西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

「サンタルチア」と「黒田節」

2007-04-01 | 言語・字・言語遊戯
昨日の「棚田学会」の懇親会で、山路永司先生(東大教授、農業工学)が、得意の喉を披露されて面白かった。まず、イタリア語で「サンタルチア」を歌われた。グーグル検索より、イタリア語と日本語を以下に示す。

Sul mare luccica, l'astro d'argento 輝く海の上に銀の星があり
Placida e` l'onda prospero il vento; 波は穏やかで、風は順風に吹く

Venite all'agile barchetta mia;    私の小舟よ、軽快に行こう
Santa Lucia! Santa Lucia! 聖ルチアへ!聖ルチアへ!

Con questo zeffiro cosi` soave, こんなに柔らかい西風と一緒に
Oh, comm'e` bello star sulla nave! ああなんて美しい、船の上にあるものは

Su passeggeri, venite via; 乗り人よ、あちらへ行こう
Santa Lucia! Santa Lucia! 聖ルチアへ!聖ルチアへ!

In' fra le tende bandir la cena,   テントの間に食事の用意を
In una sera cosi' serena.       夕方には小雨が降るから

Chi non dimanda, chi non desia;    誰も頼まず誰も望まないが
Santa Lucia! Santa Lucia! 聖ルチアへ!聖ルチアへ!

Mare si' placido, vento si' caro, 海はとても穏やかで、風はとても優しく
Scordar fa i triboli al marinaro. その前には海の辛さも忘れてしまう

E va gridando con allegria: 喜びとともに大きな声で唱えて行こう
Santa Lucia! Santa Lucia! 聖ルチアへ!聖ルチアへ!

O bella Napoli, o suol beato,     ああ美しいナポリ、幸せな土地
Ove sorridere volle il Creato,    そこでは創造主が望み微笑む

Tu sei l'impero dell'armonia,     そなた(ナポリ)は調和の帝国だ
Santa Lucia! Santa Lucia! 聖ルチアへ!聖ルチアへ!

Or che tardate? bella e` la sera;   おぉ、何を待ち望むのか?夕暮れの乙女よ
Spira un'auretta fresca e leggiera;  涼しく軽いそよ風が舞う中で

Venite all'agile barchetta mia;    私の小舟よ、軽快に行こう
Santa Lucia! Santa Lucia! 聖ルチアへ!聖ルチアへ!

で、次にこのメロディに例の「黒田節」をかぶせて歌われた。

酒は飲め飲め 飲むならば
日の本一の(ひのもといちの) この槍(やり)を
飲み取るほどに 飲むならば
これぞまことの黒田武士

峰の嵐か 松風か
訪ぬる人の 琴の音か
駒ひきとめて 聞くほどに
爪音(つまおと)頻き(しるき)想夫恋(そうふれん)

すめら御国の もののふは
いかなることをか つとむべき
ただ身にもてる 真心を
君と親とにつくすまで

花より明るく 三芳野(みよしの)の
春のあけぼの 見わたせば
唐人(もろこしびと)も 高麗人(こまびと)も
大和心(やまとごころ)になりぬべし

古き都に 来てみれば
浅茅が原(あさじがはら)とぞ なりにける
月の光は くまなきて
秋風のみぞ身にはしむ

これで何が面白かったかと言うと、
最後の締めで文句を替えて「これぞまことの黒田武士」というところを「一樽、二樽、三樽(サンタール)チア」とやって受けたのである。(写真は、山路永司先生、東大ホームページより、山路永司の頁へ)
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