イ エ ス 共 同 体 の 祈 り

<祈りの言葉>を毎日、お送りしています

  ―― ぎのわんイエス共同体 ――

2012年7月31日:祈りの言葉

2012-07-31 | インポート

聖書の言葉: あなたが水の中を通るときも、わたしはあなたと共にいる。大水の中を通っても、あなたは押し流されない。(イザヤ 43.2)



祈   り: 神さま。いつも私とともにいてください。たとえ大水が襲ってきても、私は押し流されることはないでしょう。そのことを覚え、私もまた、大水に襲われた人たちと、ともにいることができますように。アーメン



コ メ ン ト: 「神さま」は、大水に襲われた人たちと、ともにおられます。問題は、「私たち」が、大水に襲われ、その結果、亡くなられた人たち、あるいは生き延びた人たちと、ともにいることができるかということです。





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2012年7月30日:祈りの言葉

2012-07-30 | インポート

聖書の言葉: 御名を知る人はあなたに依り頼む。あなたを尋ね求める人は見捨てられることがない。(詩編 9.11)



祈   り: 神さま。私があなたに顔を向け、あなたに呼びかけるとき、あなたが、私に顔を見せ、語りかけてくださることを感謝します。どうか私を見捨てないでください。私たち人間が、お互いに、相手を見捨ることがないように、私たちを見守ってください。アーメン



コ メ ン ト: 「見捨てられること」こそが、私たち人間の最大の苦しみです。 ある人を見捨てることは、暴力行為です。「見捨てられた人」は、「見捨てた人」を見捨てるか、「自分」を見捨てるかのどちらかの行動をとるようになります。でも、神さまは、誰も見捨てません。





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2012年7月29日:祈りの言葉

2012-07-29 | インポート

聖書の言葉: 光の子として歩みなさい。 ―― 光から、あらゆる善意と正義と真実とが生じるのです。(エフェソの信徒への手紙 5.8-9) 



祈   り: 神さま。あなたの光に照らされて、隣り合って存在するさまざまな人たちとともに、善意をもって、正義を行い、真実に歩むことができますように。アーメン



コ メ ン ト: 「善意」とは、自分の意志ではなく、相手の思いを大切にすること、「正義」とは、いま、ここで、正しいと思われることをすること、「真実」とは、自分を偽らずに歩むことです。 





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2012年7月28日:祈りの言葉

2012-07-28 | インポート

聖書の言葉: 死ぬべきものは、死なないものを必ず着ることになる。(コリントの信徒への手紙(1) 15.53)



祈   り: 神さま。私たちは、いま、ここで、生きています。いまというこの時、この場所は、永遠に戻ってきません。でも、あなたが、私たちを愛し、永遠のいのちで生かし、ともにいてくださいます。どうか私たちとともにいて、私たちに朽ちることのない愛の実を結ばせてください。アーメン



コ メ ン ト: 「死ぬべきもの」(いま、ここにあるもの=もの、肉体)の中に、「死なないもの」(永遠に存在するもの=理念、魂)があるのではなく、「死なないももの」は外部からやってきて、私たちを固くとらえます。





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2012年7月27日:祈りの言葉

2012-07-27 | インポート

聖書の言葉: 恵み深い主に感謝せよ。慈しみはとこしえに。(詩編 136.1)



祈   り: 神さま。あなたに感謝します。あなたは、いま、ここで、私とともにいて、私を見守っていてくださいます。あなたは、とこしえに、私とともにいて、私を見守っていてくださいます。アーメン



コ メ ン ト: とこしえに、そうであるということは、いま、ここでも、そうであるということです。





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2012年7月26日:祈りの言葉

2012-07-26 | インポート

聖書の言葉: お互いの間でも、すべての人に対しても、いつも善を行うよう努めなさい。(テサロニケの信徒への手紙(1) 5.15) 



祈   り: 神さま。あなたは「私」にも、「私たちすべてのもの」にも、愛と恵みと祝福を与えてくださいます。あなたから与えられたものに生き、私たちも、隣り合って存在するさまざまな人たちと、ともに力強く、歩むことができますように。アーメン



コ メ ン ト: 「お互いの間」(家族、学校、地域、教会‥‥の中)でも、「隣り合って存在するさまざまな人たち」に対しても、「すべての人」に対しても、いつも祈り、善を行い、平和を追い求るべきです。





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2012年7月25日:祈りの言葉

2012-07-25 | インポート

聖書の言葉: あなたは罪を赦す神。恵みに満ち、憐れみ深い方。忍耐強く、慈しみに溢れる方。(ネヘミヤ記 9.17)



祈   り: 神さま。歴史の中で私たちが犯した罪、日々の生活の中で私が犯した罪をお赦しください。あなたは、恵みと憐れみに満ち、忍耐強く、私たちを常に見守ってくださいます。アーメン



コ メ ン ト: 罪とは、歴史的、実存的なものです。それは人間の現実の姿のことです。抽象的な、時空を越えた罪など、どこにも存在しません。





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2012年7月24日:祈りの言葉

2012-07-24 | インポート

聖書の言葉: あなたたちに先立って進まれる神、主が、あなたたちのためにたたかわれる。(申命記 1.30)



祈   り: 神さま。あなたは、私たちに先立って歩まれるかたです。あなたを盾とし、私たちは、安心してあなたとともに歩むことができます。どうかあなたのもとで、それぞれが自分を生かし、隣り合って存在するさまざまな人たちとともに、力強く歩むことができますように。アーメン



