『フィクサー』(2007年 アメリカ)
原題:Michael Clayton
監督:トニー・ギルロイ
出演:ジョージ・クルーニー/トム・ウィルキンソン/ティルダ・スウィントン/シドニー・ポラック
大手弁護士事務所に所属するあるフィクサー(もみ消し屋)の物語。
大きな訴訟や事件の裏には、必ずフィクサーがいるのでしょうか?
彼らもまた悪事に心を痛めているのだろうか?
オーシャンズシリーズよろしくジョージ・クルーニーが颯爽とした身のこなしで、事件のもみ消しに奔走する話かと思いましたが、途中から話は思わぬ方向へ進んでいきます。
哀愁に満ちた40男を好演しています。
等身大の役は親近感が湧きます。
冒頭から流れるように物語が進み、クレイトンの車が爆発されたところで4日前に戻る…というところに始まり、わざとなのか演出がわかりづらいところがいくつかありました。
それでも、ラストは、良い意味で期待を裏切ってくれました。
やはり勧善懲悪が見たいです。
タクシーに乗った後のクレイトンの達成感と悲哀と入り混じった表情が印象に残りました。