イノさんシゲさん

井上出と重松彬の往復メール

まぐろ(イ)

2008-12-08 17:31:40 | Weblog
平成20年12月8日           



【マグロの話】



マグロの資源を確保しなければならないと言う事で漁獲制限が毎年厳しくなって来て居りいずれ寿司屋でマグロを食べられなくなるのではないかと言う心配をする人が多くなって来ました。



日本のス-パ-で売られて居る「日本産」マグロと表示されて居る物は日本の漁船が獲った物と言う意味ですからインド洋であろうと太平洋であろうと日本船が捕獲したマグロは「日本産」となるのです。 日本に続いてNO. 2は台湾でマグロ漁獲量は約85万トンです。



もう皆さん御承知と思いますがマグロはエラに水を送り込む仕組を持たない為停止すると酸素欠乏で死んで終う為に眠って居る間も含めその口をあけて泳ぎ続けています。 しかもそのスピードは通常40KM/時そして最高速度は120~130KM/時と言うのですから驚きです。



国際的な漁業規制強化は今後も強まる事は間違いない訳でマグロの養殖が急がれるのですがそれも従来の様に稚魚を捕って来て大きなイケスで育てる事ではその数も限られて来ますし又前述の様に高速で泳ぐマグロには大きなイケスが必要ですからマグロの養殖は大変な事です。



併し大手商社の双日が設立したマグロ資源の有効利用を目指す「双日ツナファ-ム鷹島(株)」の様にマグロの国内養殖事業に進出するところは今後増えて来ると思いますし又稚魚からではなく卵からマグロを養殖する実験も成功した事から養殖マグロが近い将来国内消費の主流を占める様になると考えられますので日本の食卓からマグロが消える事はないと思います。



井上 出