コ メ ン ト: 神さまが、私たちのために、たたかってくださる。だから、私たちもたたかわなければ‥‥ということではなく、私たちに求められていることは、その神さまを愛すること、そしてその神さまが造られたあらゆるいのちを守り、その神さまが愛されたあらゆる人を愛することです。





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2012年7月23日:祈りの言葉

2012-07-23 | インポート

聖書の言葉: 主を求めよ、そして生きなさい。(アモス書 5.6) 



祈   り: 7月23日<祈り> 神さま。私の経験に頼るのでも、人類の経験をもとに新たな道を探るのでもなく、あなたにすべてをゆだね、あなたによって、生かされる者となりますように。どうか私とともにいて、私を見守ってください。アーメン



コ メ ン ト: 困難な状況に置かれている人に神さまが伝えようとしていることは、「主を求め、生きなさい」ということです。自分の経験の延長に生きるのではなく、この世の知恵に頼るのでもなく、大胆に、力強く、未知なるものとの体験を求め、新しい可能性に向かって歩むべきです。





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2012年7月22日:祈りの言葉

2012-07-22 | インポート

聖書の言葉: あなたがたはもはや、外国人でも寄留者でもなく、聖なる民に属する者、神の家族です。(エフェソの信徒への手紙 2.19)



祈   り: 神さま。あなたが、私を、隣人を、異邦人を‥‥、聖なる民に属する者、神の家族の一員としてください。アーメン



コ メ ン ト: キリスト教の信者であっても、なくても、人間はすべて同じ
「聖なる民に属する者」「神の家族」になれることを、キリスト教の信者こそが宣べ伝えるべきではないでしょうか。





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2012年7月21日:祈りの言葉

2012-07-21 | インポート

聖書の言葉: あなたがたの名が天に書き記されていることを、喜びなさい。(ルカによる福音書 10.20)



祈   り: 神さま。あなたは、私たちの言葉や行動を常に見ておられます。あなたに喜ばれるものとなれますように。あなたの喜びこそ、永遠の喜びであり、また、私たちの日々の喜びです。アーメン



コ メ ン ト: <虫の眼>で、目先のことばかりを見て、一喜一憂するのではなく、<鳥の眼>で、将来を見据えて、現在の問題点を明らかにし、それを克服することが大切です。さらには<天の眼>で、私たち人間の在り方や、その歴史を見たら、どうでしょうか。その日、その時だけの、喜びではなく、永遠に続く喜びを追い求めて歩む者となりましょう。





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2012年7月20日:祈りの言葉

2012-07-20 | インポート

聖書の言葉: キリストは、わたしたちの平和です。(エフェソの信徒への手紙 2.14)



祈   り: 神さま。平和を与えてください。愛を与えてください。あなたの力に守られて、私たちは、キリストの招きに応じ、平和を目ざして歩むことができるでしょう。アーメン



コ メ ン ト: 私たちに迫ってくるキリストの言葉と愛に私たちが「共感」を歩覚えるときに、隣り合って存在するさまざまな人たちとともに平和に歩むことができます。この世は、争いに満ちています。しかし私たち人間には「共感する力」が備わっています。平和のために祈り、平和のために行動しましょう。脱原発の集会、オスプレイ配備反対の集会‥‥いろいろな課題が続いています。





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2012年7月19日:祈りの言葉

2012-07-19 | インポート

聖書の言葉: あなたの敵が飢えていたら食べさせ、渇いていたら飲ませなさい。(ローマの信徒への手紙 12.20)



祈   り: 神さま。日々の糧が与えられ、生かされていることを感謝します。すべての人たちの<いのち>が守られますように。そして<いのち>を大切にしながら、ともに歩むことができますように。アーメン



コ メ ン ト: <食べること>、<飲むこと>、<生きること>は、すべての人たちに与えられている「権利」です。飢えている人がいたら食べさせ、渇いている人がいたら飲ませる‥‥そこからすべてが始まります。





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2012年7月18日:祈りの言葉

2012-07-18 | インポート

聖書の言葉: キリストの愛が、私たちに強く、迫っている。(コリントの信徒への手紙(2) 5.14)



祈   り: 神さま。私たちに強く、迫ってくるキリストの愛に生きることができますように。私たちも、あなたを、そして隣り合って存在するさまざまな人たちを、愛することができますように。アーメン



コ メ ン ト: 愛は、私たちの外から、私たちに、力強く、迫ってきます。それは神の愛です。私たちは、イエスの愛を知り、時空を越えて私たちに迫ってくるキリストの愛を知り、神の愛を受け、「愛する者」となり、他者を愛することができます。 





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2012年7月17日:祈りの言葉

2012-07-17 | インポート

聖書の言葉: イスラエルの中にわたしがいることを、お前たちは知るようになる。わたしは、お前たちの神なる主、ほかに神はいない。(ヨエル書 2.27)



祈   り: 神さま。あなたは、私たちが求める前から、従う前から、私たちの中にいてくださいます。そのことを、心から感謝します。どうか私たちが、あなたとともに歩むことができますように。アーメン



コ メ ン ト: かつて「イスラエル」に語られたこの言葉を、教会が自分に都合よく「今や、教会だけに語られている言葉だ」と拡大解釈することはできません。拡大解釈するとしたら、「どのような人たちであろうとも、神さまが導こうとする人たちの中に、わたしはすでにいる」と理解すべきです。 





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