㈱プラスリジョン

障害のある人の働く場づくりを目的に2008年3月法人設立。農と福祉の融合「オニオン・キャラメリゼ」商品化☆

企業内実習☆雇用へ、感動の面接

2010-09-29 | Weblog
実習を受け入れてくれている大阪の高齢者配食事業者さんが実習生を雇用してくれることになりました。

気持ちをピリリッとあらたにする意味も込めて、福祉施設の職員さんの提案で「面接」をすることになりました。実習生はスーツ姿で面接にのぞんだそうです。そのとき、まわりの従業員の方々がくちぐちに「○○さん、がんばれ!」と笑顔でエールを送ってくれたそうです。

面接では、社長さんからは、実習を通じての評価(いい点と課題)とともに、従業員の一員としての心構えなどが伝えられたそうです。同席された職員さんは会社が従業員を想う気持ちに鳥肌がたちずいぶん感動されたそうです。後日職員さんがまとめてくれたレポートを読んでわたしも感動して涙腺がゆるみました。

今回、実習から雇用へのプロセスはとてもきれいに流れたと思います。精神障害(統合失調症)のある方でしたが、めだったトラブルもなく、実習生は「いなくなってはかえって困る」と会社にいわれるくらい戦力となり成長されました。それもこれも、偶然ではなく、すべて連携支援の結果です。会社(経営者、現場)、福祉施設、GH、医療機関、ハローワーク、プラスリジョン・・・

福祉施設の職員さん、ずいぶんがんばられました!!!プラスリジョンは、業務設計など環境整備はじめ基本整理を中心に、会社と福祉施設の橋渡しを担当しました。会社と福祉施設は基本的に事業目的が違うので、通訳が入ることで、うまくいくことを実感しました。

雇用してもらって終わりではなく、今後も連携して定着支援していくことになっています。
そして、会社では新たに実習枠を増やしてくれるそうです!ありがとうございます!

小さな会社にとって、実習や雇用はけしてほいほい楽ではないはずです。でも、そういった会社ほど苦しい人の立場がわかるのだと思います。だから、できる範囲でと手をさしのべてくれる。ほんとに感謝です。

今回実感したこと。
障害のある人ひとりひとりがおかれた状況はとてもリアルです。ときに過酷です。それに対して社会は無関心。自分のことでいっぱいで余裕のない社会になってしまったかもしれません。そんな中、けして余裕があるわけでない会社が手をさしのべ、一人の障害のある人と真剣に向き合ってくれた。
こういった会社が伸びていく社会であるべきだと今回強く思いました。

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4 コメント

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これをたくさん作りたいですね (kitamura)
2010-10-03 19:08:59
如何に採用されたときに、モチベーションが上がるか、採用された後にお互いが、あなたが来てくれた良かった、この会社で良かったと思うか。これらにはポイントがあります。間にプロが立つことで、この確立を「運」に頼るのではなく、演出すること。これはとても大切なことだと思います。
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Unknown ()
2010-10-04 18:42:20
kitamuraさん、コメントありがとうございます。ひとつづつ丁寧にモデルをつくっていきたいと思います。
今回は「運」かな(笑)。いいチームに恵まれうまくいきました^^。
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Unknown (夏目)
2010-10-05 21:50:22
いいですね!!!

いいチームですね!!!

これぞ、地域福祉、地域社会のあり方って感じがします。

【こういった会社が伸びていく社会に!】


僕も、まさに、そう思います!
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Unknown ()
2010-10-06 21:47:22
うわ~。夏目さん~。
みんながハッピーなモデルになるといいですよね。夏目さんの事例は目玉飛び出るほどいいです!
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