団地小説短編集を歩く

団地小説短編集の舞台を歩きながら団地や地域の魅力をお伝えします。

連載小説AKB 12 第15話 徳島藩松帆の浦台場を調査せよ

2017-05-05 07:37:16 | 日記
  明  極東情勢が緊迫する中ついにA明石舞子K子供B防衛隊も海外に行くこことなった。

  健  海外と言っても淡路島だがこの金のないブログにとっては大変なことなのだ。

  舞子 子供の日の記念特番よね。

  明  目指すは徳島藩松帆の浦台場。

  健  我々はすでに明石藩舞子台場を調査した。

  舞子 連載小説AKB 10 第13話 明石舞子砲台ではなくて明石藩舞子台場だった(2017.3.3)をもう一度見て下さいね。

        

  明  我々を乗せた「まりん・あわじ」は桟橋を離れて淡路島の岩屋港に向けてスピードを上げる。

  健  最新式の双胴船で航海速力は24ノット最高速力は27ノット岩屋港まで僅か15分だ。

  舞子 双胴船だから船幅は8メートルもあって広々、乗り心地もいいのです。 

        

  舞子 私たちの基地の明石藩舞子台場がみえるわ。マンションに囲まれてわかりにくいけど。

  健  それに比べた徳島藩松帆の浦台場はまるで森の中の秘密基地のようだ。

  明  これは相当に困難な任務になるかも知れない。

        

  明  岩屋港に上陸した我々は直ちに調査を開始いたが案内の看板も見当たらない。

  健  工事のおじさんに聞いたが誰も知らない。

  明  もしかしたら徳島藩松帆の浦台場は今も秘密基地かも知れない。とにかく海岸に沿って進んでみよう。

  舞子 砂浜と言うよりは石浜。とっても歩きにくい。

  健  建物の下まで来てしまったが何も無い。どうも通り過ぎてしまったらしい。

  明  もしかしたらあの謎の神社が秘密基地の入口だったかも知れない。

          我々は滑りやすいコンクリートの上を困難な退却をした。予想以上に苛酷な任務である。    

        

  明  きっとこの神社が秘密基地の入口だ。

  健  この石に松帆の浦と書いてある。やっぱりここが入口だったのだ。

  舞子 中は広い基地になっているわ。

        

  健  石垣と看板がある。

  明  読みにくい看板だ。しかし、我々は難しい漢字は読めないのであらかじめ調査をしている。   

          松帆の浦台場跡

   文久3年7月(1863年)阿波藩領主蜂須賀候は徳川幕府将軍家茂の命でこの地に明石海峡をと通る外国艦隊を迎撃

  するための大砲を据え一大砲塁とした。砲塁は真北、明石天文台の方向にむきへへ型に土塁が築かれている。海に面した

  土塁の基礎部分は高さ約2米の花崗岩の切石で築かれており、その上部は50度急傾斜で粘土が盛られている。土塁の

  高さは約9米、土塁の最上部は巾4米あり土塁の内側は頂上部から1.2米が切り取られて防御壁となっている。さらに
 
  二段低くなっていてこの上部に大砲を据えつける場所となっていた。

   警備係は阿波藩中老職の寺沢男也以下70名の藩士と附近の村から260名を併せ四中隊を組織し、台場の中央部の

  の広場で連日練兵を行った。また台場の中には会議所、兵卒休息所が軒を連ねていた。

   この高台は当時の砲塁跡で、三方を石垣で囲んでいるこの場所は火薬所の跡であります。

          海面をにらむ13砲門  松帆の浦台場の図  さすがにこの図は判読不能

   と書いてあるらしいがそれにしたも読みにくい。郷土の誇りに満ちた文章であるのに残念なことである。

  健  この看板によれば阿波藩松帆の浦台場は江戸のお台場の様な砲台らしい。

  明  当時の最新式の洋式砲台だ.

  舞子 私たちの明石藩舞子台場は総石造りの要塞だから明石の勝ちね。

  明  一概には言えない。土の方が砲弾の爆発の力を吸収してくれるし、大きなものができるから危険の分散もできる。

     薩英戦争や下関戦争でも砲戦にによる死者は驚くほどすくない。薩英戦争で台場で戦死したのは一人だけ、下関

     戦争の長州藩士の死者は18名だが上陸した敵との地上戦での戦死が大半だ。要するに立地と目的だ.

  健  舞子は兵庫や京・大坂に近いし旅人も多い交通の要衝だから見た目も考えて総石造の要塞になたと思う。それに

     明石藩の前藩主の八代藩主・松平斉宣は11代将軍家斉の26男が養子で明石藩主となっていたので幕府が一万両

     もの金を出したのだと思う。幕府の威信がかかっていた。  

  舞子 260名もの漁師さんやお百姓さんも武士と一緒に守っていたのね。

  明  逃げた敵を追いかけるために大砲を乗せた船も用意していたらしい。きっと漁師さん達が漕いだのだ。明石海峡の

     平和と安全を守るために。

  舞子 私たちの先輩なのね。

  健  さすがは間違いとは言え3回も砲撃した徳島藩だ。

    詳しくは 連載小説AKB 10 第13話明石舞子砲台ではなくて明石藩舞子台場だった(2017.3.3)をご覧下さい。 

          

  明  この火薬庫の石垣はコンクリートと塩ビ管を使用している。近年に修復したようだ。

  健  ここが大砲を据えつけた場所だ。潮に乗った船はあっという間に通り過ぎてしまう。いつでも大砲が打てるように

     訓練していたのだ。厳しい任務だ。  

        

  明  土塁の上から明石海峡が見える。

  舞子 ちょうど海の向こうの明石海峡大橋の付け根に明石藩舞子台場があるのね。

  健  淡路と舞子の両方から明石海峡を守っていたのだ。

  明  我々もA淡路舞子K子供B子供防衛隊として明石海峡の平和と安全を守らなければならない。

  舞子 緑色の船の舳先の上に明舞センタービルが見えている。

  健  もうすぐ取り壊しになる明舞センタービルの最後の勇姿だ。

       

  健  実に困難な任務であったが我々は徳島藩松帆の浦台場の調査を無事に終えた。

  舞子 また淡路島に来たいわね。

  明  A明石舞子K子供B子供防衛隊とA淡路舞子K子供B子供防衛隊これは忙しくなる。  
        


            UR賃貸 10の団地と10話の物語

          「団地小説短編集」500円+税

             明石市松が丘2丁目3-7

         明石舞子団地 明舞センター 松が丘ビル2階

             ザ・ダイソー明舞団地店 西隣

              明舞書店で好評発売中

          連載小説AKB 1~8話を収録しています。

           9話からはバックナンバーでご覧下さい。



       
ジャンル:
ウェブログ
この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 番外編 8 夢か幻か モノレ... | トップ | 小説タウンハウス 3 再録小... »
最近の画像もっと見る

日記」カテゴリの最新記事