忍之閻魔帳

ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)。
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よりゲームに近づいた「バイオハザード2 アポカリプス」

2004年08月29日 | 作品紹介(映画・ドラマ)


▼よりゲームに近づいた「バイオハザード2 アポカリプス」


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9月9日にPS2で「アウトブレイク FILE2」が発売になるが、
その2日後の11日には劇場版の第2作が公開になる。
ファンにとって、9月はちょっとした「バイオまつり」であろう。
「ゲームの映画化は当たらない」というジンクスを初めて破った前作から2年、
遂に公開される「アポカリプス」をネタバレにならない程度に紹介しよう。

今作の最大の特徴は、映画が始まった時点でゾンビが街中に溢れていることである。
前作のラストが今作のオープニングに直結しているので当たり前なのだが、
前作のような「起・承・転・(一応の)結」という展開にはなっておらず、
「承・承・承・(またしても一応の)結」という作りになっている。
上映時間も91分と、今どきの映画にしては短めなのだが、
70分ぐらいは延々とドンパチをやってるので、正直かなり単調に感じた。
ゾンビの動きや撮影方法も「28日後」や「ドーン・オブ・ザ・デッド」と瓜二つでオリジナリティがない。
前作から随分雰囲気が変わったなと思っていたら、監督が新人にかわったようだ。
(ちなみに、前作の監督は今回は脚本と製作に回っている)

ゲームファンからすれば、今回の目玉は「ジルが登場する」ということであろう。
良く知られていることだが、主演のミラは姉弟揃って筋金入りのゲーマーで、
「バイオ」の話が舞い込んだ時は跳び上がって喜んだらしい。
そんな彼女が「ジルのイメージにピッタリ!」と大喜びしたのがシエンナである。
ルックスはもちろん、劇中で使われた衣装も「LAST ESCAPE」のジルそのままなので、
「あんなのジルじゃないやい!」という声は少なかろう。
確かに、見た目も良く似ている。
しかし、私が最も驚いたのはその演技だ。
CGキャラクターかと思う微妙な動き、表情、台詞回しは意図的なものなのか。
まるで生身の人間を感じないその演技は、天才か大根かのどちらかしかあり得ない。
彼女の部分だけCGなのではと思ったほどである。
シエンナはジル役が決定した時点でゲーム版をかなりやり込んでジルを掴んだそうだが、
掴んだのはジルの人柄ではなく、「ジルというキャラ」だったのではないだろうか。

映画としてはかなりチープになってしまったものの、
派手なアクションはそこそこ楽しめるし、アリスの行く末も気になる終わり方ではある。
仕方ない、もうミラに少し付き合うとしよう。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
  タイトル:バイオハザード2 アポカリプス
    配給:ソニーピクチャーズ 
   公開日:2004年9月11日
    監督:アレクサンダー・ウィット
   出演者:ミラ・ジョヴォヴィッチ
       シエンナ・ギロリー
       オデット・フェール 他
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

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