京都御所の北東の一角に築地塀を欠いて御幣を担
いだ猿が金網に閉じ込めてある場所を猿が辻という
所謂悪除けの鬼門である、何故猿なのか(去る)にか
けているという説が在るのだが真偽のほどは定かで
はない、又敷地の北東隅角を欠いて幸神社が存在し
ている(さいのかみやしろ)読む、京都盆地の最北東
にも赤山禅院なる神社とも寺ともつかぬ社があり護
りとされている、此処にも猿が鎮座している、尚比叡
山延暦寺も鬼門を意識して建立されたと云う、陰陽
道で邪悪が出入りするところとされ忌み嫌われた方
角( 丑寅 )因み牛の角を持ち虎のパンツを履いた雷
様を描く向きもあるが、何故北東なのか?
古来中国では度々北方騎馬民族の侵略に悩まされ
業を煮やした始皇帝が万里の長城を作ったのが謂
われなのだと云う研究家もいる、案外そんな他愛も
無いところが起源かも========
京都観光の時そのようなところを訪ねるのも一興
かもしれない。