虚言回し

メイポ関連以外をごっそり消してみた。メイポ小説はカテゴリの「ジャクム討伐」の「プロローグ」から順にからどうぞ。

オルビス 後4日 会見

2005-07-28 | ジャクム討伐。
「マスター。ニルファン、シルヴァーナ両殿下をお連れしました」  オルビスギルド庁舎最上階、うららかな午後の陽光が差しこむギルドマスターの執務室にノックの音が響き、続いてエゾアの低く凛と通る声が聞こえた。  ユービンは椅子から立ち上がり「お通ししろ」と短く伝える。  正面の両開きのドアがゆっくりと開かれる。  その向こうには二人のエルナーが立っていた。  白い肌、蒼い髪、赤い瞳。  その特徴を持った . . . 本文を読む
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4日目 オルビス到着

2005-07-25 | ジャクム討伐。
「見えた!すげぇ!本当に浮いてる!」  歓声を上げたのは支馬だ。  甲板から船の前方を見ると、雲の切れ間から大気に霞んで巨大な土塊が宙に浮いているのが見える。  オシリス大陸文明の輝ける遺産、巨大浮遊島オルビスだ。  それは底の広い三角錘をひっくり返したような形で、周囲には同じ様な形をした大小様々な島々が浮いている。三角錐の天頂付近からは地上に向けて一本の太いすじが見えた。あれがオルビス塔か。   . . . 本文を読む
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エリニア〜オルビス 3日目 夜

2005-07-22 | ジャクム討伐。
 果ての見えぬ暗闇の中、輝く無数の光点に照らされた飛空船は、未だ見ぬ天の彼方を進むが如く。  結局随分遅い時間まで稽古ををつけてやることになった。明日も船がオルビスにつくまでの時間、また色々教えてくれと言っていたが、どうだろう。随分フラフラになって帰っていったから明日は筋肉痛で動けないんじゃないかしらん。  しかし人にモノを教えるというのも楽しいものだ。普段自分では意識せずにやっている事を、人に教 . . . 本文を読む
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エリニア〜オルビス 3日目 午後

2005-07-19 | ジャクム討伐。
 ゼロの事を考えていた。  嵐太郎は食堂でシルヴァーナと別れた後、ゼロの様子を見に彼の部屋に向かった。  部屋の前にはノーマンが立ったまま文庫本を読んでいた。何故部屋の中で読まないのかと聞くと、中はどうしても居辛いのだと言う。  部屋の中にはゼロがいる。一晩たって十分に回復しているし目も覚めているようなのだがいつまでもベッドの上段から起きて来ない。時折、発作的に湧き上がってきた何かを堪える様な引き . . . 本文を読む
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【 退屈の使者 】  作・Evablack

2005-07-18 | 投稿
 友人の投稿作品を載せて見ます。  ショートショートショートくらい?  …別に自分の方のがなかなか書けないからお茶を濁そうとかそういうのじゃないよ?ないよ? ――――――――――――――――――――――――――――――――― 【 退屈の使者 】  作・Evablack 「なあ、地図って知ってるか?」  アイフが言ってくる。 「チズ?」 「そう。なんか、この世の陸地のことが全て書き記された紙の . . . 本文を読む
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オルビス 第一宿舎

2005-07-14 | ジャクム討伐。
 オルビス島、港に隣接する場所にある奪還隊の冒険者のための宿舎。  チーム「裸」副リーダー、良牙。奪還隊においてもNo2の立場にいて隊の編成に忙しく立ち回る彼はこの場所にいた。 「――という手筈になります。危険ですが、ソラさんのチームになら任せられるとの総隊長の判断です」 「分かったわ。我が「望」の力、存分に見せてやりましょう」  オルビス塔内掃討作戦。  その先鋒を命じられたチーム「望」のリーダ . . . 本文を読む
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エリニア〜オルビス 3日目 食堂

2005-07-13 | ジャクム討伐。
「あれ?違うの?」  嵐太郎とシルヴァーナの反応に風夏は自分の考えが間違っていたらしいと気付く。 「ば、バカだな。何でそうなるのさ。彼女とは昨日知り合ったばかりなんだよ?」  ちょっと声が上ずったかもしれない。  相手は王女様だ。恋人などととんでもない。 「そうよ。違うわ。」  シルヴァーナがはっきりと言う。嵐太郎の胸に何かがぐさりと突き刺さる。身に覚えの無い何かが。  シルヴァーナは少し思案顔に . . . 本文を読む
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エリニア〜オルビス 3日目 正午

