快傑ズバットが面白いので各話感想を書く(21~26話)

前回の分を書いてから、また結構間が空いてしまったので続きを書きます。

なお、今回21話~26話と微妙な話数で切るのは、よくよく考えてみたらズバットって32話で完結なので、残り12話分を一気に書くのもしんどいので2記事に分けようと思っただけです。てへ。

各話感想(21話~26話)

21話で早川の母親が登場したりして、ここから物語終盤に向けての伏線がいろいろ用意されていくのかなと思いきや、その後は特にコレといって伏線めいた描写もなく、シリーズがどういう方向に向かっていくのかサッパリわかりません。一方で、23話のような様々なパロディがごちゃまぜになっているステキエピソードもあり、各話単体での出来はここに至ってますます円熟味を増してきたと言えるでしょう(?)。

21話 さらば瞼の母

早川の母親が登場するという、何気に内容が気になるエピソード。早川の母親は22年前に家出をして行方がわからなくなっていたみたいですが、夜桜組(今回の悪の組織)に襲われていた母親を早川が助け、偶然の再会を果たすコトに。ただ、再会した母親はどこぞの資産家と再婚して娘も産んでおり(早川の妹ってコトになる)、早川のコトは知らないと主張。

長い年月を経て再会できた母親に知らん顔されてショックを受ける早川だったものの、再婚相手の資産目当てに母親と異父妹を付け狙う夜桜組はきっちりシメるところはさすが。なお、用心棒は「地獄のコック伊魔平(いまへい)」……って包丁人味平のパロディですかね……、料理対決でもするのかと思いきや、皿をフリスビーのようにぶん投げて武器にするという、コックにあるまじき行為をしていたのが印象的。ズバットにやられたときのセリフは「料理されたぜ……」。

早川の母親が出てきたとなると、じゃあ父親は?というのが気になるところですが、この話では特に触れられず。おそらく今後の伏線に違いありません。

  • ボス: 夜叉丸
  • 用心棒: 地獄のコック伊魔平(皿と包丁投げの名人、ただし腕前は日本じゃあ二番目)
  • カードの文言: この者 極悪誘拐犯人!

22話 少年ボクサー 涙の父

タイトル戦に挑戦する若きボクサー・矢川元と、それを応援するダメ親父・矢川丈二(コレもどこかで聞いたような名前だ)の話。

登場する用心棒もプロボクサー(世界ライト級チャンピオン・カネアスドレイ)で、この用心棒と元がタイトルマッチを行う予定になっており、カネアスドレイの勝利に大金を賭けて大儲けしようと目論むZ団(今回の悪組織)が元にわざと負けるようあの手この手を仕掛けてくるという流れ。ズバットが登場するタイミングでちょうどタイトルマッチが行われていたため、ズバットと用心棒が戦わないという珍しい展開になっております。

もちろん、物語前半で早川と用心棒の腕比べは行われるんですが、相手が世界チャンピオンだからか、早川がいつもなら「その腕前は日本じゃあ二番目だ」と言うところを、今回だけは単に「その腕前は二番目だ」と言っています。てことは、早川はボクシングの腕前は世界一ってコト?

もちろん最後にZ団のボスはズバットにしばき倒され、イカサマを仕込み損ねたカネアスドレイもタイトルマッチで元に敗れるワケですが……実は早川との腕比べのシーンで、早川の妙技(ボクシンググローブで拳銃の弾丸をつかみ取る)に驚くカネアスドレイに対して「こんなことで驚いてるようじゃ、日本じゃ三番目以下かもしれんぜ」という早川のセリフがあり、これが試合結果の伏線になってるワケですね。

……ってあれ、ここでは「日本じゃ」って言ってるな……。

  • ボス: ミスターZ
  • 用心棒: カネアスドレイ(ボクシングのチャンピオン、ただし腕前は二番目)
  • カードの文言: この者 殺人未遂極悪犯人!

23話 大神家一族の三姉妹と天一坊

サブタイトルが完全に横溝正史『犬神家の一族』のパロディ。「天一坊」は江戸時代に徳川吉宗の落胤を自称して死罪になった人物ですね。

内容も、金持ちのじいさんの莫大な遺産相続を巡るお話。話の冒頭、死亡した大神家当主のじいさんが遺産すべてを長男・天一に相続させると遺言。ただし、天一は3歳のとき誘拐され行方知れず。1年経っても天一の行方がわからない場合は、20億円を寄付して30億を残りの三姉妹で等分せよ、という内容。

天一というのが『犬神家』の佐清の立ち位置になるワケですが、紅狐党(今回の悪の組織)の用心棒・ダンディハリー(いろんなパロディ混ぜすぎィ!)が顔を包帯でグルグル巻きにし、天一になりすまして遺産をかっさらおうと画策。ああ、「天一坊」なだけに偽物なのね……と思いきや、実はダンディハリーが昔誘拐された天一本人だった(本人も記憶を失っていた)というコトが発覚。騙された!

