「色情痴女 密室の手ほどき」

「色情痴女　密室の手ほどき」2010年　OP映画　監督:浜野佐知

妖艶な女に誘われ、昔の発禁本の朗読をする男。淫靡な世界に囚われていく男の姿に、婚約者は異変を感じ・・・。

ベルハルト・シュリンクの「朗読者」はとても面白かった。それだけにシュリンクの作品を原作とする映画「愛を読むひと」は、あまり見る気が起きない。
朗読者を着想としたピンク映画なら、話は別。しかも朗読される女は倖田李梨。

…という事で、これはちょっと期待しすぎてしまったかな。
エロシーンでは眠くなった。
倖田李梨はシリアスな役での主演で魅せようってんだけど、いつもの魅力が無い。
昔の発禁本という読む題材も弱い。
伏せ字をそのままマルマルとかペケペケとか読んで何が面白い？
この女は文盲というわけでなく自らも朗読する。いや、暗誦してましたか。

実は女詐欺師で、以前金を奪われたという夫婦者が追っている。
朗読させておいてその後どんな手口で金を騙し取るのかは不明。

追跡する亭主役の荒木太郎がインパクト強烈で気になった。今回の役はあまり合ってないようだけど、とても気持ち悪いので変態役の作品を見てみたい。

やっぱりケイト・ウインスレットの方を見てみようか。DVDでね。

上野オークラ劇場