秩父・仙台まほろばの道

秩父と東北地方の伝説・神話を探訪。

弁天さまと飯盛山

2016-10-15 | 東北地方の伝説(南東北)
むかし、会津にある飯盛山は弁天山と言われていた。
それは、山の奥に弁財天が祀られていたからであったが、
あまりに奥で通いにくいことから、
滝沢村では山の中腹に弁天様のお堂を立てることにした。
毎日、一戸から一人、五十人が出て作業し、二ヶ月ほどで完成した。
そして、ある晴れた日を選んで、お堂の広場で盛大なお祝いの宴を始めた。

そのちょうどお昼頃、どこからか牛の鳴く声がして、
村人たちが見ると、一人の娘が一頭の黒牛に乗ってやってくる。
手には赤飯を山盛りにしたお鉢を持って、広場へとやって来た。
その娘のあまりの美しさに村人たちは見惚れた。
そして「この度は、立派なお堂をありがとうございました。
お礼としまして、この赤飯を御馳走いたします」と娘は言った。

村人が「どこから来た?」と聞いても「ささ、遠慮しないで」
と娘は赤飯をすすめて笑うだけで答えようとしなかった。
すすめられるままに村人たちが赤飯をいただくと、
それは今まで食べたことがないくらいの美味さであった。
そして、口々に「美味い、美味いぞ」といって食べた。
その赤飯は、不思議なことに、何度よそおっても減ることはなく、
ひとりでに飯が湧いてきた。

村人たちが不思議に思いながらも、腹いっぱいになるほど食べて満足すると、
娘はお鉢を牛に背負わせて「お粗末様でした」と言って、どこかへ行ってしまった。
村人たちは茫然と見送ったが、ぞろぞろと娘の後を追いかけ始めた。
娘と黒牛は滝沢村の村はずれから南の道を通り、
千メートルくらい行くとボーっと姿を消した。
村人たちは誰いうとなく「あの娘は弁天様じゃったんじゃ」と言い、
牛が消えた辺りに牛の墓を立てて祀り、今では「牛ヶ墓」という地名となった。
また弁天山は飯を盛った形をしていることから
飯盛山と呼び、
今でも親しまれているとさ。
(福島県の昔話)

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牛は牛頭天王のスサノオで、渡来した人と考えられることがある。
弁天様は、水神であり渡来してきた人より前にあったインドの信仰が、
仏教が入り、スサノオの祇園(ユダヤ教?)と仏教と神道が習合した
話として伝わっている地域もあります。まあ、ざっくりと。



さて、9月に行った会津の話なのですが。
奥会津の帰りは、会津若松まで戻り、仙台へ帰りました。
途中、白虎隊の飯盛山へ寄ってみました。
実は、ずっと避けていた山…。
でも、今回は行ってみたいと思って。
登ってみたら、いろいろとあって…。
お彼岸の時期だったので、白虎隊のお墓参りになるとは思ってもみませんでした。

登るといっても、長~い階段をさければゆっくり歩けるコースもあり。
飯盛山は、前回の話と繋がっていますけど、
厳島神社が祀られていて、「しゃもじ」でした。
飯盛は、やっぱりモガリなんですね。
あの世へいく山という事。
そんな信仰深い弁天様がいらっしゃる山で、白虎隊が自害したのには、
意味があると思います。
説明できませんけど。(なんだそれ)




天皇に食事を運ぶ人がいまして、
食べる行為は、他人にはみせないものでした。
なので、天皇に最も近い女性がいたわけです。
そのような人たちに「飯」という名前をつけたりする?



しゃもじは杓子のことで、滋賀県の多賀大社が有名らしい。
杓子のお守りがあるそうですが、柄杓というのは北斗七星のことなので、
これも星信仰が関係していそうです。
杓子は、稲の伝来とともに伝わったものが、「しゃもじ」となったそう。
私は、これに追加するなら前方後円墳も伝わったものだと思います。
しゃもじの形から、前方後円墳が浮かぶ。
しかも、しゃもじとは、「宮島」の意味があるという。
なぜ宮島からしゃもじになったのかよくわからない。
琵琶湖が、しゃもじに似ているので弁天様=しゃもじになったそうだ。
へ~、琵琶湖の形が、しゃもじ??

