くろねこ漢方帖

漢方薬、養生、中医学、ハーブ、健康のあれやこれ…日々の学びをゆるっとお届け。
気楽にぱらぱらっとめくってみてください。

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おいでませ、漢方薬局

2016年08月02日 | 中医学・漢方
嬉しいことに、最近、ブログを再開した効果なのか、久しぶりなお友だちがメールで健康相談してくれたり、薬局にもちょくちょく来局してくれています。

先日は、遠方に在住のはずの友人が突然、薬局に現れ(実家が薬局の近所)、
「体調くずしてて、Fecebookとかでいもさんの投稿見たりすると、あー、いもさんのとこ行かなくちゃってちらちら気になってたの~」と。

イエス!そんなアナタのために、ワタシは薬局で毎日スタンバイしているのですっ。

私のいる薬局はこのパンダ(シンシンくん)が目印。



このシンシンくんはポケモンGOのポケストにもなっているそうで…いつのまに。

でも漢方薬局って、一般的にはちょっと入りづらいですよね~(家の近所の薬局は酒に漬かっている蛇やマムシが入り口にどーんと飾ってあります。昔ながらの漢方薬局的な雰囲気はありますが、入ったら出られなそう 笑)。

せっかくなので、店内の様子もご紹介いたしましょう~。

ところ狭しと漢方薬が並んでおります。



私の友人が手作りしている布ナプキンコーナーもあり。



ドイツのオーガニック化粧品や低刺激な基礎化粧品、スーパーフードなども扱っています。



ね、コワいところじゃないでしょ〜?笑
うちの薬局は創業40年なので、親子3代で通ってくださっている方もいます。

健康相談がメインなので、ちょっとした不調があればふらりとやってきて、今日は風邪を引いた、とか、肌が荒れた、とか、飲みすぎて胃腸がおかしい、眼が赤い、トイレが近い、赤ちゃんがほしい…などなど、病院だったら一体、何科と何科になるんだ!?というくらい、多種多様なご相談に応じています(でもそれらのほとんどに応じられるのですよ、これがまた)。

大体2週間から1か月分のお薬をお出しすることが多いのですが、ツウな患者さんは毎週通って、その週ごとの細かい体調の変化を相談し、3~4種の漢方薬や健康食品を組み合わせた、その人、その時に合ったオーダーメイドなお薬を受け取っています。

費用は一日分300~500円前後が多いですが、予算に応じることもできます。

漢方薬だけでなく、青汁や牡蠣エキス、酵素ドリンク、漢方茶などなどカラダにいいもの、いろいろあります!(おかげで私のお給料の多くは、職場にて散財しています 涙)

うちの薬局に限らず、漢方薬局/相談薬局はまさに病院に行くほど大げさではないのだけど、ちょっと元気になりたいけど、どうしたらいいのかな、というときから、ガンなどの大きな病気のときにも頼れる存在。

でも、まだまだそういう利用の仕方ができる、ということがあまり知られていないですよね。全然、気負わず、ふらっと寄ってもらっていいんですよ。何かしら今のあなたのカラダにいいもの、見つかります。

もしちょっと気になるな~、行ってみたいな~という方がいらっしゃったら、どうぞお気軽にご連絡またはお越しくださいね。

ちなみに、冒頭の友人は、咳が3週間止まらず、病院の薬とともに漢方薬も併用したら数日でよくなったそう、ほっ。

実はかくいう私もここ2週間近く、ガンコな咳に悩まされました…そのお話はまた次回。

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国際中医師への道

2016年07月30日 | 中医学・漢方
またまた猫ちゃんと蛍光ペンをお供にガリ勉の夏を迎えています。

今回トライするのは、国際中医師試験という中国政府認定の資格試験(日本で受験できます)で、中国医学を学び扱う者にとっては登竜門的な試験なのです。

これに合格したからといって日本で何か認められる訳でもないのですが、中国や台湾、オーストラリアなどでは国家資格として認められています。
(中国では執業医師に相当。実際仕事をするためにはさらに資格取得が必要ですが、その受験資格を充たすことになります)

それにしても、あまりのボリューム!日本語訳されてるけど、読めない、意味の分からない漢字もいっぱい!






猫ちゃんにも邪魔されて、くじけそうにもなりますが…

まあでも、血流をよくするのにムササビの糞【五霊脂】がよい、とか(それを探すほうが大変だろう!モモンガの糞ではだめなのか?)

魚の骨が喉にささったらキンポウゲ科のシナボタンヅルの根【威霊仙】がよい、とか(これもいざという時には必要だけど、あまり身近にはなさそう・・・)

などなど、マニアックな、密やかな愉しみも、なきにしもあらず 笑。

折りしも、台湾出張中の相方に、台湾の漢方薬局の写真を送ってもらったら、ずらりと試験に対応した薬が並んでいるではありませんか!もしかしてもしかしたら、台湾で開業なんてことも夢じゃないかも???



それはさておき、なんといってもこの資格を持っている、ということがこの先、患者さんが私を信頼してくれる要素のひとつになってくれたらいいな(漢方薬の効果を信頼できるかどうかは、処方する先生を信頼できるかということが大きいように思うのです)

という思いをこめて。

2016年下半期は、せっせせっせと勉強に励んでいきたいと思っています。

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蓼科ハーバルノート

2016年06月19日 | ハーブ
梅雨の晴れ間、日帰りで蓼科まで行ってきました。

目指すはこちら。
ハーバルノート。



友人が、魔女のおうちのようなハーブなお店があるんだよ、すごくいいから一緒に行こう〜、と車で連れて行ってくれました。

あとから聞いた話、知る人ぞ知る、アロマやハーブを学ぶ人にとっては、聖地のような憧れの場所なのだとか。

そのお店は高原の森の中にありました。





可愛いねこちゃんがお出迎え。





あ、猫ばかりにかまけてないで、ハーブ見なくちゃ💦

小さな小屋を入るとずらりとハーブ!









