いのちとびわ湖を放射能から守る輪

~原発問題住民運動滋賀県連絡会~

台湾も福島原発事故の教訓生かし原発廃止へ

2017年01月14日 09時46分55秒 | 組織
 今冬一番の冷え込のなか、今年2回目・通算第224回キンカンパレードを24名の参加で行いました。

 今週のビッグニュースは何と言っても、台湾の立法院で1月11日「2025年までに台湾にあるすべての原発を全面的に停止する」との改正電気事業法が成立したことです。これは、2011年の福島第一原発事故を受けて台湾でもりあがった、反原発の大きな国民運動の結果です。

 反原発の国民運動が盛り上がるなか、昨年1月におこなわれた台湾総統選挙で「2025年までの脱原発」の公約を掲げて立候補した蔡英文氏が、国民の大きな支持を受けて当選した結果、台湾立法院で改正電気事業法が成立したのです。

 台湾は、これまで電力の16%を原発に頼ってきましたが、2025年までに全廃し、再生エネルギーを16%増やす、さらにCO2のより少ない天然ガスを全体の50%にし、その分石炭を減らすとしています。政治が変れば政策を変えることができるのです。
 
 またニューヨーク近郊のインディアンポイント原発も2021年までに閉鎖することに電力会社と州知事が1月9日に合意しました。ここでも福島事故の発生が見直しの機運を高めるきっかけになったと報じられています。

 日本の原発事故を受けて、これまでドイツ・スイス・イタリア・ベトナムが、原発政治からの離脱を決断しました。

 一方、福島原発事故を起こした日本では、国民の6割近くが脱原発の意向を示しているのに、政府や原子力規制委員会、電力会社などは、依然として推進する始末です。

 日本でもさらに反原発の運動を大きくして、今年中にはおこなわれるであろう総選挙で、野党は統一して闘い、福島原発事故の教訓をしっかり生かす、脱原発のまともな政治を打ちたてようではありませんか。
 
 来週17日の11時から大津地裁で本訴の裁判が行われます、傍聴券は抽選になると思われますので、抽選受付の10時30分までには大津地裁に行っていることが必要です。
再稼働許可がおりたものの大津地裁の仮処分停止している高浜原発3号機で重要な施設である蒸気発生器に傷が存在していることがわかったり、大飯原発3・4号機の再稼働にゴーのサインを出す準備が原子力規制委員会のもとで整えられたりしています。これらを跳ね返すためにも、明るく元気にパレードをすすめましょう。
 
 来週のキンカン行動は1月20日(金)午後6時~7時まで 関西電力滋賀支店前です。よろしく。