いぬやしきの一巻は引っ越しの風景で始まる。
定年間近の一人の男が、念願かなってマイホームを手に入れるのだが、妻も子供もありがたがる素振りすらない。
奥浩哉の漫画って不条理の世界ですね。いぬやしきにかぎらず、どの作品もそんなカンジ。当人の努力とか、能力とか現実の境遇に全く反映されてないです。
ですけど、このサラリーマン・犬屋敷壱郎(いぬやしき・いちろう)は、偶然巻き込まれたトラブルから、奇跡の生還を果たします。
ところが、その結果、誰にも言えない秘密を抱えてしまう事に。
58歳って言うとサラリーマン人生も終盤。あとは、退職して、なにがしか再就職をして・・・・って時期ですね。
それでいて、結婚の遅かった人はまだ、学生の子供を抱えているかもしれませんし、なかなか大変な時期です。
しかも犬屋敷壱郎は職業人としても凡庸で人望なんかない。それを受けて本人も希望どころか浅い悲観しかない。
しかもガンが見つかり、ますます希望のない土砂降り人生。
ただ救いがあるとすれば、犬屋敷壱郎は基本・善人だということ。
それで、本来なら死亡確定のところ、宇宙人の仕業で機械仕掛けのサイボーグとして再生したのち、人助けに没頭しちゃうわけです。
不運と不幸のジルバ転じて、冴えないビジュアルだけどスーパーマンって、なんだか救われた気分になるヒトって結構多いと思いますが。w
救われるだけでなく、ジンときて、スカっとする「いぬやしき」。この作品はアニメ化コミックであり、実写映画化コミックでもあります。
定年間近の一人の男が、念願かなってマイホームを手に入れるのだが、妻も子供もありがたがる素振りすらない。
奥浩哉の漫画って不条理の世界ですね。いぬやしきにかぎらず、どの作品もそんなカンジ。当人の努力とか、能力とか現実の境遇に全く反映されてないです。
ですけど、このサラリーマン・犬屋敷壱郎(いぬやしき・いちろう)は、偶然巻き込まれたトラブルから、奇跡の生還を果たします。
ところが、その結果、誰にも言えない秘密を抱えてしまう事に。
58歳って言うとサラリーマン人生も終盤。あとは、退職して、なにがしか再就職をして・・・・って時期ですね。
それでいて、結婚の遅かった人はまだ、学生の子供を抱えているかもしれませんし、なかなか大変な時期です。
しかも犬屋敷壱郎は職業人としても凡庸で人望なんかない。それを受けて本人も希望どころか浅い悲観しかない。
しかもガンが見つかり、ますます希望のない土砂降り人生。
ただ救いがあるとすれば、犬屋敷壱郎は基本・善人だということ。
それで、本来なら死亡確定のところ、宇宙人の仕業で機械仕掛けのサイボーグとして再生したのち、人助けに没頭しちゃうわけです。
不運と不幸のジルバ転じて、冴えないビジュアルだけどスーパーマンって、なんだか救われた気分になるヒトって結構多いと思いますが。w
救われるだけでなく、ジンときて、スカっとする「いぬやしき」。この作品はアニメ化コミックであり、実写映画化コミックでもあります。