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第1回氷丘中美術部展(兵庫県加古川市)

2011年05月21日 | 兵庫県

第1回氷丘中美術部展(兵庫県加古川市)
平成23年5月12日(木)~15日(日)加古川市立松風ギャラリー

兵庫県明石市立魚住東中学校美術部顧問の先生が、全国中学校美術部作品展メーリングリストに投稿したレポートを編集しました。

5月15日(日)、美術部員23名と氷丘中美術部展に行ってきました。

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加古川駅から歩いて15分程、加古川市役所の横にある市民ギャラリーの松風ギャラリーで行われていました。松風ギャラリーは、2F音楽ホールになっている建物の1Fで、清潔感の漂う良いギャラリーです。ギャラリーの方によると、このギャラリーで中学生の団体が単独で展覧会を行うのは初めてではないかとの話しでした。

入り口には、手作りの案内板が立っていて私達を出迎えてくれました。

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中に入ると、展示場は2つに分かれていました。

第一展示室には2、3年生の油絵作品が展示されていました。どの作品も、小手先のテクニックに走らず、のびのびと絵の具をたっぷり乗せて描かれています。そして注目すべきは、どの作品も「自分の出したいイメージ」を大切にして、そのイメージを表す為に「何を描くのか?」が良く考えられて描かれていたことです。「作者のイメージ」と「描いた物の関連性」を持たせることに悩みがちな魚住東中学校美術部にとって、氷丘中美術部の「自分のイメージを表現する為に『描く物を自由に組み合わせていく』発想の良さ」は、とても勉強になりました。

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第二展示室は、ギャラリーの一部屋丸ごとを巨大な作品にした『わたしたち』です。
一年生を含めた美術部員全員が、思い思いのポーズを原寸大の作品にし、所狭しと壁に貼られた空間は、圧巻でした。

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ギャラリーの方の話しでは「第二展示室は、天井が吹き抜けの上、壁はコンクリートの荒々しい吹き付けなので、作品がしっかりしないと展示室そのものの迫力に負けてしまう。しかし、この作品は、この難しい展示室にしっかりマッチして「オオッ!」と見る者を引き付ける。このギャラリーで、壁に直接紙を貼り付けての展示方法も初めてで、しかも成功しているので、驚きともに新たな発見。」だったそうです。見に来られ方々からも、たいへん好評だそうです。

作品全体としても見応えがありますが、一つ一つの作品としても良く出来ています。

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・全員が、大掴みだか人物の自然な形が描けている。(中には、本当に上手に服やスカートの形を捉えていました。)
・荒々しいが的確な陰影を捉えて、体の自然な膨らみを描けている。
・水彩の「色の重色」と描き重ねによってできる「紙のシワ」が、上手く服の質感を表現している。
・全員が、自分らしいポーズを工夫している。

…など、本当に良く取り組んでいるなあ…と感心させられました。

私達、魚住東中学校美術部にとって、本当に良い勉強になった半日でした。

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