私は、卵巣にも見えるんですね。
卵巣も二つあるでそ?
心臓だって2つだし。
左右対称ってことなんでしょうけど。



「飯盛山にある厳島神社も、弁天様でしゃもじです。
「いちきしまひめ(市寸島比売命)」で、水神とされるのですが、
アマテラスとスサノオが天真名井で行った誓約(アマテラスとスサノオの誓約)
の際に、スサノオの剣から生まれた五男三女神(うち、三女神を宗像三女神という)
の一柱である。」
だそうです。(難しいのでスルー)
神名は、「斎き島」で、神に斎く島の女性(女神)という意味になるそうです。

そういえば、琵琶湖と淡路島の形が似ている話がありますね。
前回の天栄村の龍ヶ塚古墳に淡島神が祀られているとあった。
飯森だし、会津だし、四大将軍だし。
繋がっていそうだなあ。

琵琶湖のそばに鎮座するのは、日吉大社。
申(猿)の神です。
山王七社となっているので、これも北斗七星にかけていると思います。
まあ、名だたる名前の神々ですね~。
西本宮:オオナムチ、東本宮:オオヤマクイノカミ、宇佐宮:タゴリヒメ
牛尾宮:オオヤマクイノアラミタマ、白山宮:ククリヒメ
樹下宮:カモタマヨリヒメ、三宮宮:カモタマヨリヒメノアラミタマ


画像:日吉大社のHPより
http://hiyoshitaisha.jp/

それに、古墳群だったんですよね。
日吉大社のサイトより、
「山王鳥居の立つ「総合の坂」の参道脇に、「猿塚」と呼ばれる大きな石組が
ございます。これは古墳の石室の蓋が露出したもので、
境内には約70基もの古墳が確認されており、
「日吉古墳群」として遺跡に指定されています。
出土品から6世紀中頃から後半と推定されます。
この古墳の穴は唐崎(日吉大社ゆかりの湖岸)まで通じていることや
神様のお使いの神猿さんが年老いて自身の死期を悟ったときに、
自ら猿塚の中へ入っていくという伝説がございます。 」


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なんだか、深い池がありました。
弁天洞穴といいます。



看板の説明より、
猪苗代湖北西の戸ノ口から会津盆地へ水をひく用水堰で、
全長31kmに及ぶ。
1623年、八田野村の肝煎八田内蔵之助が、開墾のため私財を投じ
工事を行い、1641年八田野村まで通水した。
その後、1832年会津藩は藩士佐藤豊助を普請奉行に任命し、
5万5千人の人夫を動員し、堰の大改修を行い、この時に弁天洞穴(約150m)
を掘り、1835年に完成した。
1868年戊辰戦争時、戸ノ口原で敗れた白虎士中二番隊20名が潜った洞穴である。




・・・白虎隊が潜った?!
ひゃ~。

さざえ堂-------------------------------

レオナルド・ダヴィンチでも作れなかったさざえ堂といわれる国宝の建築物。
六角堂ともいわれていますが、中に入ることができます。
右回りのらせん状を登っていくのですが、スロープなので階段ではなく。
建物内を三度回ることになることから、「三匝堂」ともよばれる。
入ってみるとわかりますが、私は平衡感覚が少しおかしくなりました。
(誰でもなるわけではないですよ)
3と6をかけていることも、三十三観音像が祀られているのも、
建物そのものが、変成意識状態になりそうな感じです。



どこから登ってきたかは覚えているけど、どうやって下りてきたか覚えてない。笑



大袈裟ではなく、こんなに不思議な建物に登ったのは初めてです。
とても不思議な感覚でした!
6本の心柱と6角柱を駆使しているそうですが、神話でも6を聖数としている
話はたくさんあります。さざえ堂のすごい所は、
実体験として6の数字がどんな働きをするか、入るだけでその感覚を得られると思った。
だから、変成意識状態的な。
そんな事を考えられる人が、作ったとしか思えない。



潜在的に働くものなので、説明できませんけど。
すごい人が会津にはいたんですね~。ほんとにすごい。



詳しいサイトがありますので、興味がある方はこちらへ。
「さざえ堂と飯盛家」
http://www.geocities.jp/aizu_sazaedo/cn01/index.html

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さざえ堂を鑑賞した後、やっぱり私は白虎隊のお墓までは行く気がせず。
もう帰ろうかな~と思っていたけど、主人が、せっかくだから行こうと言う。
なぜか、私は気がのらない。
興味がないって言えばそうなんだけど、やっぱり美化しすぎていることに
違和感はありますよね。
若い人たちの死を無駄にしなために。という意図があったとしても、
それを仕掛けていた大人や外国(欧米諸国)がいた事を考えると。
また、今も全く変わっていない日本のことも考えると。
また、それに全く気づけない日本人。
いつまでも、白虎隊を美化してはならないのだよ。

私はちっと違う視点に目を向けちゃうんだよね。
でも実際、行ってよかった。
知らなかった。
あんな像があったなんて・・・。
だからずっと避けていたところで、やっぱり、「今」なんだね。
今、知る必要があったのは、ようやく自分がそこまで気づけるように
なったからです。
ずっと行かなかったのは、行ってもなにも気づけないのなら、行く意味がない。
なんでもそう。
行く機会が得られないのは、まだ、早いからです。
その時期が来たら、行くことができます。といった事を知りました。

続く~。
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