JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「喜劇 深夜族」

2009-05-15 | 映画(DVD)
緑魔子伝説
「1944年3月26日生まれ。特技は英語。宮崎県の進学校を卒業後、上京して演技の勉強をしていたところをスカウトされ東映へ。か細い身体と大きな瞳、舌足らずのベイビーボイスでの独特の台詞回しが持ち味で、その代替不可能な魅力は60年代半ばから70年代の日本映画を大きく彩った。」シネマヴェーラチラシより

「喜劇 深夜族」1969年 松竹 監督:渡辺祐介

「昼は店員、夜は父親に内緒でコールガールをやっている幸子だったが、実は父・平三もまた娘に守衛と偽り、ポン引き業に精を出していた。ある日、しぶしぶ弟子にした久一が警察に捕まり、平三は身代わりとなって刑務所に入る。師匠の思いに感激した久一は、新しい女を用意して平三の出所を待っていたが、その女とは実は…。深夜にうごめく人々の泣き笑いを描く、お色気ホームドラマ。」

タイトルバック、脚本に森崎東の名でちょっと不安になったけどまったく大丈夫。
洋裁学校に行っているはずの娘と守衛をやっているはずの父親が鉢合わせになって、さぁ大変のドタバタ追っかけ。ネグリジェ姿で浅草を駆け抜ける緑魔子。花やしきのメリーゴーラウンドを無駄に回す高松しげお。

当時、子供たちにも大人気だったチックタックの高松しげおが意外と良いので驚いた。新宿西口公園で緑魔子と歌う童謡、青春映画。い~じゃない。

やはり喜劇の緑魔子は特別チャーミング。
こどもの描くお日さまのようなお目目(付けまつげ)でもって度胸のある親不幸(親孝行)娘でお灸が得意。サイケなミニワンピも良し、昼間のスパーマーケット店員姿もまた良し。

トリオ・ザ・スカイライン(東八郎、原田健二、小島三児)が30代の童貞君。筆おろしのお相手がかしまし娘(正司歌江、照江、花江)

ヨシカワ君の早瀬久美が青森からの方言丸出し家出娘。判淳三郎は「娘を持つ親の気持ちは皆同じ」と、この娘の父親探しに一役。判淳はもう安心して見ていられます。
「ポンビキ」ではなく「ポンヒキ」

桜井浩子は女子大生コールガール。

何故か出てくるだけで笑いがおきてしまうのが判淳三郎の戦争時代の隊長、西村晃。

ラブラブの緑魔子と高松しげおって完全に逆玉?
「ありが10(とお)なら、いもむしはたち」

シネマヴェーラ渋谷

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コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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 (とらねこ)
2009-05-26 14:14:03
ふふふ、高松しげお、確かに逆玉でしたね~
本当、コメディの緑魔子ってこんなにかわいいんだ!って驚きました。
からっとしてて明るくて、すっごいキュートで・・・
私ね、いかにも古い日本家屋で、親子揃って昼間にそうめん食べたりしてる姿が、すごくうれしくなりました。
この作品、すごく好きかもー
Unknown (imapon)
2009-05-26 23:51:10
とらねこさん、こんばんわ。
これ、随分お気に召したようですね。なんだか嬉しいです。
お互い秘密を持ちながら親子揃ってのそうめん。いいですよね。
判淳三郎の人情も嫌味がなくて良かったです。

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