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松井ゆみ子のアイルランド・キッチン・ダイアリー「ウェックスフォードの宿」

2007-06-11 00:33:31 | 松井ゆみ子のキッチン・ダイアリー
 夏を控えて、アイルランドを旅しようと計画されている方に、面白宿情報です。

左の白い家が母屋。右のひら屋が元・シーフードレストランのゲストルームです。
 去年の秋、東京から遊びに来た友人とマークと3人で旅行したときのこと。
 3泊4日の短い日程だったので、あまり遠出をせず、1泊目をウィックロウ、2日目はウェックスフォードに向かうことにしました。

 途中でイニスコーシィ(Enniscorthy)の町に寄り道。
 町はけっこう大きく、品揃えのいいおシャレなエコショップを発見し、自然素材の石けんや手づくりのお香などを買い込みました。

 宿のあてはなかったので、ウェックスフォードの町のツーリストインフォメーションで何件かリストをもらって、いきなり行ってみたのですが、これが大当たり。

 Kilmore Quayという、漁港のある小さなヴィレッジにある宿で、カジュアルなB&Bです。

 友人は母屋に、マークと私は隣接している別棟に案内されました。
 ちょうどアメリカ映画に出てくるモーテルのような感じの一軒家です。

 長逗留のための、セルフケータリングタイプで、キッチンや洗濯機などが揃っており、1泊で残念だったなぁ。

 しかし、なんだか、部屋のつくりが宿っぽくありません。
 眺めまわして、はた!と気づきました。そこは以前レストランだったのです!

 現在のキッチンは、ウェイティング用の小さなバーだったみたい。そういえば、入り口のドアが二重になっていて、内側のドアについている曇りガラスの窓には「シーフードレストラン」と書いてあるではないですか。

 「誰か、まちがえて入ってきたりしてね」と笑っていたら・・・。
 まだ外は明るいし、友人が来ることになっていたので、入り口のドアを開け放しにしたまま、ソファにねっころがってテレビを観ていたのですが、ふと人の気配がするので振り向いてみると、ショートパンツ姿のいかにもの観光客という男性が、ぼーっと立ち尽くしているではありませんか。

 おずおずと「ここは、レストラン・・というわけは、ないですよね??」とたずねるので「魚持ってきてくれたら、料理はしてあげてもいいけどねー」と答えて、みんなで大笑いをしました。

 でも、今度はほんとに、自分で釣った魚を料理したいなぁ。
 この夜は、近くのパブで、おいしいシーフード料理をたらふく食べました。

■Quay House
http://www.kilmorequay.net


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