写真日記

どこかからの
帰りの飛行機
窓の外を眺めている

さっき
ふとインターネットの世界を
フラフラしていたら
たくさんの写真にブツカッた
世界中に写真が溢れ出しているようだった

万人がカメラを手にして
写真を撮りまくっている世界
たぶん人類は写真が好きなのだ

でも気をつけていないと
ほんとにもう写真に疲れきってしまう

いい人ばかりじゃないので気をつけなさいと
ボブディランがさっき歌っていた

自分もそれになるなら
僕もゴミ箱だ
昔、親友に言われたけど

そういえば
昨日のお昼過ぎから
机に向かって逃げずに
PCと一緒に戦っていたのだけど
気がつけば
いつの間にか朝になりました

ようやく終わったので
晴れ晴れとした気持ちになるかと思いきや
まだ次の仕事が貯まっていたりして
とりあえず窓を開けて
朝焼けの空を眺めてみました

夜中、ものすごい腹痛に襲われて
嘗てない位の激痛だったので
もうダメかーっとしばらく蹲っていました
夢の中で食べた雷魚が中ったのか
そんなはずはないので
昨日食べたものを思い出していました
昼にサムギョプサム食べたな
夜はカレーうどんで
朝はコーヒーにパンに目玉焼き
夕方に食べた自己流パエリヤの可能性が一番高いけど

それにしても
身体が弱っているのは否めないようだ
まったくもって運動もしていないし
不規則極まりない暮らしなのだ
胃腸が弱っているという話しだけど

精神的な問題？

いつの間にか朝とか
そんなことしてるから身体が壊れるのだけど

とりあえず夜明けだ

徹夜で仕事を終わらせる予定だったのに
見事に途中で眠ってしまった
昼に起きてビックリして
とりあえず混乱しながら
目玉焼きを作って心を落ち着ける
たぶん間に合うので大丈夫だと
言い聞かせて
とりあえずパンとコーヒーと目玉焼き

床に散らかったメモ帳を見つける
そういえば巨大な雷魚の夢を見たのだ

大きい雷魚　歯が抜けている
運んでいる途中で
港の生簀に落としてしまう
漁師の人たちが集まってきてくれて
捕まえて解体していく
なぜかいろいろの宝物とかが
胃の中から出てきたりして
それを昆布を干すみたいにどんどん干されていく
警察とかに届けたほうがいいかなと聞くと
そんなの食べちゃえばいいんだよと言われて
皆で生きたまま食べてしまう
南方の魚の匂いの味がした

訳がわからないけど
そういえば眠る前にＴＶニュースで
館山で大きな鯨が
陸に打ち上げられてしまった映像を観た
大きな鯨は死んでしまっていて
子供たちが柔らかかったよと触った感想を
マイクに向かって笑っていた

さっさと食べて
仕事しなきゃダメだった
空は晴れているけど
机に向かうのだ

しかたなく徹夜したので
朝からまた昼になる
眠らなくても眠ったことになる薬が
あったらいいかもしれない
身体に悪いならいらないけど
時は容赦なく流れ過ぎていく
３台PCを動かしながら
空が明けていくのを眺めている
朝日は眩しすぎて
斜めに橙色の陰を作る
欲望は薄められて
机の上には空きスペースがない
どこに逃げ出そうか？
空気のいいところがほんとはいいけど
思考停止田んぼの田の手話は手文字

さっき
ベトナムコーヒーを飲みながら
NHKを観ていたら
ウクライナの大統領選のNEWSがやっていた
現大統領のユーシェンコさんは
親欧米路線で前回の選挙で勝ったのだけど
今ではかなり支持率が低くて
前回負けた親露派のヤヌコービッチさんが
今回はかなり有利らしい
現首相のティモシェンコさんも
これについで高い支持率らしい
ティモシャンコさんは女性なのだけど
とても髪型が印象的で可愛らしい人に見える
たぶんロシアのプーチンさんも気に入っただろうなー
などと遠い国の話しを眺めている

NEWS７がはじまる
淡路阪神大震災から今日で15年経ちましたとNEWSが言う
台湾大地震から10年が経って
今月にはハイチでとても大きい地震があった
NEWS映像の中で
ビルディングが倒れ崩れている
蝋燭の光の中で黙祷しながら女の子が泣いている

