のあの日記

改名しました(^_^)

ヨシヒコの仕事?

2017-05-17 13:26:27 | 日記
勇者ヨシヒコと魔王の城 11話

勇者たちがたどり着いた、魔王の支配する城下町は、便利で楽しくて、魅惑的な街だった。
魔王を探し出して倒すという使命を忘れてしまうほどに。
趣味を楽しみたい。
夢を実現したい。
癒されたい。
そのために、働いてお金を稼がなければ。
そんなことばかりに時間を費やす勇者の前に、ホトケがひょっこり現れる。

ヨシヒコ「ホトケさま!どうして・・・」
ホトケ「あのさぁ。おめーさんの仕事はなにさ?」
ヨ「オーダー、配膳、厨房、トイレの掃除まで、すべてです」
ホ「なるほどなるほど。あのごめん、ちょっと一言だけ言っていい?おめーなにやってんだばかやろう」
ヨ「ですからバイトを」
ホ「あれれ?あれれれ?れれれ?ホトケがおかしいのかなー?ね、あのーホトケはてっきりね、あのー、ヨシヒコは、魔王を倒しに来たんだと思ってた」
ヨ「ええ、そのとおりですが、しかし家賃を払わないことには生活もままならず」
ホ「んー、いやいや生活とかいるかねー?おれさー、ずっと見てるけどさー、なによあの日々。バイトやって帰りにコンビニでご飯買って、部屋で食べながらついつい、バイト先のかわいいあの子をフラッシュバック、とかね。いらない。いらないー!ぜんぜーん!ねー、何ドラマ?ね、青春?何ドラマ?なのだ?」
ヨ「では私はどうすればいいのですか!」
ホ「え、なに、逆ギレ?いやいや、答えは一つでしょうよ。ねー、魔王の城を探し出して、魔王を倒すことでしょ?」
ヨ「しかしホトケ、この街は食べるものもおいしいし、部屋も涼しいし、電車も車もあって便利だ。そんな便利な世の中で、私はどうやって魔王を倒せば良いというのですか!」
ホ「ちょ、それねー、あれなのさ。魔王のさ、戦略なのさ。ね、便利な生活を味わわせておいてね、それで敵意を喪失させるっていうさ」
ヨ「ホトケ。正直私は、魔王が大好きになっています」
ホ「・・・・・。そんなおまえにホトケビーーーーーーーム!!」
ヨ「ああああああああああああ!」
ホ「うん。おまえが甘えていたらさ、カボイの村をはじめとするあちらの世界は、いつまでたっても平和にならないぜ?」
ヨ「・・・・・。そうだ」
ホ「故郷がさ、魔王たちに滅ぼされてもいいのか?」
ヨ「私が魔物を・・・魔王を倒さなくてはいけない」
ホ「うん。よし、じゃあねー、分かったらね、これをもて。実を言うとね、お前の仲間たちもこっちの世界を存分に楽しんでおーる。たのしんどーる!だから、それをみたら、3人の居場所が分かるから」
ヨ「ありがとうございます、ホトケさま」
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いつもは雲の上からくだらない話をしながら、ヒントをくれるだけだったホトケさま。
勇者が本当に大事な時、迷っている時に、勇者たちの高さまで下りてきて、気づかせてくれる。使命を忘れるな!と。
何のためにここにいるのか。魔王との決戦は、勇者にしかできないのだと。
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