80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

都電のひらき

2010-01-18 15:57:41 | ひらき
ひらき第2弾は都電荒川線7000形(更新車)で昭和53~55年頃の作と思われます。


京王2600同様、片面はサッシが貼ってありますがドアがありません。どうやらいつもより薄い紙を使っているため、さらにこの内側にドアを貼るつもりだったようです。
当時はまだ路面系を作っている人はあまりいなかったので、完成していれば先進的だったかも知れません。

実車は昭和31年(1956年)に製造された旧7000形の車体を載せ換えた更新車で、赤帯を青帯に巻き直した7500形とともに荒川線のワンマン化に貢献しました。

この写真は、車両やホーム施設のワンマン化が完成し「荒川線新装記念」の花電車が走った時の学習院下電停のようすで、撮影は昭和53年(1978年)4月です。装飾を施された7000形の後ろに6000形改造の花電車が3両続き、一目見ようと多くの人々が集まっています。


上の写真の1年後、ジンチョウゲが香る学習院下電停付近を行く7000形で、ワンマン運転もすっかり板についたようです。昭和54年(1979年)3月の撮影。


さらに1年後の昭和55年(1980年)3月、面影橋電停付近を行く7012号車です。この頃はまだ目白通りが拡幅整備される前で、荒川線の数少ない併用軌道シーンを見ることができました。


最後は荒川車庫に佇む車両たちをスナップしたモノクロ写真です。左から7021、7509、7004の3両が出発線に待機しています。三角屋根の車庫本屋も懐かしいですね。
撮影年月がわかりませんが、中央の7509はよく見ると前ドアステップが低くワンマン改造されていません。同車はワンマン改造されないまま昭和53年4月に廃車された(※)そうなので、同年3~4月に撮影したもののようです。


Special Thanks
KTT Railfan Information 様の情報を参考にさせていただきました。有難うございます。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 掘り出しキハ40系の製作(... | トップ | ブックマーク追加 »

コメントを投稿

ひらき」カテゴリの最新記事