聖書の言葉： キリストは言われる:私はアルファであり、オメガである。初めであり、終わりである。渇いている者には、命の水の泉から価なしに飲ませよう。（ヨハネの黙示録 21.6）
祈 り： 神さま。初めから終わりまで、いつも私たちとともにいてくださる方が、私たちを生かすために命の水を与えてくださることを感謝します。あなたのもとで、隣り合って存在するさまざまな人たちとともに、命の水を飲み続けることができますように。アーメン
コ メ ン ト： 渇いている者は、価なしに、命の水の泉から飲むことができます。キリスト者の教会は、このことを、全世界に示すべきです。
聖書の言葉： 神はキリストによって世を御自分と和解させ、人々の罪の責任を問うことなく、和解の言葉をわたしたちにゆだねられた。（コリントの信徒への手紙(2) 5.19）
祈 り： 神さま。あなたが主イエスによって、和解の言葉をゆだねてくださったことを感謝します。和解の務めを果たすことができますように。アーメン
コ メ ン ト： 私たちに許されていること、私たちにできること、私たちがしなければならないことは、「和解する」ということだけです。和解すること、平和をつくり出すこと、共存すること、それだけが私たちに求められていることです。
聖書の言葉： 主なる神は言われる：その日が来ると、わたしは真昼に太陽を沈ませ、白昼に大地を闇とする。（アモス書 8.9）
祈 り： 神さま。私たちは、真昼に太陽を沈ませ、白昼に大地を闇としようとしています。でも、それはあなたの思いではないので、私たちは生き続けています。あなたの憐れみによって、私たちがみずからのおかしさに気づくことができますように。アーメン
コ メ ン ト： 辺野古で、東京で、日本政府がしていることは、真昼に太陽を沈ませ、白昼に大地を闇とするようなことです。神さまが生きて、私たちを愛しているから、そうならないだけのことです。
聖書の言葉： イエスは言われた：わたしは世の光である。わたしに従う者は暗闇の中を歩かず、命の光を持つ。（ヨハネによる福音書 8.12）
祈 り： 神さま。「世の光」によって、この世にあるものを見極め、「命の光」によって、自分を真実に見つめ、暗闇の中にあっても、自分を生かしながら、隣り合って存在するさまざまな人たちと関わることができますように。アーメン
コ メ ン ト： 暗闇の中にあっても、迷わず、自分を見失わず、隣り合って存在するさまざまな人たちとともに歩むことができるのは、私たちに「光」が与えられているからです。
聖書の言葉： 憐れみ豊かな神は、わたしたちをこの上なく愛してくださり、その愛によって、罪のために死んでいたわたしたちをキリストと共に生かしてくださいます。（エフェソの信徒への手紙 2.4-5）
祈 り： 神さま。罪のために死んでいる私たちを、キリストとともに、愛を持って生きることができるようにさせてください。アーメン
コ メ ン ト： 「罪のために死んでいる」とは、私たちが身体的に生きていても、自分に注がれる「愛」に生きることができなくなり、その結果、みずからも他者に「愛」を注ぐことができなくなることです。神さまの「愛」によって、私たちは、人間として、愛を持って、共感し合い、支え合いながら生きることができます。
聖書の言葉： イエスは言われる：あなたがたには世で苦難がある。しかし、勇気を出しなさい。わたしは既に世に勝っている。（ヨハネによる福音書 16.33）
祈 り： 神さま。私たちには、この世で、苦難を受けることがあります。しかしこの世で、すでに苦難の道を歩まれた主イエスが、私たちとともに歩んでくださいます。主イエスによって、苦しみを克服し、主イエスの栄光にあずかることができるよう、どうかお導きください。アーメン
コ メ ン ト： いくつもの障害物を乗り越え、苦難が襲ってくるにも関わらず前進し続けることは、自分ひとりの力だけでは不可能なことです。でも、お互いに支え合って、そして苦難を乗り越えて歩まれた主イエスに支えられて、私たちは前進できるでしょう。
聖書の言葉： 生涯の日を正しく数えるように教えてください。知恵ある心を得ることができますように。（詩編 90.12）
祈 り： 神さま。＜私＞に与えられている時を生かすことができますように。あなたに与えられた知恵を生かし、心をもって、人と向き合い、対話しながら、歩むことができますように。アーメン
コ メ ン ト： 神さまが、それぞれに、時を与えてくださいます。その時を、生きるために、愛するために、共感し合うために、用いることができますように。
