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仮想マシンとバックドア

2010-04-02 09:05:59 | Weblog
VMwareが有名だけれど、多くの仮想マシン環境にはバックドアがある。
バックドアというと、ウィルスかと脊髄反射する人もいるけれど、そうではなく、管理ツールをVM下で動かすために、ゲストからホストを制御するルートを持つということだ。

私は、過去、仮想マシンの開発を仕事にしていた時期もあり、その仕組みは、よく知っているが、管理を放棄するなら、バックドアを作らない方法も勿論ある。VirtualBOXは、その点、よく仮想化しているらしい(開発チームが仮想マシン原理主義なのだろう)。

仮想マシンを問題にしているのは、自社のツールのノードロックライセンス相手の仮想マシン上に発行したりすると、仮想マシンごとコピーされる恐れがあるから。

ユーザの利便性と、不正利用の対策をどうするのかが、かなりクリチカルな問題となる。

バックドアや、PC環境であば、必ず仮想画面や仮想ストレージが検出できるので、これを検出して仮想環境では動作しないようにできるけれど、対策は検討中。

試しに、VMware Playerを自分のマシンにインストールしてみた(ゲストOSはなし)ら、ネットワークアダプタとして、VMwareの仮想ネットワークアダプタが勝手に増設されている。

しかも、これらのアダプタ、通常の順序ではなく、ネイティブなアダプタよりも前に登録されたように見える。

仮想環境へのライセンスをどうするかは、未定だけれど、MACアドレスチェックは、全アダプタを対象に行なうように修正(Windows版のみ)

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