休屋・別館

写真と漢文のコラボを目指して開設。まだまだだよなー…漢文の解説はかなり怪しいです。何せ素人ですから

時が味方してくれたなら・・・

2006-07-22 14:01:17 | Weblog
力抜山兮氣蓋世
時不利兮騅不逝
騅不逝兮可奈何
虞兮虞兮奈若何

力 山を抜き、気 世を蓋う
時 利あらず 騅 逝かず
騅の逝かざるを奈何すべき
虞や虞や、なんじを奈何せん

これは”垓下歌”というそうな。中学のときかな?初めて漢文を習ったときに出てきたのが四面楚歌、その中に歌われていたのを覚えていますが、あの時はこの歌、何がよいのかわからなかったんですが、なかなか壮絶な歌ですねー

俺にはまだ力があるのに、やる気もあるのに、時が見方さえしてくれれば…まだ打って出る覚悟もあるのに、愛馬の騅ももはや動くことができない。この窮地に愛する虞すら守ることができなくなってしまった。虞よ、俺はおまえをどうしたらよいのか・・・

この状況で、この歌。すごいですね。

項羽が天下を取れなかったのは、時勢のせいではなく、明らかに失敗を重ねたからだったんですが、このときにいたっても彼は時のせいにしてるんですよね。ただ、このとき彼が本当に時が味方しなかったことを嘆いたのか、自嘲をこめて歌ったのかは知る由もないのですが。

時が味方してくれたらな〜なんてことは僕らもよく思うものなのですが、実はこう思った時点ですでに敗色は濃いんですよね。仕事なんかでも準備万端整えて、いかなる状況でも対応できることが求められるんですがついつい、運が悪かった、じきが悪かった、といってしまいがちです。冷静に状況を見極めて、四面楚歌にならないようにしようと思う今日この頃です。はい。
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