潮風に誘われて

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市民劇場

2017年02月15日 | 趣味
今回はイッツフォーリーズ公演 『死神』です。

世にも恐ろしい“死神”の、この世での姿は、なんともカワイイ
“ギャル”だった?!
落語の「死神」をもとに、 左とん平主演で贈る、笑いと涙のミュージカル

今回は空席利用で行ったのですが、ありがたいことにこの空席が前から
2番目でほぼ中央の席でした。

下町の葬儀屋の主人、早川実(左とん平)は、仕事はこないし女房には頭が
上がらないし、いっそ死んでしまうか、と思ったところに若くて美しい女性
が現れ、死神ロロ(平田愛咲)と名乗り、死にそうなお金持ちを助けていっ
しょにお金もうけしようよ、と話しかけます。
瀕死の病人がベッドを180度回転させるだけで元気をとりもどし、沢山お礼を
くれるというのである。
だがやってみると、実は一人助けるたびに自分の寿命が……。

左とん平は、愚直で人のいい下町男を、さらりと演じて観客を引き付けます。
とん平はおかしさの裏に哀れさまでうっすらとただよわせていて、とても
よかったです。
死神も、平田愛咲は可憐さと「現代っ子特有のやさしさ」があって、とん平
との一見不似合いそうなコンビに不思議なメルヘン的な明るさを添えていました。
フォーリーズの面々も、歌や踊りにさわやかな人間味をふり撒いていました。