国際アービック協会

音楽や美術など市民文化活動の交流を通して、世界の人々と理解を深めていこう 

第9回 能と狂言を楽しむ会 ―国際アービック協会 冬の例会―

2016-11-27 | NEWS/お知らせ

とき:2016年12月4日(日曜)受付開始:午後1時30分、開演:午後2時
ところ:喜多六平太記念能楽堂

※ 座席数が限られておりますので、お早めのお申し込みをお願いいたします。


地震、台風、猛暑・・・・と、今年も不穏な自然現象が続いた一年でしたが、恒例の喜多流能楽鑑賞の一日、時空を超えて心穏やかにお過ごしください。
今年も、「柊会」(無形文化財指定・内田安信さん主宰)のご厚意により、当協会関係者に限り、特別価格でご覧いただきます。

中堅の無形文化財指定保持者として活躍中の、内田成信さん演じる大曲「松風」を中心に、人間国宝・友枝昭世さん、内田安信さんの仕舞ほか、また終演後には当日の舞台で用いた面・装束を、安信師の解説で拝見するという、ほかでは望めない贅沢な催しです。枚数に限りがありますのでお早めにお申し込みください。

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<演目の紹介>(詳細は、当日配布のプログラムをご覧ください)

◆能「松風」:女性を主人公とする女物(鬘物)の大曲。女主人公と副女主人公の霊は、かつて須磨の浦に住んだ汐汲乙女の姉妹。三年の歳月をここで共にした都の宮廷歌人を恋慕して、美しく、また狂おしく、哀切の情を込めて謡い、舞う。源氏の須磨明石の物語とも重なり、観客は旅僧とともに哀れにも優美な絵巻物の中に引き込まれます。
登場するシテ、シテツレ、ワキの三人、囃子方の力が揃って初めて成功する大曲です。
シテは、内田家三代目・安信さんの長男で、無形文化財指定の成信さん。
◆仕舞:「蝉丸」を内田安信さん、「田村」を高校生になった貴成少年が舞います。変声期を無事に終えて、本格的な舞台です。人間国宝の友枝昭世さんの仕舞は「錦木」です。
◆狂言:大蔵流家元・山本東次郎さんの「伊文字」。心ゆくまでお楽しみください。

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<柊会とは> 江戸時代、岡山藩で名人の誉れ高かった能楽師・内田魯平を祖とする喜多流シテ方の名門。会の名前は家紋に由来する。三代目当主・内田安信さんは能楽界の重鎮。四代目成信さんは、親ゆずりの美声と品格ある舞台とで、中堅能楽師の中心的存在として活躍している。長男・貴成さん、次男・利成さんと、続く。
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【御問い合わせ】ファックス・御電話にて048-222-6608、国際アービック協会・事務局まで宜しく御願い申し上げます。