複数環境で使うアウトラインプロセッサ

去年の末くらいから、いわゆるアウトラインプロセッサを使い始めてみたんです。アウトラインプロセッサというのは、えーと、詳しくはてきとうに解説サイトなんかを見ていただきたいのですが、簡単に言うとアウトライン構造を持つテキストを作成するソフトです。そのまんまですが。で、階層的なアウトラインを作成し、さらに個々の項目を自由に並べ替えたり、階層を変えたりすることが簡単にできるもの、というイメージかな、と。

主な使い道としては、文章を書くときの骨組み作りとか、階層的にメモを取りたいときに使うとか、チェックボックスを付けてToDoリストとして使うとか。私の場合、今までテキストエディタを使いタブインデントで階層を付けながら箇条書きっぽくメモとか簡単な資料とか作ってたんですけど、ふとこういう書き方ならアウトラインプロセッサ試してみたほうがいいんじゃないかと思い立ちまして。

Macで使う


そこでまずMacで使えるアウトラインプロセッサを探してみたところ、最初に見つけたのが「Tree」というソフト。

Top of Tree - Tree, Outliner for Mac OS X. ツリー表示のアイデア/アウトラインプロセッサ。

1ペインのシンプルなアウトラインプロセッサ。このソフトの特徴として、階層付きリスト以外にも樹形図のようなツリー形式での表示が可能なこと。これがまた、結構見やすい。ショートカットキーなんかも手に馴染む感じだし、チェックボックスを付けることもできるし、各項目にノート(付加情報)を書き込むこともできるし。サクサク書ける上に機能的にも過不足なく、すっかり気に入ってしまいました。

ソフト自体は3,980円のシェアウェアなのですが、試用期間の制限はなし。ただし試用中は25項目以上ある書類の編集ができなくなるという制限はあります。すぐに購入してしまいましたが。1ユーザーの使用であれば複数台のMacに入れても良い、というのも嬉しいところです。Mac用のアウトラインプロセッサだと、他に「Omni Outliner」が有名みたいなんですけど、個人的にはこちらは多機能すぎるかな、と。

で、こうなると今度は別の環境でも使いたくなるというもの。そんなワケで、さらにアウトラインプロセッサ探しは続くのでした。

iPhoneで使う


Macで満足のいくアウトラインプロセッサを見つけることができたので、今度はそれをiPhoneで持ち出したり編集できたりしないものか、と思うのはごくごく自然な流れなワケでして。そこでiPhone用アウトラインプロセッサってなんかあるのかな、と検索してみると、2つばかりありました。

ひとつは「ZeptoLiner」。

ZeptoLiner an outliner software for iPhone

主な特徴としては、項目のドラッグ&ドロップ移動、ランドスケープモード対応あたりでしょうか。データのエクスポートはメール経由で行い、階層付きテキストとして出力されるみたい。ただ、外部からのインポートは説明を見ている限りだとできないっぽい。Treeと相互にやりとりできるのが理想なので、そこが惜しい感じです。値段は800円。

そしてもうひとつは「Outliner」。

CarbonFin - Outliner for iPhone and iPod Touch

こちらは海外産のソフトになります。ZeptoLinerのようにドラッグ&ドロップやランドスケープモードには対応していないようですが、最大の特徴としてオンラインでバックアップ・同期が取れるという点があります。これはこのソフト専用のサイトが用意されており、ボタンひとつでiPhoneから書類をバックアップ、サイト上からも閲覧ができるという(サイト上での編集は無理みたい)。テキストもしくはOPML形式でダウンロードも可能、と。

そして、PCからブラウザ経由で書類をアップロードすることもでき、アップロードした書類はiPhoneに同期されるという。アップロードできるのはOPML形式のみ。そしてTreeはOPML形式のインポート・エクスポートに対応しているのですね。まさにドンピシャ。

そんなワケで、まず無料のOutliner liteを使ってみて、操作感を確認して「これなら使えそう」と思ったので購入しました。値段は1,200円。ZeptoLinerに比べると割高ですが、MacとiPhoneで相互にデータをやりとりしたいという目的を考えると、こっちで正解だったかなぁ、と。

OPML形式でやりとりすると、チェックボックスやらラベルといった、アプリケーション内のみでサポートされている情報が失われてしまうのが欠点といえば欠点ですが。でも「Macでメモを作成する→iPhoneで確認する」「iPhoneでメモを作成する→Macで書き足して保存する」という部分は十分に果たせそうです。

Windowsで使う


さらに今度は、Windowsで使えるアウトラインプロセッサも探してみることに。DELLのXPSノートを時々持ち出したりすることもあるので、そのときに使えるものがあればいいなー、と。んで、しばし調べてみるとWindowsで一番メジャーなアウトラインプロセッサは「Nami2000」というソフトみたい。

Nami2000 - ベクターソフトニュース

ただ、スクリーンショットを見てみると、画面左側にフォルダツリーみたいに項目が表示され、別ペインにエディタ部分が表示される構造になっているのですね。「Tree」のように1ペインで項目を並べていく、みたいなソフトが良かったので、他のソフトを当たることに。・・・しかし、探せば探すほど、どのソフトも「Nami2000」に類するインターフェイスのものばかり。なぜ。

あれこれ探した結果、ようやく見つけたのが「Sol」というソフト。

Solのホームページ

「Tree」や「Outliner」のように、項目ごとにノートを書き込んだりはできないようですが、イメージ的にはこれが一番近そうです。ショートカットキーも使いやすく、けっこうサクサクと入力可能。アウトラインからリッチテキスト形式で文章を作り込む、ってこともできるみたいですが、とりあえずはアウトライン機能さえ使えればOKということで。

問題はOPML形式での出力に対応していないこと。このソフトに限らずWIndowsのアウトラインプロセッサ全体を見ても、OPML形式のインポート・エクスポートに対応しているソフトというのが全くといっていいくらい無い状態。OPML形式って

Outline Processor Markup Language(アウトライン・プロセッサ・マークアップ言語、OPML)は、XML 1.0をベースとして記述されたマークアップ言語の一つで、文書のアウトライン構造の情報を異なるOS・環境間で交換可能にするための規格である。

via: Outline Processor Markup Language - Wikipedia

という説明がされているんですけど、なんでWindowsでは全然なんだろ。RSSリーダーなんかではすっかりメジャーですけどね。

ただ、試してみたらタブ付きテキスト形式でエクスポートしたやつをTreeで読み込むことはできたので、まぁいいかと。Windowsでメモを取りたいとき用のソフトとして使い、あとでTreeに取り込んで管理するという形で。しかし、Windowsでアウトラインプロセッサと銘打たれているソフトは山ほどあるのに、私のニーズに合うモノが全然見つからなかったというのもなかなかショックな感じでした。
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