テレビで見るよりおもしろい!TBS『はなまるマーケット』(以下はなまる)で体当たりリポートを届けくれる庄司さんは、へこたれないタフな精神&芸人魂にあふれるお方。インタビューでは、初めての著書「へのカッパ」と、gooでリリースされたブログ「庄司麻由里のカッパすいすい」についてお話を伺いました。はなまるでいつも明るく元気に、岡江&薬丸の鋭い突っ込みにも負けず、体当たりリポートを届けてくれる庄司さんの元気の秘密をお届けします。
- リポーターになったきっかけや、波乱と笑いに満ちた庄司さんの日々、過酷なロケ&リポートの、番組では収まりきれないおもしろおかしい体験談がぎっしりつまった著者「へのカッパ」について教えてください
私達リポーターは、番組でリポートをお届けするために毎日取材に行っています。「はなまるマーケット」で担当しているコーナー自体は約25分、そのうちVTRは正味約14分。そしてそのVTRのために3,4日のロケ、1日の打ち合わせ、1日の放送というふうに時間を要します。テレビの表面にでてくるのは実は一部分、ひとかけらなんです。
リポーターは、地道な取材、自らの体験を積み重ねて一番重要な部分をテレビに出しています。でもテレビではカットされるところで、大変な思いをしたり、おもしろいことがあったりします。そこのところを知ってほしくて本にしました。
- そもそも本を出すことになったきっかけは?
番組でお世話になっている料理研究家の先生に、私の話がおもしろいからと、本として出すことを薦められたんです。本を出すことはあまりにも特別なことだと思っていたので最初は少し戸惑いましたが、取材先で体験したこと、テレビ関係者の方がおっしゃることでおもしろかったこと、主人が私にかけてくれたちょっと変わったアドバイスなど、仕事や私生活で起きた今までの面白い経験をまとめました。普通の人が経験しないような、話ばかりですけど(笑)。
ロケの移動中の時間や家事の合間に、一ヶ月くらいで書き上げたでしょうか。普段しゃべっていくように書いたら、あっという間に書けてしまったというところです。
- 200万円盗難事件や蚊100匹との人体実験、スズメバチとの格闘体験など普通の人にとってありえない体験の数々が本にあります。これだけの大変な経験をみんなにおもしろおかしく話せてしまうってすごいですね
どこか自分で芸人さんぽいところがありまして、人を笑わせてなんぼって、思ってます。笑ってもらうとすごく幸せ。自分のロケの話をするとすごくうけるので、つらい思いをして、泣いたりしても、「ネタにしてしまえ!」と。何でも振り返るとネタになります。喜怒哀楽が激しいので、その時は大変な思いをしますが、振り返ると全部笑えるネタになるんです。本にはそれを書いてみました。
実はもともと女優をやっていたんですが、これがまた全く売れなかった(泣)。これも「ネタにしてしまえ!」ってネタにしてます(笑)。
- 奇想天外で数え切れないほどの中から、エピソードをひとつ
はなまるでのロケで明石にタコ漁のようすを取材したときのことです。「明石のタコは立つ」といわれますが、私の頭ほどの大きいタコが本当に立って、それどころか足をつっぱりながら歩くんです!まるでマンガの火星人のよう!タコ壺が引きあげられると、船の上中タコが練り歩く。
その風景があまりにおかしくてひょいとタコの頭をつかんで持ち上げ「こんなに大きいです〜」とやったら、いきなりニョロニョロシュルシュルシュルッとタコが私のノースリーブの腕にからまってきて、「キャーこのままではカニでも貝で噛み砕くカラス口に腕の肉を食いちぎられる!」と必死で引き剥がそうとするのですが、タコも必死!丸い頭がひっぱられて楕円形になっているのに離れないんです。キャーーービヨーーーンキャーーービヨーーーンキャーーービヨーーーンと無我夢中で戦っているのに、ディレクターは助けてくれるどころか「まわせまわせまわせ!!」とカメラさんに指示。カメラさんも笑いをこらえながらここぞとばかりに撮ってました。ひどいですよね〜。
ゼイゼイ言いながら何とかやっとの思いで引き剥がしたのですが、吸盤の跡が内出血状態でくっきりしっかりと8本、足の形をしてきれいについてしまいました。1週間たっても取れなかったです。
映像をスタジオで流したら、みんな大爆笑。プロデューサーには「庄司より、頭を引っ張られたタコのほうが気の毒だった」と言われてしまいました。私のことより、タコの安否とは・・・。トホホですよね。
- はなまるが始まって9年。庄司さんも番組開始からずっと、はなまるアナを担当しているわけですが、番組についてはどう思われていますか?
はなまるは、それまでの情報番組にあった何でもいいと紹介する予定調和ではなく、視聴者の立場に立った、視点に立った番組です。矢継ぎ早に質問はくるし、打ち合わせにはない感想が飛び交う。薬丸さんと岡江さんのあのお二人は何を質問してもいいし、料理なんかは正直に感想を言っていい。でもそれに応えるのが、はなまるアナの仕事。朝の6時入りなのに、夜中の1時、2時まで勉強することもザラです。
「岡江さんなら、これ聞いてくるんじゃないかしら」「薬丸さんはこれについて聞くだろう」と考えながら、まさに試験前のヤマかけ状態。紹介するレシピも家であらかじめ作ってみます。そうすれば、手順や材料費について聞かれても答えられるでしょう。
私たちは縁の下の力持ち。はなまるは今年で10年目を迎えました。
- 著書「へのカッパ」のカッパのイラストは庄司さん作だそう。ブログにも、このカッパちゃんが登場していますが、このカッパにはどういう意味があるのですか?
それは、本を読んでください(笑)。そもそも夫がうちにカッパがいることを発見したのですが。ちょっと怠け者で、失敗ばかりして、ゴロゴロポケポケしていて、でも無駄に入っていた肩の力を抜いてくれる、私にとってもちろん、私たち夫婦にとって愛すべき存在です。
- ブログで書き綴っていきたいこととメッセージをお願いします
ブログにはリポートのこぼれ話はもちろん、番組を見てるだけではわからない部分のお話を載せていくつもりです。敬愛する佐伯チズさんとか、友達のアナウンサーとか、私のまわりの大切な方々も登場してます。料理研究家や一流シェフに教わったレシピや私のオリジナル料理も公開していきたいですね。
今までリポーターを一生懸命やってきて、これをきっかけに新しいことをやりたいなと思ってます。主婦の方はもちろん、まして外で仕事をしていれば嫌なことがいっぱいある。この歳になっても泣いちゃうこととか!人間関係だったり、もっと自分を認めてもらいたいという自尊心だったり、失敗して落ち込んだり、さらに私みたいに仕事と家庭の両立でものすごくドタバタしてクタクタになっている人も多いと思う。でもそれを笑い飛ばしちゃおうぜと伝えたい。「後で振り返ったら、どんなに大変なことも笑い飛ばせるよ」って、みなさんへ応援歌を発信していきたいんです。これが私の一番の望みです。
gooブログ「庄司麻由里のカッパすいすい」
庄司麻由里さんのプロフィール
| テレビには収まりきれない体当たりエピソードの数々を、リアルタイムにお送りします。 |
 |
|
|
|
|
|