秩父・仙台まほろばの道

秩父と東北地方の伝説・神話を探訪。

豊受大神の豊洲

2017-06-19 | 日記・エッセイ・コラム
久しぶりに東京へ。
家族の用事で会食してきたのですが、大事な「食」について考えさせられました。
やっぱり食べることが今回、いかに大事なことかを知らされる。
なぜか、豊受大神だ!という衝撃?が、仙台へ帰る時にジワジワと出てくる。

姉が住んでいる豊洲へGO。
私もちょっとばかり居候していたので、
豊洲とは縁があります。
というか、お世話になってました。

和食が世界遺産になりましたけど、豊洲市場はどうなる?
せっかくなので、どんなものか、豊洲市場をみてきました。
外からちょっとしかわからないけど。
つい最近のニュースで、小池都知事が汚染対策が進んでなくて申し訳ないと謝罪してましたね。


※青果東門


※オリンピック用の道路も工事中(ゆりかもめ線の奥左側が豊洲市場)

ただ、私は豊洲が好きです。
この場所はとても海風が気持よく、明るく、「気」がとても良いと感じます。
なんか、アジアの風景なんですね。
高いところから見れば。日本とか東京というよりか、アジア!な街。
香港やシンガポールとか南の方のアジアを感じる。
曇ってますけど・・・。



地名のごとく、(由来はわかりません)
トヨスだから、「ス」が入っている。
だから、豊洲はとても重要な場所、「東京の要(かなめ)」だと思うのです。
その「豊」に、豊さを意味する言葉が入っているから、
豊洲に「食」をもたらす流れになっているんですね。



ただ、豊洲市場の場所は、元は東京電力の火力発電所があった場所で、
近くに東京ガスの建物もあり、エネルギー資源の「要」でもあった。
なので汚染対策がなされていないというより、除去が無理なんだろう。
やっぱり聖地は海を汚されている。
こういう話を聞くと、水俣を思いだします。
メチル水銀の垂れ流しで、多くの犠牲者をだしました。
豊洲市場も、地下汚染対策という問題が、食に通じていて似ています。

その水俣湾にいつの時代かわからない石碑があります。
海の岩にある石碑なので近くまで行けないですが、
「保食神(うけもちのかみ)」です。



体からあらゆる食べ物を生み出した命の母=保食神の碑と事代主。
水俣の埋め立て地の公園にある碑に、作家:石牟礼さんの言葉が刻まれています。
「いのるべき 天と思えど 天の病む」
なんでもかんでも祈ればよい、ってことでもないのか。
天が、もう疲れました。と言っています。
これからは、逆に、人が行って天を癒すしかありません。


水俣の埋め立て地。お地蔵様の背中が寂しい・・・。

保食神は、女神です。
保食神は、
「陸を向いて口から米飯を吐き出し、海を向いて口から魚を吐き出し、
山を向いて口から獣を吐き出し、それらで月夜見尊をもてなした。
月夜見尊は「吐き出したものを食べさせるとは汚らわしい」と怒り、
保食神を斬ってしまった。それを聞いた天照大神は怒り、
もう月夜見尊とは会いたくないと言った。
それで太陽と月は昼と夜とに別れて出るようになったのである。」


これは、食物起源神話で、世界中にあるハイヌウェレ神話です。
保食神は女神なので、かつて実際にいたであろう女性首長の体をバラバラにして
埋める伝説を残しているのは、ハイヌウェレ神話にしているのです。
ナグサトベがそうですね。
実際、身体をバラバラにしているわけではないです。
おそらく、縄文土器も同じようにバラバラにして埋めるので、
生と死(人は亡くなると土にかえる)思想がルーツにあると思います。
オウゲツヒメも同じようなものです。
オウゲツヒメは土を司る女神だと思います。
土からあらゆる芽を出すから。

同じ食物神である宇迦之御魂神とも同一とされ、
宇迦之御魂神に代わって稲荷神社に祀られていることもある。
また、神名のウケは豊受大神の「ウケ」、
宇迦之御魂神の「ウカ」と同源で、食物の意味があるといわれる。

豊洲の豊が、食物をもたらすように仕組まれている。
それに向き合うのは、女性の都知事。
豊受大神としては、女性(母)にお願いしたいということがあるんでしょう。
男性では向き合えないということでしょうか?

