秩父・仙台まほろばの道

秩父と東北地方の伝説・神話を探訪。

天狗の鼻が取れた話

2017-02-10 | 神話・伝説
有名な鞍馬寺の天狗。
入口にあるオブジェの天狗の鼻が雪の重みで取れてしまったそうだ。
応急処置ということで、「ばんそうこう」で治療中とか。
面白いねえ。天狗の鼻もそろそろ替え時?
海外でも評判よろしいようで。



今週末も日本海側では大雪だそうで。
雪の多い地域ならわかるけど、西日本の雪は、今年は多いそうです。
プチ氷河期ともいわれていますが、
どうも、これは朝鮮にある白頭山が関係するそうです。
日本海寒帯気団収束帯というそうで、冬の日本海に形成される長さ、
1000kmの束帯のことだそう。
大雪の原因は、この帯だそうでドカ雪となるそうです。


Before


After
京都新聞より
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20170208000089/1

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さて、天狗の鼻が折れることなどあるのだろうか?
と、そんな疑問をもつと、昔話を探す。
・・・あった。ワラ

京都ではないけど山梨県に伝わるこんな話。

「鼻かけ天狗」
昔、大菩薩峠から流れる重川(おもがわ)を見下ろす萩原の天狗山に一人の天狗が住んでいた。
また、その重川を挟んで小田原の高芝山にも一人の天狗が住んでいた。
小田原の天狗は高芝山の広い原っぱで獣たちと自由自在に飛び回っていた。

一方、萩原の天狗は大の子供好きで、子供達が毎日、
入れ替わり立ち替わり集まってきては一緒に遊んでいた。

小田原の天狗は子供達と遊ぶ萩原の天狗が羨ましくて仕方が無かった。
しかし小田原の天狗は、天狗というのはいつも威張るもので、
自分の方から子供達と遊ぶ事は出来ないという考えの持ち主だった。

ある日の事、小田原の天狗は子供に化けて天狗山へと出掛けた。
子供達は初め、小田原の天狗が連れてきた沢山の動物に驚いたが次第に仲良くなり、
一緒に相撲を取って遊んだ。

小田原の天狗は子供に相撲で負けたら二度と子供の前には現れまいと思い、
萩原の天狗と相撲を取ることになった。萩原の天狗は子供とは思えない力に驚いたが、
突き飛ばして勝利した。
負けるとは思っていなかった小田原の天狗は悔しがり、正体を現した。

二人の天狗は本気での相撲勝負を繰り広げたが全て萩原の天狗が勝ち、夕方となった。
小田原の天狗は一度も勝てなかった悔しさから、卑怯にも巨大化して拳を振り下ろし、
萩原の天狗は地面深くめり込んでしまった。


※まんが日本昔ばなしデータベースより

小田原の天狗が帰ろうとすると、地中から巨大化した萩原の天狗が現れ、
小田原の天狗を地面に叩きつけた。萩原の天狗の鼻は折れて『欠けて』しまっていた。
その姿を見た小田原の天狗は自分も鼻を折るから許して欲しいと頭を下げた。


※まんが日本昔ばなしデータベースより

毎日、子供と遊ぶのが羨ましかったという小田原の天狗に、萩原の天狗は
「まずは好きになることじゃ。そうすれば相手も親しみを持ってやって来るものじゃ。」
と諭した。

小田原の天狗は考えを改め、自分の鼻を折ると心から詫びた。

それ以来、小田原の天狗と萩原の天狗は仲良くなり、
子供達も小田原の天狗と一緒に遊ぶようになった。
そして鼻のかけた二人の天狗のことを「鼻かけ天狗」と呼ぶようになった。

※まんが日本昔はなし
http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=575

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小田原にいた戦国大名同士の話みたいですけど、
天狗は相撲をとるんですね。

国技である相撲は、ヤコブが神と格闘した結果、
ヤコブはイスラエルという名前を得る。ということから、ユダヤの儀式ともいわれる。
ヘブル語で「スモー(シュモー)」は、ヤコブが神と戦った「彼の名」を意味すると。


ということで、天狗の相撲取り場といわれる巨石は、各地にあります。

天狗は、慢心の権化とされ、鼻が高いのはその象徴とも考えられる。
これから転じて「天狗になる」と言えば自慢が高じている様を表す。
彼等は総じて教えたがり魔である。
中世には、仏教の六道のほかに天狗道があり、仏道を学んでいるため地獄に堕ちず、
邪法を扱うため極楽にも行けない無間(むげん)地獄と想定、解釈された。(
Wikipedia)

そんな傲慢な天狗の鼻が折れた。
でも、鞍馬山の天狗は違うよね。

大天狗といって、「強力な神通力を持つとされる天狗である。」と。
あら、じゃあ、天狗の鼻がとれたら、その力はないんでね?

他の天狗に比べてより長い鼻を持つ「鼻高天狗」半人半鳥で背中に翼をもつ
「烏天狗」などが最も多く、その他太平記などに出てくる崇徳上皇は「金色の鳶」
として登場し、また那智滝本前鬼坊のように鬼が苦行を積み大天狗となる場合などは
「鬼」の姿で表現されたりもする。
また、人間と全く変わらない姿で登場する事もある。
(Wikipedia)


※鳥山石燕『画図百鬼夜行』より「天狗」

へ~、鬼の角がとれたような。
天狗の鼻がとれたのは、鬼の角がとれたと同じようにみえるから、天狗は鬼でもあるのだなあ。
そう考えると、面白いね。
これは何かメッセージ性があるね~。

天狗は「大魔王」ともよばれるのよね。
私は前から古坂大魔王が好きなんですけど、ピコ太郎ね。
この方は青森出身で、昔からねぶた祭りなどの伝統的なものを、
ロックにしたり、日本を世界にアピールしたい夢をもっていたのだろうと思います。
それが、今は、世界中で有名に!
だからなんかうれしい。

しかも、教えてもらったんだけど、「ピコ」は、ハワイでは
「おへそ」という意味なんだって。
その「太郎」ということは、地球のへそをもつ長(リーダ)という解釈にもなる?!
だから世界中が癒されるわけだ~。

ま、天狗とは関係ないっすけど。
日本でも人気になってきたブルーノ・マーズもハワイ出身(ホノルル)だし。
この人もすごく気になっていて、すんごく良い歌をうたうけど、
(FITのCMソングね)
やっぱり、ハワイっていいな~なんて思ったり。
だから、ぜんぜん天狗と関係ないんすけど。

まあ、昔話のように、
「まずは好きになることじゃ。そうすれば相手も親しみを持ってやって来るものじゃ。」
てなことを教訓にされていると思い、素直に天狗の鼻が戻ることを待つのみじゃっ。
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