七本鎗

これは、まだ大好きな部署にいた４年前の１１月、母ちゃんと叔母ちゃんの三人で行った東福寺




紅葉で有名なお寺だけあって、どこを撮っても絵になるなぁ……とひとしきりはしゃいだのち、
参道の和菓子屋さんを梯子して歩く。

いつものうつわ屋さんに寄ると、きれいな藍色のカップとソーサーがあったので、これもお土産に。





好きなもので満たされた一日が暮れようとしているころ、係長からＬＩＮＥが届く。

　　　　　　　　　　　　　今日は金曜日だから、急やけどみんなで飲みにいくことになったよ！！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　課長が、安倍さんにも連絡して呼んでってさ

有給休暇をもらってたあたしまで連れてってもらって、楽しい時間を過ごすことができた。




尊敬する課長と信頼できる仲間たちに囲まれ、支えられながら、天職と呼べる仕事を思いっきり満喫して
あたしはなんて幸せなんだろうと心底思っていた。

同時に、いつかこの幸せが壊れてしまった時、あたしは耐えうるのだろうかと恐れてもいた。




その＂いつか＂は、こののち割合早くやってきた(´･ω･`)



翌４月には、７年在籍した大好きな部署を離れ、一片の興味もない今の部署につっこまれてしまった。





足掛け７年といっても同一の部署ではなく、関連部署二ヶ所での７年だ。
後半の部署はまる３年しか経っておらず、あたしを教えてくれた先生を差し置いての異動だった。

鉾杉

腹ごなしがてら、同期と金比羅山へお参りする。雄々しい石垣がたまらん（　；´Д｀）ﾊｧﾊｧ





参道の途中まではそこそこ混んでいた気がするんだけど、小雨だったからか、境内の人影はまばらだった。





いい見晴らし(*´∀｀*)
同期とふたり、息を落ち着かせつつ、しばしぼんやりと景色を眺める。





最後にもう一軒、釜揚げうどんのお店へ。




この時一緒に行ったメンバーのうち、三人はその後結婚して、うちひとりはお母さんになっている。

あとひとりは結婚式の準備というか、張り切る奥さんのなだめ役で忙しそうだし、
もうひとりは人事課に異動になり、
そこで着々と出世しているタイプなので、人事課が大嫌いなあたしとは根本的に合わない(ノ∀｀＊)ﾍﾟﾁｯ

残りのひとりは身軽な独身だけど、残念ながら男の人なんよね(´･ω･｀)異性としては、お互い興味ない。





何年か、何十年か経って
それぞれ生活が落ち着いて、わだかまりもなくなったら、またみんなでお出掛けできるかなぁ？





その時、もうこの会社を辞めてしまっているとしても。

八千代

これも、五年前の写真らしい。同期と一緒に、うどん県を回った時のもの。









行列の絶えない有名なお店の脇には、おとなしい柴犬さんがいた。
毛並みがだいぶ白っぽいから、けっこう歳なんかな？






おうどん屋さんを梯子したあと、同期のひとりイチ押しの、怪しげな人形館へ。
今はどうか知らないけど、当時は写真を撮っても大丈夫だった。床の造作が凝ってて、見ていて飽きない。




　( ・ω・ ` )天使？？


五年の間に、みんなそれぞれ変化があった。
ひとりは昇進し、ひとりは結婚し、ひとりは出向し、ひとりはお母さんに。


あたしだけ、なんにも変わってない気がする。転職したいという思いを抱えたまま、あたしだけ。

寒紅梅

飛騨牛の朴葉味噌焼きでちゃんと腹ごしらえをしてきたというのに、次から次へと食べ歩いたらしい(ノ∀｀＊)







最近、信州に行くたびに思ってしまう。





もしここで働き口を見付けて、定住したら、どんな人生になっていくのだろうかと(´･ω･`)




幸い、ほんのわずかな固定資産税さえ払えば、タダ同然で住めるおうちがあるのだ。

ここだと車が必須になるから、
年を重ねてきた両親が、高速を使って大阪と往復するのをやきもきしながら見て見ぬふりする必要はない。

いまのあたしのように、電車できてもらって駅まで迎えに行き、あたしの運転であちこち連れて行くのもいいし、
車生活に慣れてきたら、逆にあたしが高速を使って大阪まで送り迎えしてあげてもいい。




朝な夕なに白馬の山並みを眺め、
澄んだ空気と清らかな森や水のもと、地元の新鮮な食材をたっぷり使ったお料理を味わって……

収入は減るとしても、生活費だって大阪と比べたら落ちるだろうから、やってやれないことはないんだろうか

宮の雪

GWの高山では、
どこの通りも人であふれ、おいしそうなものを並べるお店に鬼のような行列ができていた。

ペースの違う四人で回ってももったいないので、二手に分かれ、妹とおいしいものめぐりをすることに。

造り酒屋さんで、利き酒セットを注文したらしい。お酒を注いでもらう時の、この手つきが好き(ﾉ∀`)ペチッ