、重い（想い）磁気
を出しています。この磁気は、他人には楽しくないのです。

日々たんたんと先祖霊と神様に感謝の気持ちを向ける事は、
心地良い磁気を出す練習になっています。
自然と人々に受け入れられる磁気を帯び出します。
さあ、あなたは今日も１日、どんな磁気を帯びるのでしょうか？

生かして頂いて　ありがとう御座位ます

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