研究者は日々研究をして新しい発見をしていますが、どのタイミングで新しいことを『発見』したことになるのでしょうか?
新しい発見が『発見』とみなされる瞬間は、その発見を記述した論文が学術誌に掲載されることが決まった瞬間です。
『採択』あるいは英語で『Accept』されるといい、これが研究者が一番うれしい瞬間です。
学術論文は投稿規定に沿って原稿が作成され、学術誌に投稿されます。
まず、編集委員(Ha . . . 本文を読む
大学の教員は労働時間が長い割に給料が少ないと言われますが、実際どうなのでしょうか?
京都大学の給与規定が良く参照されたりしますが、文章がかなりわかりにくいですし、手当等も含まれるため実際の年収がいくらになるのかが理解しにくいので、私の年収をひっそりと公開しておきます。参考になれば幸いです。
某国立大学の私の場合では年収ベースで
1年目 4,905,038(※年の途中から着任したので12か月分に換 . . . 本文を読む
自然科学系の基礎系の雑誌の指標にインパクトファクターがあります。
これは学術誌の評価指標の一つで、当該年度の前年と前々年に掲載された論文が当該年度に引用された回数から計算されます。
例えば2016年の自然科学系の最高峰の御三家と呼ばれる3誌では以下のようになります。
Nature:40.137
Science:37.205
Cell:30.410
基礎系の研究者ではいかにインパクトファクター . . . 本文を読む
たまには業界の話でも。
日本では研究機関によって科学論文が出版されていますが、自然科学系の論文数が4位に転落したとの記事が少し前に出ていました。元データはこちら。
この原因は単純で、若手研究者の数が減っているからです。
大学では教員の定年が60歳→65歳に延長されると同時に10-20%のポストが削減されています。
この際になくなっているのは、ほとんどが若手研究者のポスト(助教・講師)です。
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