食物神というだけでなく、「頭から牛馬が生まれた」ということから牛や馬の神ともされ、
東日本に多い駒形神社では、馬の神として保食神が祀られており、
さらに「頭から馬」ということで馬頭観音とも同一視されているそうだ。
なんと~駒形様が、ウケモチとはね~。。。


※オラクルカードのウケモチ神

水俣に長年住んでいる友人は、
髪の毛に、何らかの水銀か何か他の物質だったか、他の人より多く蓄積されていると言っていた。
だからといって、何か問題があるということではないのですが、
水俣でも水銀を多く含む土壌をコンクリートで固めているのですが、
もれてしまう可能性はあるので、完全に防御はできないと。
豊洲の汚染物質がどんなものか詳しくわかりませんが、
水の汚染とはいうものの、液体から気体となり空気へ流れ出ることはないだろうか?

豊洲市場も汚染された水を直接使うわけではないからと、気にしない人が多いだろうが、
豊洲を受け入れるには、何らかのリスクが伴うことを知った方がよいと思った。
実際、この場所へ来ると、とてもここに新鮮な食べ物が置かれる場所にふさわしいと思えない。
こんな無機質な所に。人が住むならよいが。


豊洲市場の向かいの空き地。移転したらここにもいろんな建物ができます。

食は海から生まれている。
命も海から誕生している。
運搬するために必要とはいえ、こんなすぐそばにガソリンスタンドを置くことは
ないんでねーの?(ENEOS)



いずれ、半ば強行されて不満の中、豊洲市場に移ると思います。
日本人はすぐ忘れるから。もういいや、てなる。
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さて、場所を移し、今さら知ったことがある。
仙台へ帰る前にお参りしたい神社がありました。
この神社とも仙台へ戻ってから一度も訪れていなかった。
東京大神宮なんですが、実は、ここで数年前に挙式しました。
(どうでもいい話でスミマセン)
なので、お礼参り。



元々、この神社との縁はなかった・・・。
主人が選んだので、私は神社だったら何でもよかったし。
けっこうこだわって神社参りしているくせに、結婚式という重要なイベントの神社は、
「どこでもいい」という感覚が、我ながら理解できない。ワラ

東京大神宮は、東京のお伊勢さんといわれ、
ご祭神が、天照大神と豊受大神(外宮)だった。
今さら、ご祭神をみて、へ~っと思った。
だからか、豊さんとのご縁を頂いたから、豊受大神に魅かれるのですな。
天之御中主神、高御産巣日神、神御産巣日神、倭姫命も祀られています。





そういえば、よくよく説明書をよむと、五十鈴川がでてくる。
どうも、倭姫命が五十鈴川に関連するようですが、
伊勢神宮についての知識がほとんどないので、なぜ五十鈴川なのか。
なぜか、じっくり読む気がしない。頭に入らない。
ここ最近、おかしいくらい「鈴」の話がおまけでついてくる。
もう鈴をどうにかしろ、と言われているみたい。
むむ~、わからんねえ。
きっと、答えがみつかるまで、ずっとシンクロすると思います。
その答えが、東北地方にあることは薄々感じてます。



東京大神宮の由緒は、江戸時代、伊勢神宮へ参拝する人たちのために、
東京における伊勢神宮の拝殿として、明治13年に創建されました。
なので新しい神社です。
元は日比谷大神宮とよばれ、戦後は東京大神宮とあらためたそうです。
神前結婚式の発祥なので、結婚式をする時にしか見られない舞があるのです。

豊寿舞(とよほぎのまい)といい、
「子孫繁栄の象徴である蝶の装束をまとった巫女が舞う、東京大神宮独自の舞。
かつての伊勢神宮祭主・北白川房子さまより賜った祝婚歌の調べにのせて舞います。」
だそうです。

これが一番、感激しました!
ほっとして、癒される神社であること間違いなしっ!


画像:東京大神宮
http://www.tokyodaijingu.or.jp/kekkon/

ただ、なぜこんなにも縁結びの神様として女性たちの参拝が絶えないのかよくわかりません。
冊子の説明には、「天地万物の造化三神が祀られているから」とあります。
神社は、出雲があるように縁むすびの「むすひ」からきています。
いろんな人や土地、仕事などなど、生きていく上で必要なご縁を結ぶ神が鎮座するのだから、
その気持ちで接していれば、後になってその縁がどういう意味をもっていたか、必ずわかる時がきます。



ここは飯田橋の駅から近いのですが、神楽坂も近いし。
神楽とは群馬県の赤城山の神輿をかついだ道で、神楽坂という名前がついたと聞いた。
なので、神楽坂には都会的でおしゃれな赤城神社があります。
一度、参拝したことありますが、素敵でした。


※赤城神社
http://www.akagi-jinja.jp/akagi/

このあたりも、信仰が深い場所だったのかもしれません。
ということで、豊受大神とのご縁に、改めて御礼できて良かったです。しかも東京で。
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