JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

道合遺跡見学会

2008-03-15 | Weblog
地元団地の第2期建替工事も解体作業が終わりいまや思い出の建物、公園の跡形も無い。



この地域では団地建替事業に伴い昨年1月から発掘調査を行っている。(東京都埋蔵文化財センター)このあたりの昔の小字名を取って道合遺跡と名づける。
今日はその見学会が行われるという事で覗いてきました。

この地域は戦争中、陸軍被服本廠があったのでそれに関する出土品は当然あるのですが、この遺跡の中心は何と弥生時代で、住居跡が発見されているのです。



1800年前の弥生時代後期の住居跡が110軒見つかっています。柱穴、貯蔵穴、炉の跡が見れます。

このあたりは第2公園(通称ジャブジャブ池、Hero-N世代では通称バイキン公園)や16号棟が建っていた所で昔から良く遊んだ地。その下に1800年前の住居跡が埋もれ、弥生土器などが出土しているのだから、何か感慨深いものがあります。



被服本廠跡。
明治に建てられた旧陸軍施設があり戦後は米軍の戦車修理工場として利用されていました。明治の頃はまだ遺跡を保存するという考えに乏しく、弥生遺跡を分断する形でレンガ跡が見られ、弥生と明治が混在していて面白い。

出土品の展示。台付甕、壺。

 

旧陸軍被服本廠跡出土品。


ビール瓶、薬瓶


灰皿

食券なんてのも出土されています。


被服本廠で使われていた釜



流石に工場だけにでかい。但し、米を炊くためなのか、繊維加工に使われたのかは不明との事。食券まであるのだから、やはり炊事用?
大きな鉄であっても軍の工場なので供出される事は無かったとか・・・

ポカポカ日和で気持ちよく(花粉が無ければ尚良いが、グスグス)遺跡見学日和。
Hero-Nもちょっと古代のロマンを感じたようです。
ただ、「説明が詳しすぎて解らない」って、そりゃそうでしょうね。
うちが住んでいる建物の下にも遺跡が埋もれているのでしょうか?
鼠の家が出てきそうな気がして・・・

この調査は5月いっぱいまで続けられるそうです。後はいよいよ新築工事ですね。


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