素敵だなあ〜♡

なんなんでしょう…漢方薬もハーブなのだけど、渋い感じでなかなかこうは可愛らしくはならないのですよね^_^;

やっぱり色とか香りとか。
そういうものから、とりわけ女性はいいなあ〜、と惹かれていくものなのかもしれません。

好きだなあ、素敵だなあって気持ちって
何かを始めるときに、すごく大きなモチベーションになる。

見せ方、あるいは魅せ方って、大事だなあ〜と、とーっても勉強にもなりました。

ハーブ愛はまだまだ続いていきますよ〜♡

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ハーブのある暮らし

2016年05月24日 | ハーブ

新緑が本当に美しい季節。

先日、ふたたび里山で畑のお手伝いをさせていただきました。

 

こんな、木漏れ日を浴びながら歩くだけでも、気分はとってもリフレッシュ♪

漢方薬で使われている薬草もいっぱいあるはず。野草にくわしいおじさま、おばさまにちょこちょこ教わっています。

今回は好きなものを植えていいよ、と、ありがたいお話があり、ひとまずミントを植えることに。

誘ってくれたカフェ店主の友人と、ここから広げてハーブ園を作れたらいいね、とか、ハーブをつかったイベントができたらいいね、とか、

わくわくしながら植えました。

・・・・・

そういえば。

私にはぽわわーん、と思い描いていた憧れがあったことを思い出しました。

もう10年以上も前に手に入れて何度も読んでいた本。



自然にかこまれた、ハーブのある暮らし。

素敵だなあ、いつかこんな風に魔女のように植物の効果をよく知って、生活に取り入れることができたなら。

漢方や中医学に興味を持ったのも、こんな憧れのほうが先にあったからかもしれません。

東京でせわしなく生活していると、ベニシアさんのように自然をまるごと自分の暮らしに取り入れる生活はなかなかむずかしいのだけれど。

でも、すこしずつ、すこしずつでも

ハーブ・スパイスを自分で育てたり研究してみたり、

里山でいろんな野草にふれてみたりしながら、

漢方薬のもととなっている植物のパワーを実感したり、

自然のチカラを自分に取り戻していくということを、もっと深く知っていきたいし、紹介もしていきたい。

そんな思いに、またまたぽわわん、と胸がときめいてしまったのでした

 

 


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薬膳セミナー「梅雨時の食養生」

2016年05月13日 | イベント・セミナー

昨年に引き続き、今年も高齢者センターで薬膳についてお話させていただきました。

前回、生薬について説明したら反応が良かったので、今回は変わった生薬の見本も持参。

これはなんでしょう???

(一緒にお考えください)




「子どもの頃見たことがある!」

「カマキリの卵!」

「正解!」

この生薬はカマキリなどの卵蛸で「桑螵蛸(そうひょうしょう)」といいます。
夜尿症の煎じ薬などに使われます。


続いてこちらは?




砕いてあるのであまり正解が出ません...。

これは、実はセミの抜け殻なんですよ~!(会場、ざわざわ)
生薬名を「蝉退(せんたい)」といって、皮膚のかゆみを抑えてくれます。


なんて、前振りから始まり(というか、これらは日本では漢方薬にしか使ってはいけないので、薬膳としては活かせないわけなのですが)、今日のメインのお話は梅雨どきの食養生について。

すでに日によっては、じめっと湿気を感じるようになりましたね。

そう、これから梅雨・夏に向けて、私たちの身体が闘うべき相手は「湿邪(しつじゃ)」です。
そして、身体の中で守ってあげたいのが、この湿邪にとても弱い「脾」です。

「脾」は胃腸の辺り、消化機能のことですが、もともと脾が弱いと、体外の湿気にやられやすく、さらに日中の暑さで冷たい水分をたくさん摂ってしまうと、さらに水分代謝が悪くなり、弱ってしまう。そうして、食欲も落ちて、体力も弱ってしまう、という夏の負のスパイラルに陥りがちです。

ですので、梅雨が近づいたら早めに食事などで体内の水分を代謝させるようにしましょう。

●体内の湿分を取りのぞく食べもの
豆類(緑豆、ソラマメ、さやえんどうなど)、とうもろこし(コーン茶)、かぼちゃ、はとむぎ、昆布 など

●利尿を促す食べもの
豆類、あさり、しじみ、せり、セロリなど


とくに、ハトムギは生薬にも利水効果を期待して使われるくらい優秀なのです。
一晩水につけて、スープに入れたり、ご飯と一緒に炊いてもよいです。
また、はと麦茶も夏にはオススメな飲み物です。



はとむぎ【生薬名:薏苡仁(よくいにん)】

【性味】 味は甘・淡、性は微寒
【帰経】 脾・胃・肺経
【効能】 利尿、消炎、排膿、鎮痛、鎮痙、強壮
利尿を促して、たまった水分を排出します。
下痢のときなどには整腸作用があり、消化をたすけます
イボをとるのにも効果的で、美肌・美白効果もあると言われています(女性にはとくに嬉しいですね!)。


梅雨どきの低気圧対策について書いたこちらの記事もあわせてご参考ください。

では皆さま、くれぐれも「脾」をお大事に~


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