聖書の言葉： 神に感謝します。神は、わたしたちをいつもキリストの勝利の行進に連ならせ、わたしたちを通じて至るところに、キリストを知るという知識の香りを漂わせてくださいます。（コリントの信徒への手紙(2) 2.14）
祈 り： 神さま。私たちをいつも、キリストの勝利の行進に連ならせてくださることを感謝します。キリストの知識を身にまとって、恐れることなく、前進することができます。アーメン
コ メ ン ト： 私たち自身が先頭にたって前進しなければならないのなら、不安で足がすくむかもしれませんが、キリストの勝利の行進に連なって歩むなら、恐れることはありません。キリストの知識を身にまとって、前進することができます。
聖書の言葉： 主は、わたしを光に導き、わたしは主のみ業を見る。（ミカ書 7.9）
祈 り： 神さま。＜私＞を光に導いて、あなたのみ業を見させてください。＜私＞は、希望をもって前進することができるでしょう。アーメン
コ メ ン ト： 神さまが、私たちを光に導いてくれます。だからこそ、私たちは、目の前のできごとに不安にならずに、希望を持って、来たるべき朝を目ざして前進することができます。
聖書の言葉： わたし自身が町を囲む火の城壁となると、主は言われる。わたしはその中にあって栄光となる。（ゼカリヤ書 2.9）
祈 り： 神さま。あなた御自身が、私たちの城壁となってくださるので、私たちは、何も恐れることなく、平和な日々を歩むことができます。あなたの栄光を、ますます輝かせてください。アーメン
コ メ ン ト： 神さまが、私たちを囲む「火の城壁」となってくださいます。この世の権力は、私たちの心や、日々の歩みに対して、何もすることができません。恐れることなく、歩んでいきましょう。
聖書の言葉： イエスは、近寄って来て言われた。「わたしは天と地の一切の権能を授かっている」。（マタイによる福音書 28.18）
祈 り： 神さま。主イエスの権能のもとで、私たちが、主イエスに倣い、弱く、小さく、苦しむ者として、しかし愛と勇気と喜びを持って、歩むことができますように。アーメン
コ メ ン ト： この世で、もっとも小さい者、弱い者となられ、常に小さい者、弱い者とともに存在し、この世の権力に翻弄され、抑圧され、十字架にかけられた主イエスこそ、天と地の一切の権能を神から与えらた方です。地上のどんな権力者も、主イエスと私たちの関係をこわすことはできません。
聖書の言葉： わたしたちが互いに愛し合うならば、神はわたしたちの内にとどまってくださり、神の愛がわたしたちの内で全うされているのです。（ヨハネの手紙(1) 4.12）
祈 り： 神さま。私たちが互いに愛し合うときに、あなたは私たちとともにいてくださり、私たちの愛を支えてくださいます。あなたとともに、あなたの愛のうちに歩むことができますように。アーメン
コ メ ン ト： 弱さを互いに認め合い、それゆえに相手と支え合い、神さまの力に生きる者こそが、ほんとうに強い人間です。みんなが戦争に賛成しても、反対し、決して暴力を奮わない者こそが、強い人間です。
聖書の言葉： キリスト・イエスによって命をもたらす霊の法則が、罪と死との法則からあなたを解放したからです。（ローマの信徒への手紙 8.2）
祈 り： 神さま。比較と競争の法則、暴力と戦争の法則、罪と死の法則に生きることをやめ、いのちをもたらす霊の法則に生きることができますように。アーメン
コ メ ン ト： 「罪と死の法則」に生きるのではなく、「命をもたらす霊の法則」によって生きる者となりましょう。私たちは、イエス・キリストによって、そのように歩みに招かれています。
聖書の言葉： キリストは言われる：見よ、わたしは戸口に立って、たたいている。（ヨハネの黙示録 3.20）
祈 り： 神さま。キリストが、私たちの心の戸口に立って、たたいています。その呼びかけに応じる者となれますように。アーメン
コ メ ン ト： 私たちの心の扉は、いつも誰かによって、たたかれています。その招きに応じ、心を開き、相手を思い、ともに歩むことができますように。
聖書の言葉： あなたがたも忍耐しなさい。心を固く保ちなさい。主が来られる時が迫っているからです。（ヤコブへの手紙 5.8）
祈 り： 神さま。暗闇の中で光を見させてくださることを感謝します。その光が、この世の隅々にまで照り渡る時が迫っています。朝が来て、真昼がやって来ます。その時まで、あなたが守り導いてください。アーメン
コ メ ン ト： 嵐は、過ぎ去ります。トンネルには、かならず出口があります。解放の時が迫っています。