2005-07-11 | ジャクム討伐。
 目が覚めてベッドから起き出した時には部屋にはもう誰も居なかった。  寝室を出てメインルームを覗いた嵐太郎は最初そう思ったが違った。ハシが寝ていた。寝室の扉の位置からは背もたれの影になって見えなかったが、外を見ようと嵐太郎が窓に近づいたところで、ソファーに横になっているハシに気付いた。妙によい体制で寝ている。真っ直ぐに体を伸ばし、手はみぞおちのところで組んで、しっかりと目と口を閉じている。いびきも . . . 本文を読む
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エリニア〜オルビス 3日目 食料庫

2005-07-05 | ジャクム討伐。
船員A「で、ニンジンがどこに置いてあるって?」 船員B「手前から4番目の左…ここだね」 A「おい」 B「ん?」 A「見ろ後ろ。子供だ。ガキが二匹寝てやがる」 B「おお、本当だ。なんだってこんなところで」 A「密航じゃねえよな」 B「違うだろ?こんなところに居たって出る前に見つかるよ」 A「あ、思い出した。俺、見たわこいつ等。ガキが二人だから目だってたんだ」 B「アレだね。昨日の騒ぎでこの辺まで逃げ . . . 本文を読む
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今更ですが。

2005-07-02 | Weblog
メイポの二次創作ショーセツの「ジャクム討伐」を読む際は、メイプルストーリをそれなりにプレイしている事が前提になりますな。 何しろヘネシスだのエリニアだのジパングだの出てきてもほとんど説明ないし。うん。そんなに詳しく設定して無いから、むしろほとんどその場の思いつきで書いてるから。ホント。 . . . 本文を読む
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オルビス ギルド庁舎 2

2005-06-29 | ジャクム討伐。
「それよりも、道とやらはどうなってるんだ。ココの廃墟に残されていた資料を調べて見つかったんじゃないのか?」  ユービンは窓から広場を見下ろして言う。 「ああ、そのことならやっぱり資料じゃ足りないからってね、島のエルナー王国まで調べにいったぜ」  弐柳を振り向く。 「ブレヒトさんが?」 「そう、兄者だ。あそこの王族に顔が利くから、色々とエルナセントの資料を見せてもらうんだと」  と、ここで弐柳は何か . . . 本文を読む
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オルビス ギルド庁舎

2005-06-28 | ジャクム討伐。
 オルビス。  400年前に滅びたオシリス文明の、発達した魔法科学の結晶。空に浮かぶこの大きさの異なる沢山の島々がそれだった。  かつては一つの大きな浮遊島であったが、オシリス文明壊滅の際に、守護神の強大な力によってバラバラに引き裂かれてしまった。  どうしようもないほどの大破壊。それから数百年。  建物が軒並み破壊されて、でこぼこの土台しか残っていなかったこの廃墟を復興したのは、ヒト族であった。 . . . 本文を読む
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エリニア〜オルビス 2日目 夜

2005-06-27 | ジャクム討伐。
 部屋が使用不能になっている事が判明した後、ハシ等三人は下船した者の空き部屋を探して、そこに泊まろうと思っていた。  だが、船員に事情を話して、空いてる部屋の鍵を渡して貰おうとしていたところを、ニルファンに見つかった。そして、 「だったら私の部屋に来るといい。ハシはよく戦ってくれたし、シルヴァーナもそこの少年に世話になったと言っていた。恩返しだ。幸い私の部屋は広い。護衛の二人も今はいなくなっている . . . 本文を読む
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エリニア〜オルビス 2日目 夕 3

2005-06-27 | ジャクム討伐。
「ところでブレさん」  嵐太郎と水銀刀を相手に昔語りモードに入りかけていたブレヒトへ、ハシが絶妙のタイミングで声をかけた。  ブレヒトがちょっと不満そうな顔で振り返る。 「なんですかな?」 「あのクリムゾンバルログを追っ払った凄いヤツ。アレって結局なんだったのよ?」  ブレヒトは「ふむ」と一つ間をおいてから説明を始めた。 「アレはまぁ、作られた目的から言えば、そうですな、攻性結界とでも言うべきモノ . . . 本文を読む
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エリニア〜オルビス 2日目 夕 2

2005-06-26 | ジャクム討伐。
 エルフ。  ヒトの数倍の寿命を持ち、それゆえ膨大な知識を蓄えた、智者の種族。  ペリオン、赤土の大地の集落。  エリニア、深緑の森の集落。  ヘネシス、豊穣の平原の集落。  彼等は基本的にビクトリア島にあるこれら三つの集落の中でのみ暮らしている。  寿命が長く皆のんびりとした気性で、何事にも急ぐ事が無い。  自然と共に生きる彼等は、魔法科学製品や機械など文明の利器について、生きる上で最低限の物し . . . 本文を読む
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