聖書の言葉： 正義が造り出すものは平和であり、正義が生み出すものは、とこしえに安らかな信頼である。（イザヤ書 32.17）
祈 り： 神さま。正義にもとづく平和を、正義が生みだす信頼を、私たちに与えてください。アーメン
コ メ ン ト： 正義に根ざし、真実にもとづく信頼（関係）こそ、私たち人間にとってなくてはならないものです。
聖書の言葉： 見る者の目は曇らされず、聞く者の耳は良く聞き分ける。軽率な心も知ることを学び、どもる舌も速やかに語る。（イザヤ書 32.3-4）
祈 り： 神さま。プロパガンダに惑わされずに、すべての人たちが、それぞれ学び、語り合うことのできる平和な世界を実現することができますように。アーメン
コ メ ン ト： 私たちは軽率にもプロパガンダに惑わされてしまいます。でも真実を見つめ、聞いて、それぞれが声をあげることができますように。
聖書の言葉： 森には雹が降る。町は大いに辱められる。すべての水のほとりに種を蒔き、牛やろばを自由に放つあなたたちは、なんと幸いなことか。（イザヤ書 32.19-20）
祈 り： 神さま。森にも、町にも、崩壊のときが来るかもしれません。どうか人間としてしあわせに生きる道を示してください。アーメン
コ メ ン ト： たとえ双方に戦争への意志がなくても、いつ戦争になるかもしれません。いつも犠牲になるのは、国境周辺の地域です。周辺地域に犠牲を及ぼさないために何をしたらよいのかを最優先に考えるべきです。
聖書の言葉： わが民は平和の住みか、安らかな宿、憂（うれ）いなき休息の場所に住まう。（イザヤ書 32.18）
祈 り： 神さま。東アジアのすべての諸国の人たちが、世界中の人たちが、「憂いなき休息の場所」に住まうことができますように。今、私たちのいる場所を「平和の住みか」とすることができますように。アーメン
コ メ ン ト： 普天間基地周辺の騒音がまたひどくなっています。新聞を読まなくても、世界情勢がわかります。
聖書の言葉： あなたがたはその実で彼らを見分ける。（マタイによる福音書 7.20）
祈 り： 神さま。人を見分けることは、むずかしいことです。でも空いてを愛するためにこそ、その＜相手＞を見抜くことができますように。アーメン
コ メ ン ト： ＜相手＞に騙され、言いなりになってしまえば、その＜相手＞を愛することはできません。神さまに導かれながら＜相手＞を見抜くことが大切です。
聖書の言葉： 良い実を結ばない木はみな、切り倒されて火に投げ込まれる。（マタイによる福音書 7.19）
祈 り： 神さま。私たちの心の中にある悪い思いが、あなたによって新たにされ、良い実を結ぶことができますように。アーメン
コ メ ン ト： 世の中には、良心や善意を持てない人がいます。①暴力によって自分の思いを実現し、反社会的なこと（たとえば戦争）をする人、②愛をもって共生しようとしない人、③平気で嘘をつく人‥‥。火で焼かれるべきですが、神さまはその人にも新たな生命を与えてくださいます。
聖書の言葉： 良い木が悪い実を結ぶことはなく、また、悪い木が良い実を結ぶこともできない。（マタイによる福音書 7.18）
祈 り： 神さま。主イエスに結びついて、良い木となり、良い実を結ぶことができますように。アーメン
コ メ ン ト： たとえ暴風雨が吹き荒れようとも、主イエスに結びつくときに、私たちは良い木となり、良い実をたくさん実らせることができます。
聖書の言葉： すべて良い木は良い実を結び、悪い木は悪い実を結ぶ。（マタイによる福音書 7.17）
祈 り： 神さま。あなたに造られた私たちが、あなたに支えられながら、良い実を結ぶことができますように。アーメン
コ メ ン ト： 私たちは、神さまの被造物であり、すべての人間は良い実を結ぶことができるはずです。それなのに、悪い実を結ぶことがあります。私たちが自己中心に生きることをやめ、自分を生かし、さまざまな人と真実に歩むなら、必ず、良い実を結ぶことになるでしょう。
聖書の言葉： あなたがたは、その実で彼らを見分ける。茨からぶどうが、あざみからいちじくが採れるだろうか。（マタイによる福音書 7.16）
祈 り： 神さま。戦争によって悲惨な結果が生み出される前に、戦争そのものが罪悪であると知ることができますように。アーメン
コ メ ン ト： 戦争は避けられない、戦争はやむをえないという声が高まっています。戦争は避けられるという声に、もっと耳を傾け、戦争を避けるためにもっと努力するべきです。
聖書の言葉： 偽預言者を警戒しなさい。彼らは羊の皮を身にまとってあなたがたのところに来るが、その内側は貪欲な狼である。（マタイによる福音書 7.15）
祈 り： 神さま。偽りの平和を語る人を警戒し、偽りの平和を呼びかける人の誘いを拒否することができますように。アーメン
コ メ ン ト： 力によって平和を達成することはできません。「テロに屈するな！」、「現実的な脅威に、現実的に対応すべきだ！」という声に屈することなく、暴力によらない平和を実現することが求められています。
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聖書の言葉： 霊が人間を去れば、人間は自分の属する土に帰り、その日、彼の思いも滅びる。（詩編 146.4）
祈 り： 神さま。私たちをあなたの霊によって、生かしてください。土に属する私たちの身体と精神を、これからも祝福し、支えてください。アーメン
コ メ ン ト： 私たちの身体も精神も、土からつくられた小さなものにすぎません。でも神さまは、私たちが誕生したそきから、私たちの身体と精神を祝福し、支えてくださいます。
聖書の言葉： 君侯に依り頼んではならない。人間には救う力はない。（詩編 146.3）
祈 り： 神さま。力をもって相手を押さえるのではなく、「あなたの力に基づく愛」によって、平和を達成することができますように。アーメン
コ メ ン ト： 相手がどんなに優れた者、力ある者と思われようとも、人間に頼るべきではありません。
聖書の言葉： 命のある限り、わたしは主を賛美し、長らえる限り、わたしの神にほめ歌をうたおう。（詩編 146.2）
祈 り： 神さま。＜私＞は、あなたに生かされ、この地上に生きるあらゆるものとともに、いのちを響かせあい、あなたを賛美します。アーメン
コ メ ン ト： 主を賛美するとは、いのちを与えられているものが、そのいのちを響かせ合うことです。そして響命する（＝いのちを響かせ合う）ことこそが、生きることの意味です。
聖書の言葉： ハレルヤ。わたしの魂よ、主を賛美せよ。（詩編 146.1）
祈 り： 神さま。＜私＞が生きている限り、あなたを賛美します。あなたが＜いのち＞を与え続けてくださるからです。アーメン
コ メ ン ト： 復活の主が、暗闇の中にあっても、私たちに光を注ぎ、私たちを生かしてくださいます。生きている限り、私たちは、主を賛美することができます。あなたの恵みを受けて咲き誇る「野の花」のように‥‥。
聖書の言葉： 御使いは、マグダラのマリアともう一人のマリアに言った：恐れてはいけません。あなたがたが十字架につけられたイエスを捜しているのを、私は知っています。（マタイによる福音書 28.5）
祈 り： 神さま。私たちが、復活されたイエスを捜すとき、どうか見つけだすことができますように。アーメン
コ メ ン ト： 復活の光が輝いています。私たちは、闇の中にあってもおそれることなく、勇気をもって歩むことができます。
