BSE&食と感染症 つぶやきブログ

食品安全委員会などの傍聴&企業・学者・メディア他、の観察と危機管理を考えるブログ by Mariko

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複数の生きた牛の末梢神経からもプリオンが検出されていた

2005年04月11日 18時12分35秒 | アメリカ牛は安全か?
■「OIE/BSEコード改正に関する専門家会合」を傍聴しての情報

4月8日、金曜日に傍聴してきました。まとめる時間がなく、一つだけトピックを。。(私は聞いて仰天しましたが)
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2005/03/h0330-3.html

向かって、横山先生の左隣におられた先生(お名前未確認、食安委委員ではない方)の発言です。品川先生が、死亡牛の末梢神経からプリオンの話をされたときに以下のような主旨のご発言をされました。

「末梢神経からプリオンが出たのは、死亡牛だけではない。複数いるのだ。他に、神奈川で発見された2頭の健康牛の末梢神経からも検出されている。」(官庁側が確認したら「起立困難」でしたが、いわゆるBSEの症状、とされているものではない生きた牛からも検出)

つまり、厚労省が以下Q&Aを作成している死亡牛
http://www.mhlw.go.jp/qa/syokuhin/bse/041101.html
以外で、検査を通れば食肉の対象となる牛?(起立不能も検査でOKだったら食用となるのでしょうか?)の陽性牛の末梢神経からも検出された、ということです。
===============
http://www.mhlw.go.jp/topics/0103/tp0308-1.html#22q2
■5頭目 平成14年8月23日確定
出生日 平成7年12月5日(80ヶ月齢) ホルスタイン種(雌)
神奈川県伊勢原市(神奈川県伊勢原市) 神奈川県食肉衛生検査所
(国立感染症研究所) 起立不能・股関節脱臼・両側前肢関節炎・乳房炎・熱射病
WB法 + 免疫組織化学検査 + 病理組織検査 −

■10頭目 平成16年2月22日確定
出生日 平成8年3月17日(95ヶ月齢) ホルスタイン(雌)
神奈川県秦野市(神奈川県平塚市) 神奈川県食肉衛生検査所
(国立感染症研究所) 起立困難・股関節脱臼
WB法 +  免疫組織化学検査 +  病理組織検査 +
===============

この話を聞いて、私は先日、某プリオン調査会委員から伺った、「体の極々一部、脳幹をちょっとしか調べていない検出限界ギリギリの高齢牛を食べるなら17ヶ月などの若牛を未検査で食べるほうがまだまし」という話が現実的に感じました。(少なくとも、高齢の、飼料対策実施前の牛の食用はやめるべきではないか?)なお、品川先生が、「若い牛の筋肉などの組織を調べたくとも、検体が手に入らないのです」、といわれてましたが、厚労省の発表を見ても「この牛の食肉、内臓等、当該牛に由来するものは、焼却処分とするため、市場には流通しません」だし、そんなことを言っている場合じゃないだろう、全部研究機関に回すことにすべきだろう、とつくづく思いました。

これに対して、厚労か農水の担当者が「その検出されたプリオンに感染性があるのか?そこがOIEで問われる問題」といわれていましたが、感染の有無の確認はマウスを使ってあと2年はかかる、と品川先生が言われていました。

私としては、50mgでサルが感染した以上、感染の有無も何も、WHOの「全ての感染牛の組織を食物連鎖から排除すべき」と考えるのが「普通の考え方」だと思いましたが。。

しかし、この情報、公式にはない、他のメディアにも出ていない最新情報ですよね。(^^; 先日の会議報告でどこかのメディアさん、報道されましたでしょうか?


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11 コメント

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もしかしてへたり牛でしょうか? (真名)
2005-04-11 19:37:48
「神奈川で発見された2頭の健康牛の末梢神経からも検出されている。」(官庁側が確認したら「起立困難」でしたが、いわゆるBSEの症状、とされているものではない生きた牛からも検出)



あのー、いわゆるBSEの症状ではないが規律困難って・・・

へたり牛(ダウナー牛)が日本にいるということでしょうか?







どうでしょう (Mariko)
2005-04-11 19:52:38
真名さん、ご覧いただいてありがとうございます(^^

どうなんでしょう。日本で所謂BSE的症状(がくがくぶるぶる状態)の出た牛って、17頭中1頭しかいない、とかいう記事をつい最近、見たような記憶があります。



以前肉骨粉輸入量について探していたときに、英国やヨーロッパの肉骨粉だけがクローズアップされてましたが、実のところ、米国からもかなり輸入していたんですよね。



日本で起立不能の牛ってどのくらいいるんでしょうね。運動不足だろうし、関節炎などは少なくないと思いますが、気になるところです。
判ったら教えて下さいねー。 (真名)
2005-04-11 20:21:41
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/18038455.html

「 J Gen Virol. 1991 Mar;72 ( Pt 3):589-94.

