yamanba's blog

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『委員会の採決を、市民の前で行うための請願署名』

2013-08-27 15:18:48 | 福岡市政

 昨年9月、市民団体「福岡・住環境を守る会」が発表した、全国政令市議会における『見える議会ランキング20』で、福岡市議会は見事に最下位。「見えない議会」のトップに輝いた。その後、同会は、請願「市民に開かれた見える議会にする」(全11項目)を提出、8ヵ月経った今月2日、ようやくその審議が、議会運営委員会で行われた。委員会を傍聴したが、請願の採択時、傍聴人は外へ追い出されるため、どの議員が賛成・反対したのか、わからない。相変わらず「見えない議会」は健在だった。 

 

それでも、この8ヵ月間で、委員会の傍聴席は10席から15席に増え(請願は20席)、決算・予算委員会の放映は9月議会から行われ、委員会の時に配布される資料の持ち帰りも承認されるなど、少しずつではあるが、扉は開きつつある。しかし、未だに委員会の採択時、請願者を含め、全ての市民を外へ追い出すという愚行が続けられている。これ程、市民を蔑にしている議会も全国にない。

 

そこで、同会は、手分けして各会派と面談。(私は維新の会と面談)交渉の結果、自民党以外、全ての会派が「委員会の採決は傍聴者の前で行うこと」に賛成へと変わった。ようやく希望の光が見えてきた。それにしても、自民党は全ての請願に反対。一体、何の為に議員をやっているのだろうか。

 

今回の面談結果を受け、福岡・住環境を守る会は、請願を一つに絞り、改めて「採決を傍聴者の前で行うこと」を、9月議会に提出することを決めた。本議会で採択されることを目指し、署名活動も始まった。市民のための「見える議会」を実現するために。

 

 


 

 

  

※署名に賛同して頂ける皆さまへ


署名期限は9月23日(月)必着。「福岡・住環境を守る会」までご郵送下さいませ。

よろしくお願い致します。(9.18更新)

 

・署名用紙(PDF) 

  

 


こども病院裁判

2013-08-26 08:40:58 | 人工島

このところ問題となっている、福岡市の認可保育所「中央保育園」は、多くの保護者や保育士が反対を訴えている最中、突如、着工された。高島市長は、保護者との面談を終えた、その数時間後、「安全対策の目途がたった」と仰天会見を行った。保護者の意見や不安をものの見事に撥ね退け、着工の指示を出したのだ。市民を愚弄するにも程があるが、怒りとともに思い出されたのは、「こども病院」。

こども病院の移転問題では、市民から強行したと言われないようにするため、高島市長の”演出”があった。それが有識者委員会の設置だった。「こども病院移転計画調査委員会」と呼ばれたものだが、検証する過程を市民にオープンにし、委員会からお墨付きをもらったところで移転を決めるというもの。その筋書き通り、こども病院移転は決まってしまった。しかし、ここでとんでもない事実が明らかになった。

それは、移転問題で最大の焦点となっていた、現地建て替えの見積について。福岡市は、調査委員会で「ゼネコン3社にヒアリングをした結果、PWCアドバイザリー社の見積額の1.5倍が妥当で、現地で建て替えるより人工島に移転したほうが費用は安い」と再三説明をしていた。ところが、福岡地裁で行われた「こども病院住民訴訟」(2011.10.31)で、福岡市はゼネコンにヒヤリングをしていなかったことがわかった。裁判所による嘱託調査で、ゼネコン3社のうち、大成建設と清水建設は、「福岡市からのヒアリングはなかった」と答え、竹中工務店は、「問い合わせを受けたが具体的な数値のコメントはしていない」と答えていた。司法の場において、福岡市の”嘘”が明らかになったのだ。

しかし、福岡市は未だに”嘘”を認めていない。それどころか裁判に備え、新たな業者に見積をさせ、その妥当性を主張しているのだから、どうにも始末に負えない。この往生際の悪さが、次の問題を生んだ。それが今回の「中央保育園」問題ではないか。どちらもこどもの命に関わる問題だけに、これらを見過ごすことは出来ない。中央保育園の移転については、福岡市議会議員の過半数が移転に賛成しているが、17名もの議員が反対、或いは再検証を考えているようで、今後に望みを託したい。一方の「こども病院裁判」は、10月と12月に行われる。こちらも目が離せない。

  


 

 (転載はじめ)

 

福岡市立こども病院の人工島移転撤回を求める市民会議・訴訟原告団

 

                                               事務局  脇 義重

 

「こども病院ビデオを観る会」のお知らせ


 「こども病院裁判」は10月と12月には証人調べが予定されているなど、重要な局面を迎えています。福岡市はゼネコンから聞いて、現在地建替費を増額したと市議会に報告してきました。しかし、ヒアリングする前の7月27日の会議には、1.5倍の積算額が記載された内部資料が配布されていたことが明らかにされました。欺瞞でないでしょうか。

 

こうした行政で、こども病院の人工島への移転が決定された事実を、証人調で明らかにしていくのが、10月2日(水)1時30分開始、12月2日(月)1時開始の裁判です。また、8月26日と9月19日に進行協議が開かれます。

 

その前に、「こども病院ビデオを観る会」を開きます。ドキュメントを観て、経過を確かめ合って、裁判に臨みませんか。

  

と き 2013年9月7日(土)午後1時30分~3時30分 

ところ あすみん「セミナルーム」 青年センター5階


あすみんアクセス

 

 (転載終わり)


 

※参加は自由です。