茶処、色川。1

唐突ですが、たまにはここ色川の風景と歴史を紹介してみようと思い立ちました。
季節はずれですが、お茶の話でもしてみたいと思います。

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寒暖差が大きく、霧のかかる気候が、良質の茶葉を育てるのに適しているそうで。
「色川茶」は、ここらへん(南紀一帯?)では一応 有名(と思う)。

かつて、熊野詣にやってくる旅人たちが茶屋で一服するとき、
喉を潤したのが色川茶だったとか…
色川では昔から どこの家でも、田んぼの片隅や石垣に生える茶の木を利用して
「釜炒り」という製法でお茶をつくっていた。
戦後は、それまでの自生の在来種ではなく
茶畑を造成して、「やぶきた」に代表される新品種を導入して、お茶の産地化を図ってきた。

過疎が進むにつれ、茶産業も衰退してきているけれど…
今でも、お茶の自給は、どの家でもやっている 当然のたしなみ。
それぞれの家で、微妙に作り方が違い、入れ方も違い、味も違う。
(すんません、味オンチの事務局には正直よくわからないんですが、
 一般にそのように云われていますということで…)
そして、色川の人はよくお粥を食べるのだけれど、それが必ず「茶粥」。
茶粥にも、それぞれの家でそれぞれの作り方がある。
季節によって、たとえば今ならささげ入りとか、食べ方もいろいろ。
そうした、お茶をめぐるなにげないことひとつひとつに、
茶処・色川の豊かな伝統が息づいていると思う。

そんな色川茶の伝統を担ってきた 地元の人たちは高齢化していて、
茶畑の管理は、だいぶ移住者の手に移ってきているけれど…
単に茶畑の管理とか、茶葉の生産とかにとどまらない、お茶をめぐる色川の伝統を
次世代につなぐことはできるだろうか。
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