Epidemiological and experimental studies on a new incident of transmissible mink encephalopathy」

に書きましたが、

「べたり牛肉をミンクに食べさせる→伝達性ミンク脳症→ミンクの脳を牛に食べさせたり、脳内接種する→へたり牛になる」

ということまで確実に分かっているわけですね。



それから,1992年当時でアメリカのへたり牛は10万頭(マーシュ)ですが、

最近、ベネマン農務省長官がへたり牛の食用禁止したときに、少なくとも年間15〜20万頭が「食肉処理」されていたと認めています。

これら両方とも確実なソースです。

すると、最近の禁止時には何十万頭もいたことは間違いないといえます。

この伝達経路は肉骨粉ということでしょう。



アメリカから肉骨粉を輸入して牛に食べさせていたわけですから、

日本でへたり牛がいることは、むしろ当然と言えます。

これはきちんと研究するべきでしょう。



見当識失調や昏睡、嗜眠はなかったのかなあ?



私のブログに転載させてもらっていいですか?

ブログのテーマに関係ありそうなので。



しかし、へたり牛って「ウシ伝達性脳症」じゃないんでしょうか?





わかったら教えて下さいねー (真名)
2005-04-11 21:16:40
なんか投稿がうまくいかないので短文で。

見当識失調とか、嗜眠、昏睡とかの症状はないんでしょうか?

病理解剖はしないんでしょうかね?

起立困難というだけでは何とも言えませんが・・・

真名さんへ (Mariko)
2005-04-12 14:57:45
>私のブログに転載させてもらっていいですか?

>ブログのテーマに関係ありそうなので。



お返事遅くなりました。転載はかまいませんが、情報の追加訂正の可能性もありますので、原文URLを表記いただければ幸いです。(いつもしていただいてますね。ありがとうございます(^^)
ありがとうございます (真名)
2005-04-12 15:09:27
ワタシのコメントは消して下さって良いですからねー。



転載ですが、あまりにも状況不明なので、

とりあえずもう少し様子を見るかもしれません。

やっぱりこれだけでは何とも言えませんね。



へたり牛については論文も少なく、

ウシ−牛の伝達実験も今のところ見つからず、

ワタシにはなんだか良く判らないままです(笑)。

現在の狂牛病検査では陰性なわけで。

じゃあなんで起立困難、歩行困難、見当識失調、嗜眠、昏睡、しかも飼料を通じた伝達の疑いありなのか?

専門家の方はご存じないですかねえ?

ワタシは専門外なので専門家の知人がおりませんです。









これはスクープです。 (アドルノ的)
2005-04-22 02:18:54
 Marikoさま。トラックバックありがとうございます。BSE問題では、他の追随を許さない、ぶっちぎりのブログとして、前から大注目していました。新聞では報道されていない情報です。

 あくまでも、素人考えなのですが、プリオンは、ご存じのとおり、ウイルスと違って感染性の、たんぱく質とされていますね。たんぱく質の塊の牛さんのことですから、はっきりいって、プリオンが検出されることは、必然的なレベルだと思います。プリオンにも、いろいろあると聞いているので、その方面に詳しい人に聞いてみたいですね。

 今回の一連のBSE問題は、肉骨粉のエサのことも含めて人災的要素が強いと思います。一方で「アメリカの牛肉は危ない」といい、一方で「アメリカの牛肉は大丈夫」という。ふつうは、「危ない」のだったら、すべて検査するのが当然です。ところが、いま、検査体制は「ふつう」にすらなっていない。

 食品安全委員会の役割、議論は低調だとしても、今回のMarikoさまのご指摘のように、闇に葬られかねない情報を知ることができたのは収穫です。暗黒面情報を知るのは大事ですね。では、では。
勉強になります (8823_nazo)
2005-04-23 02:19:18
勉強になります。

確か、讀売が小さく扱っていたように記憶しています。

経済欄だったか?

今調べたら、http://www.asahi.com/special/bse/TKY200411010291.htmlに記事として載っていました。



もちろん、感染牛を除去すれば筋肉に存在していても問題はないのですが、不明な部分の多いBSE問題に余りにも無防備な官僚や学会、そしてそれをちゃんと伝えないメディアには、自らと家族の身体で安全性を追及するために、アメリカ牛を積極的に食べてもらいたいものです。
朝日の記事は「死亡牛」 (Mariko)
2005-04-23 08:52:23
8823_nazoさん、コメントありがとうございます。朝日の記事は「死亡牛」なんですが、今回は、「生きた」「複数」の、検査が通れば「食用」の牛からの検出とのことです。



感染者が増えれば、医療機関やその他の場面で感染する機会が増え、英国や仏国では献血血液の中にvCJD患者さんの潜伏期の血液が入ってしまったことで、万単位の方に影響が出ています。そういった観点からもBSE問題は対策されなければなりませんね。。。
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