ある研究員によると、それは「火山の爆発」が関係しているといいます
1980年5月、アメリカのワシントン州・セントへレンズ山が突如大爆発を起こしたのです。
その研究員の説では、この爆発が冷夏を引き起こしたということです。
偏西風に乗って北半球の高空をすっぽり覆った火山灰の傘が太陽光線を弱め、まず北半球全体が冷却される。
このため、北半球と南半球のバランスが崩れ、赤道、南半球から温かい大気が流れ込んでくる。
この大気の異常な流れが異常気象をもたらした。
19世紀末から20世紀初めにかけて、「四大火山爆発」が起こったのですが、このときにも東北地方をはじめ、深刻な冷害に見舞われました
昭和29年3月のビキニ水爆実験直後も、日本は冷害に見舞われ、世界的にも異常気象となりました。
今、火山の大爆発や核実験が地球規模の異常気象の原因になるという説が、注目を浴びています
ですが、過去にセントへレンズ山と同じ規模の火山爆発があったときは、冷夏ではなく暑い夏だったということで、十分解明はできていないということです。