市川稔の米(マイ)情報

市川稔が感じたこと、想うことを随時更新します。米の生産、流通、消費、行政など。
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売れるコメが変わってきている

2017年04月21日 05時18分04秒 | Weblog
国産の米、中でも新潟は生産量が圧倒的に大きく、国内生産の約35%を占めるコシヒカリの王者であり、プライスリーダーでありました。


小生が個人的な感想を言わせていただければ、新潟がコシヒカリを「BL」に変更したことが今日の原因のひとつではないかと思う。


ひとつの県で、産地を区別して価格も変えているのは新潟くらい。

魚沼コシヒカリが価格的にも群を抜いていました。



その新潟米に地殻変動が起きている。

新潟が28年産大豊作ということもあり、供給過剰になっていることもあるがコシヒカリの玄米相場が急落しているのだ。


詳しくはこちらの記事をご覧ください。


JAcom


28年産が供給過剰であることは事実でありますが、



販売が不振になってきている



これが重要であります。



新潟がコシヒカリBLを推進したことにより食味が変わった。

BL出す時に小生は反対でした。

コシヒカリより食味が良くなるなら分かりますが、その時の説明では「コシヒカリと同等」ということでありました。


同等という表現は上回っている場合は使いませんね。

小生は食味は落ちたと思う。


小生の会社で新潟の生産者と直取引していますが、皆さん従来コシヒカリを生産しています。


それと、



市況が変わった


競合品が出てきた



半世紀に渡るコシヒカリ神話に影が出てきたことは否めない。



新しい品種、高級米、そして「ブランド化」という波です。



山形県つや姫


生産者を限定し、種子も管理し、栽培方法も特定、基準を設け、基準以下はつや姫として出荷しない。


北海道ゆめぴりか


こちらもタンパク値の基準を設け、基準以下はゆめぴりかとしては出さない。


そして、売り出し方も高い費用を払い大手広告代理店がブランド戦略を推進しました。


テレビコマーシャルの影響も大きいと思います。


国内の米生産、7割は東日本。


東北、北陸、北海道などは米がメインの地域が多い。


東北でも新ブランド米ラッシュ。


岩手県銀河のしずく


青森県青天の霹靂


まだ、生産量は少ないとはいえ、青森の米が新潟コシヒカリより高い価格で販売されている。

新潟の生産者は複雑な気分だろうし、青森の生産者は喜んでいるだろう。





以上は全体の話しでありまして。




産地と銘柄、そして年産。


これだけじゃダメなんです。



新品種はもちろん「新たなウリ」ではありますが、それ以外の「ウリモノ」を創り「磨く」ことが重要なのです。



生産段階では「圧倒的な食味」であり、栽培履歴など、GAPなど第三者による安全性の確保、証明といったものが重要になってきます。


個人、あるいはグループのブランド化も不可欠です。


販売面では、伸びる販路への展開、産地銘柄以外で差別化出来ることを磨いて打ち出すことだ。


リスク分散も合わせて行う必要がある。


生産段階では品種を単品に頼らない、主食用以外のものも。


販売面でも多様な展開をしておくことですね。





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