JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「モダンタイムス」 DVD

2011-01-13 | 映画(DVD)
「モダンタイムス」1936年 米 監督:チャーリー・チャップリン

工場で働くチャーリーは、ひたすらねじ回しを繰り返す作業の末に発狂しトラブルを起こす。最終的に病院送りになった彼は退院した矢先にふとしたことがきっかけでデモ団体のリーダーと間違われ捕まってしまうが、脱獄囚を撃退した功績で模範囚として放免される。仕事も紹介されたが上手くいかず辞めてしまい、街をうろつく生活に。そんな中チャーリーは独りぼっちの浮浪少女(ポーレット・ゴダード)と出会う。

マルクス・ブラザースを見て爆笑していたHero-N。
ある時アルバイトの話になってベルトコンベア作業の大変さを聞かせていて、そうだ、そろそろチャップリンの「モダンタイムス」を見せてあげようと思ってました。自分は中学生の時に見たんですが。
この古典、「モダンタイムス」にまで影響を及ぼしたと思える「メトロポリス」なんかも観たことだし・・・

てぇ、ことで正月にレンタル。中学以来久しぶりに観ました。

確かに名場面の連続で名画であることは間違いありませんね。
何しろ、この作品ではありませんが、私が映画を見て初めて涙したのもチャップリンでした。
でも、チャップリンはある時から全く見なくなっちゃった。
風刺の匂いと大げさな表情の作りかたが鼻に付くように感じ出してしまったのでした。

最近、キートンを良く見ていたので、やはり、成程なぁ、と思うのであります。
単純に笑わせようとする姿勢と、そのギャグのスケールの大きさ、飛躍度合いからして、好みはキートンの方ですね。

チャップリンはやはりマイム芸が素晴らしい。作中、次々に繰り出す小ネタが綺麗に決まる。

Hero-Nも爆笑だった食事マシーンのあたりのたたみかける笑いの連続。
デパートでのローラースケートの妙技。
チャップリンがトーキーで初めて声を聴かせた元祖ハナモゲラの歌。「ティティナ」
一番好きなギャグは給仕のチャップリンが客にロースト・チキンを出そうとするのだけど、ダンスタイムになりホールに客が押し寄せ、チャップリンはチキンを高々と挙げて群衆の中でくるくる回らされちゃう奴。こういうバカバカしいギャグが好きなんだな。

ラスト・シーンでのボーレット・ゴダードとの「スマイル」に乗せたショット。
「笑って」というゼスチャーなんかを見ているとつくづく名画だなとは思います。
ただ、哀愁のラストへの持って行き方はずいぶん強引なんですね。



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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (tak)
2011-01-15 21:38:24
今年最初のコメントですかね?
今年もよろしくお願いします。

先日「街の灯」を劇場で観る幸運に恵まれたのですが、周囲の子供の反応が実にイイんですん。こりゃぁ、うちの子にもみせないと!と思ってますがいまだ果たせず。ガンダムばっかり見て!(親が悪い)。

以前学生にこれをみせたら思わぬ反応が。

「世間に適合できない人を笑いものにするのは間違っている」

・・・!?。こんなにハートのある映画なのに。

時代なのかなぁ・・・
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追伸 (tak)
2011-01-15 21:39:36
あ、今年二度目でしたね(汗)

失礼しやした
返信する
Unknown (imapon)
2011-01-18 08:31:53
takさん、いらっしゃいませ。

感想というのは人それぞれと言いますが・・・
学生さんは不快に思ったって事なんでしょうかね。

子供の反応は本当にストレートで見ていて、こっちまで嬉しくなりますね。大人だけで見ていたら、ここまで笑えるでしょうか。
チャップリンを見せた、ルークくんの反応。興味あります。

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