JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「女医の診察室」

2009-06-06 | 映画(DVD)
「シナリオライター小國英雄のすべて」

「女医の診察室」1950年 新東宝 監督:吉村廉 デジベ上映

産科部長・田島文子の勤務する病院に、昔の恋人・信吉が赴任して来た。かつて成績が振るわない信吉を奮起させる為わざとつれなくした文子の思いを知らない信吉は、今は結婚して子供を持つ身となっていた。ある事件がきっかけで文子への誤解を解いた信吉だったが、それはあまりに遅すぎた。文子は仕事に没頭するが、彼女が抱える心臓病はもはや取り返しのつかないところまで進行しており…。

「吸血蛾」だけで帰ろうか迷ったけど、そのまま居残りで鑑賞。

上原謙に原節子。千石規子が20そこそこの夜の女役で、淋病を治しに来る。こりゃまた古い1950年。

ピクニックで原節子と上原謙が道に迷い山小屋で休憩とベタなメロドラマ。
原節子の山小屋での告白(上原謙を奮起させるためつれなくした真相)なんか聞いてると、このお嬢さん、美人女医ではあるものの何ともイケ好かない女なんだけど・・・
上原謙の同僚、河津清三郎の言うとおり、部下の3人の看護婦(風見章子、中北千枝子、あとは津山路子でしょうか)の方が良いやね。
そんなお嬢さんだけど、自らの病を押して(痛み止め注射打ちながら)上原謙の奥さんの手遅れといわれた子宮外妊娠の手術にあたる場面はあまりに壮絶で、眠気も吹っ飛んだよ。
死を眼前にして仏のようになってました。

そして、当然、奇跡はおきました。
原節子は天に召され、あとは賛美歌だらけ。

吸血蛾」に続いて・・・

塩沢とき(当時は塩沢登代路)が長身の看護婦役で出演

大きな看護婦頭巾の中北千枝子がなかなか良い。

シネマヴェーラ渋谷

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