My-boomよ、永遠なれ。

熱しやすく、冷めやすいお調子者のマイブーム日記…
いよいよ人生は佳境に“ラスト・クオーター・サバイバル”へ

ウォーバード巡礼の旅へ…その1

2009-01-22 13:54:23 | 戦闘機&ヒコーキ・航空祭

志布志港には午前9時頃に到着です。
<志布志湾>


今回もGPSロガーによって旅の足跡を残しています。
<志布志~鹿屋~知覧~鹿児島>走行距離約162km


九州上陸の第一歩はR220を西へ鹿屋の海上自衛隊・鹿屋航空基地資料館に向かいました。
ここは海上自衛隊唯一の平行滑走路を持ち、P-3Cによる九州周辺海域や東シナ海の対潜哨戒を任務しています。またヘリコプター・クルーの養成訓練を集中して行っているので上空には常にヘリコプターが飛んでいます。


さっそく滑走路の東端の撮影ポイントに向かいましたが全然航空機が飛来しません。レシバーでチャンネルスキャンしますが何も聞こえてきません。
この後の予定もあるので、ここで余り長居は出来ませんし、撮れてもP-3Cくらいしかありませんので早々と退散し資料館に行くことにしました。


野外展示機の目玉のひとつが二式大型飛行艇(通称・二式大艇)です。
<二式大艇>



二式大艇12型それはまさに「空飛ぶ戦艦」と形容されるのにふさわしい堂々たる容姿です。迫力あります。
太平洋戦争後に米国に運ばれその高性能に驚愕したそうです。その後破棄される寸前に故笹川良一初代館長の資金援助などにより里帰りした機体だそうです。

<US-1A(おおとり)救難飛行艇>

川西航空機の後身、新明和工業が1960年代に開発した世界唯一の大型対潜哨戒飛行艇PS-1をベースに、外洋でも救難活動が可能な水陸両用の飛行艇です。

<P-2J(対潜哨戒機)>


<KV-107Ⅱ(しらさぎ)掃海機>


その他多数の野外展示機がありますが、地味なので撮影パスします。

いよいよ資料館に入館します。入館料は無料ですが100円のパンプレットを購入しました。展示機は撮影できますが特攻の遺影や遺書などは不可です。
<零式艦上戦闘機五二型>三菱A6M5丙型

平成4年に2機の零戦が錦江湾と吹上浜の海底から引き揚げられ、これを補う形で復元したいわゆる「二個イチ」です。

<栄発動機二一型>


<操縦席>


<機関銃>


個人的には日本のレシプロは余り評価していませんが、やはり零戦は美しい機体です。

<桜花の模型>

最低最悪の特攻作戦に使われた機体です。

ミサイルやターボエンジン、レーダーアンテナなどのカットモデルなど多数の展示品がありますが紹介はこの程度にして次の目的地に向かいます。

<桜島付近>


<桜島フェリーからの桜島>


<鹿児島湾に潜水艦浮上す>フェリーより撮影


恐ろしく混雑する鹿児島市内をR225と県20を使いながら南下しさらに県23で知覧に入りました。
静かなたたずまいの町並みです。センスのないコンビニやファミレスなど皆無です。

本日最後の目的地「知覧特攻平和会館」です。(入館料500円)


館内は全面撮影禁止なので周囲の記念物を…
<一式戦闘機・隼>

映画「俺は、君のためにこそ死ににいく」で実際の撮影に使用されました。

<特攻銅像「とこしえに」>


鹿屋航空基地資料館のように機体だけでも撮影できるといいのですが、やはり特攻隊員の遺品・遺書や遺影などが数多く展示されているので無理なんでしょう。

展示機体は多くのHPなどで紹介されていますので簡単に感想を
●陸軍三式戦闘機「飛燕」(キー61Ⅱ改)
日本唯一の水冷エンジンを搭載しただけあってスマートな機体です。水冷エンジンといってもダイムラーベンツからBf109用のエンジンDB601のライセンス生産されたものです。
川崎航空機の技術を結集させてもこのエンジンは最後までトラブルに悩まされました。その後空冷エンジンに積換えて五式戦として使用されたのは有名な話です。
復元機の塗装がちょっとチャチな感じがしました。

●陸軍四式戦闘機「疾風」(キー84甲)
中島の秀作機です。川西の紫電改との比較がされますがこの機体もエンジントラブルが絶えなかったそうです。

●零式艦上戦闘機五二型
上記の2機体は完全復元ですが、この機体は甑島の手打港沖500mに沈んでいたのを引き揚げ、朽ち果てた状態のままで展示しています。したがって操縦席より後ろの部分はありません。
塗装の剥げた翼面などが間近に見られアルミ合金にリベットの手打ちの感じが伝わってきました。

この施設は特攻機の展示よりは沖縄特攻で散華された1,036柱の隊員の鎮魂を目的としているようです。
単なるレシプロ・オタクがパシャ々とカメラを向けるものではないのでしょう。

出来れば展示機や武器などは別棟で展示しオープンな撮影環境にしていただきたいです。

特攻始め頃は旧型の隼が多く加わっていましたが、後半は新鋭機の飛燕や疾風が投入されているのは本当に辛いものを感じます。
誇り高き戦闘機として命を受けた機体が最悪の作戦のために20代前半の若者と共に散っていくのは無念でしょうね。

さて、今夜は鹿児島市内での宿です。
<かごしま黒文化ホテル>

今回の旅にはビジネスホテルやカプセルホテルを利用しました。殆どが5,000円前後で済みました。
シンちゃんには天文館の繁華街に遊びに行ったように思われていますが、今回の旅では今後も含め一切エロ絡みはありません。

夜食として鹿児島中央駅に併設しているアミュプラザ鹿児島の地下で「ラーメン専門こむらさき」の鹿児島黒豚チャーシュー入りラーメン(900円)をいただきました。
値段の割にはどうでしょうか?
<黒豚チャーシュー入りラーメン>画像拝借


ホテルに帰路途中に怪しい看板発見しました。



こんな所で泊まる勇気があればもっと楽しい旅になるかも…


ウォーバード巡礼の旅へ…準備
ウォーバード巡礼の旅へ…その1
ウォーバード巡礼の旅へ…その2
ウォーバード巡礼の旅へ…番外編
ウォーバード巡礼の旅へ…番外編2
ウォーバード巡礼の旅へ…その3
ウォーバード巡礼の旅へ…最終章


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