なお、残念ながら(?)ダンディハリーは湖に逆さまに突き立てられるようなコトはありません。まぁ結局死ぬんだけど。最後、ズバットにしばかれた敵ボスが2月2日のアリバイを問われた際、「俺はその頃、シシリー島でスパゲッティを食べていたんだ……!」などとわけのわからない供述をしていたのがまた印象的でした。

どことなく『犬神家』の雰囲気を踏襲しながらも、その雰囲気を台無しにする敵ボスと用心棒のアンマッチぶりがたまらないエピソードでした。26話まで見てきた中では、一番好きなエピソードかも?

  • ボス: 紅フォックス
  • 用心棒: ダンディハリー(射撃……ではなく手品の達人、ただし腕前は日本じゃあ二番目)
  • カードの文言: この者 極悪殺人犯人!

24話 涙の健 見知らぬ街の恋人

早川が惚れかかった女性が実は早川の親友である東条のフィアンセだったという、非常に気まずいお話(?)。ていうか、婚約者を早川に紹介したコトなかったのね、東条。

しかし東条があまりにもフィアンセをほったらかしにするもんだから、思い詰めた彼女は天山会(今回の悪の組織)が支配する町に居る東条に危険を冒してまで会いに行こうとして拉致られそうになり、危ういところを早川に助けられたものの早川と別れたあとまた拉致られそうになり、なんとか東条に会えたものの冷淡に追い返されて今度はホントに拉致られるという、もう目も当てられない展開。この話だけで視聴者の中の東条株が大暴落間違い無し。

それでも最後に東条と彼女の仲を取り持つ早川。21話の母親とのエピソードといい、人の温もりを欲しながらも最後は一人で去って行く、という昭和のヒーロー像がここに。

なお、用心棒がウリ・ケラーという名前だったので超能力使いなのかと思ったら、ただの占い師でした。

  • ボス: ドン・天山
  • 用心棒: ウリ・ケラー(筮竹使いの達人、ただし腕前は日本じゃあ二番目)
  • カードの文言: この者 極悪殺人犯人!

25話 荒神山 涙の別れ

この話から早川が上着の黒い革ジャケットを脱ぎ、赤のシャツに白のベストというド派手な格好となります。早川流のクールビズですねわかります。

この話ではウルトラマイトというすんげー威力らしい爆薬を発明した吉良崎という研究者が悪の組織に狙われるんですが、そんなコトよりこの吉良崎の彼女である希久子という女性が非常に性的な感じがしてしまいまして、気になって仕方ありません。

……いやだって、話の冒頭で彼女が河原を走るシーンがあるんですけど、Tシャツの下の胸がたゆんたゆん揺れてるわ、ショートパンツの下から見える太股も妙にセクシー。オープニングテロップによると演じているのは林美樹という女優なんですが、どうもズバットの始まる前年からテレ朝系列で放送されていた『超神ビビューン』にも出演されていた方のようで。

「林美樹」でググってみると、成人映画で活躍していた女優さんがヒットする(⇒ 林美樹 - Wikipedia)のでこっちかと思っちゃったんですが、こちらは別人のようで。あーびっくりした。しかし、きっと当時のちびっ子も、ズバットや用心棒よりも彼女のコトが気になって悶々としていたに違いありません(断言)。

  • ボス: 鬼大尉
  • 用心棒: ダルタニアン(二刀流フェンシングの達人、ただし腕前は日本じゃあ二番目)
  • カードの文言: この者 極悪殺人犯人!

26話 許せ我が子よ!

用心棒の名前が「ドクウッディ」。モグリの医者でメス使いの達人。犬を故意に狂犬病(しかも感染力が通常の30倍もある特殊なヤツ)に感染させ、それを町中の人間にも広めようとするというある意味最高にイカれたことを目論みます……が、これまで名前と特技が一致しない用心棒も多い中、この上なく名が体を表しているのには好感が持てます。

この話では小山内先生という医者と、その息子のきよしという親子が登場。そしてきよしが可愛がっていた犬がドクウッディの狂犬病に感染してしまい、警察に射殺命令が出されます。最初は犬を引き渡すことを拒んだきよしですが、早川が犬を渡すよう説得したところ、「自分でやる!」と言って犬を高いところから放り投げて殺してしまいます。

ええー……。

しかし今度は、きよしが犬に噛まれていたことが発覚。それを知った小山内先生、猟銃を持って息子を殺そうとします。親子揃って思い切りが良すぎだよ!

結局、早川が小山内先生を止めて敵のボスもズバットに変身してしばき倒すワケですが、結局息子のきよしが感染した狂犬病がどうなったのか不明のまま話が終わってしまいます。……これでもし狂犬病が治らないままだったら、と考えると一気にホラーじみてくるのですが、まぁ考えるのはやめておきましょう。

  • ボス: ムッシュ神(じん)
  • 用心棒: ドクウッディ(メス使いの達人、ただし腕前は日本じゃあ二番目)
  • カードの文言: この者 極悪殺人犯人!
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