映像はすぐに切り替わって
政治家のお金の話にストロボのフラッシュが焚かれ
大相撲の結果が流れて外国人の大きな力士が
息を切らしてインタビューを受けている　
把瑠都さんはエストニア出身らしい
たまらず世界地図を広げる
エストニア・ラトビア・リトアニア
だんだん繋がってくる
シェムリアップからホーチミンまでの
帰りのバスで一緒だった赤い帽子の大きい男の人は
ポーランド人だった
ものすごく英語が苦手らしくほとんど無言で
ひたすらタバコと酒を煽っていた

釧路の最低気温は氷点下17度です
天気予報が終わる

こんなことばかりで
まったく仕事が進まずに
時だけが進んでいって日が暮れていく
一応椅子に座って机の前にいる

スギサッテイケバ
メヲトジテイテモ
タダノフウケイ　ナガレ　ナガレ
牛が寝ている
バイクが走る
文章を書いて
写真を撮って
なんて幸せ
アヒルが立っていて
アオザイの少女
旧市街を歩き抜けていく

comigoi
向こう岸で友達になった
ニャムさんとフォーさんが笑っている

昔より、興味がなくなったのか
ただ疲れているだけなのか

でもただ笑っていると
とても楽しい気持ちになる

ゴッホもアルルで笑ってただろうか？

国境の町モックバイ
イミグレーションを通過して
向こう側はカンボジア
カジノらしき高層ビルディングが
赤土の上に乱れ立っている
陸続きに国境を越えるというのは
妙に緊張感があって気持ちが高ぶっている
少し待たされてから
パスポートに簡素なスタンプを押されて
なにごともなかったかのようにバスは走り出す

サイゴン川
マジェスティックホテルの
向かい側の乗り場から
500VD払って
渡し船に乗って川を渡る
ほとんどのお客さんは
バイクに乗って乗船しているので
歩いているのは
物売りの大きな荷物を抱えたおじいさんか
港湾関係の作業員かくらい
ゆっくりと川を渡っていく
遠くを眺めている

昨日、撮影の打ち合わせにいったら
このブログを見ていたらしく
なんだか最近病んでいるかと思って
心配してましたよと言う人がいたので
びっくりして
逆に年末年始でリフレッシュして
ものすごく最近調子がいいので
すいませんねーと笑った

昔、読んだ椎名誠のエッセイに
乗る時の顔ってのがあったな
とにかく男ってのは
乗り物が好きなようです

やりたいことがたくさんありすぎて
とりあえずやらなきゃいけないことを
いま毎日辛うじて頑張ってやってるのだけど
まあそうやって日々が過ぎていって
いつのまにかまた年を重ねて
あいかわらず生き易い調子もできないけど

プノンペンからシェムリアップに向かう
ボロボロのバスの席で隣になった
カナダ人の大きな男の人と旅の話しをしていた
Asiaはいいねーと
６ヶ月もインドシナを旅をしている言うので
Have you seen Japan?と聞くと
日本人のイメージは
ほんとにもう視野が狭くて
ひたすら狭いところでセコセコ働いてんだろ　ってさ
そりゃそうだけどそれだけでもないよって笑った

ホーチミンを歩いていると
ひたすらバイクが走っている
台湾もすごいけど　それ以上の数だ
HONDAが人気らしく
よくよくみると古いボロボロのスーパーカブも
たくさん走っている
実家に置いてある僕の型と同じカブもあって
見かける度になんだか笑えた
夜、道を歩いていると
厚化粧のあきらかにオカマのオバさんが
HONDAに乗って声を掛けてくる
後ろのシートに伏目がちな若いオカマさんが
淫らな風に笑っている
「マッサー？」
オカマさんの声が妙に優しい響きで怖い
まるで土手を走っていら蛇に出会っちゃったみたいな感じ

川の少し上流に最近
大きな橋が架かったと言う
写真を撮りに行ったけど
誰も通っていなかった
渡船はいつでも満員で
ゆっくりと川を渡っていく
風に赤い旗が揺れている

ブットブシャシン