数社でボツになった漫画シナリオ

超美少年の愛(性同一性障害)は修一に恋していたが、ある切っ掛けを機に超美少女に変身して修一と・・・。


愛がイク(110)  林森北路(リンセンペイルー)  その1

2017-07-17 22:01:43 | 日記
          登場人物

神屋修三(50)白髪混じりで紳士然としてるが、どこか崩れた雰囲気もある。

妻、優子の40才当時の遺影(美人)

課長(40)意地が悪そうな顔。

令子(35)中の上程度の美人

他に男性社員二名


以下台湾人
タクシー運転手(60)

ホテルのボーイ(25)

長い髭の仙人のような小柄な老人(70)

ポン引きの老人(70)

梅花(30)グラマーで超美人の按摩屋のオーナー

チャリに乗ったブスのおばさん(40)

裕福で気が強そうな美人(30)

同、按摩屋の受付嬢(25)

同、按摩屋の超ブスのおばさん(40)

散髪屋の女(20)

クラブの女(20)

クラブのママ(40)

◎全四話の表紙はすべて昼の林森北路の通りか、或いは台湾のなにげない町の一角の絵にする

↑たとえばこんな感じ・・・





    林森北路(1)

○夏の夕方、ビジネスビル群の外観。

   ある巨大ビルの外観に、
N 『部下がやらかした大チョンボが原因で早期退職に追いやられ、今日が商社マン最後の日となったーー』

   同、社内

   皆が退社した広いフロアーの向こうに神屋修三(50)、課長(40)、男性社員2名と令子(35)の計五人が集まっている。

課長「神屋さん、長らくお疲れさまでした。たまにはまた顔をのぞかせてください」

   笑顔で会釈し、
神屋(だれが来るか。ボケ!)

   チョンボをやらかした社員が半泣きで頭を下げ、
男社員「うぐっ・・・いまさら何を言っても・・・本当に申し訳ありませんでした・・・」

   優しい顔で男社員の肩をポンポンと叩き、
神屋「いいんだ。もう気にするな」

   意味ありげな目で花束を渡し、
令子「神屋課長、至らない部下でしたがお世話になりました。どうかお元気で」

神屋「ありがとう。君たちも元気で」

   令子の顔のアップに、
N 『妻を亡くした五年前から彼女と親密な関係をつづけてきたが・・・』

   シーム入りのストッキングを履いた令子のふくらはぎ(足首にアンクレット)のアップに、
N 『首が決まったとたんに電光石火のごとく新任の課長に乗りかえられてしまった』

課長「どうです、よかったらこれから送別会にくりだしませんか」

令子「(当惑顔)課長ぉ~、神屋さんだって色々と都合がおありですよ」

神屋「(笑顔)お気持ちだけ。彼女のいうとおり、これからちょっと約束があるので」

   ホテルのベッドで令子が神屋の腰に両足を巻き付けて喘いでいる絵に、
N 『私が調教した女だとも知らず、めでたい男だ・・・』

   笑顔の課長の顔に、
N 『いや、この男は案外なにもかも心得ているのかも・・・』

   課長に笑顔を向けてる玲子の絵に、
N 『そしてこの女も上司が変わる度に社内妻として引き継がれてゆくのだろう・・・』

   令子が課長の腕にそっと手を添えるのを見て、
N 『35才の独身女が生きぬいてゆくための処世術。あざやかだと誉めてやろう・・・』




○夜、住宅街

   花束を持って一人歩く神屋のN
N 『新任の課長がきたと同時に、潮が引くように部下たちが私から離れていった。ま、そうしたものだろう・・・』

   夜空の絵に、
N 『約束があると送別会を辞退したがそんなものあるはずもない・・・』

   神屋、向こうから日光仮面の扮装をした修一が沙希を乗せバイクでプルプル(ゆっくり)走ってくるのに気付く。

   すれ違いざま、修一(無表情)と沙希(優しい眼差しで)が神屋を見る。

   神屋も好意的な表情で彼らを見る。

   スカートがひるがえりパンツが丸見えの沙希の後ろ姿に見惚れ、
神屋(恋人同士にしては年齢差がありすぎだが・・・なんにせよ羨ましいな・・・)



○神屋の2LDKの中級マンションの外観

   同、室内

   流しに置いたバケツに会社でもらった花束が入っている。

   仏前の妻の遺影(無表情)に花が活けてある。

   正坐して遺影を見つめる神屋(部屋着)のつぶやき、
N 『優子(ゆうこ)、とうとうリストラされてしまったよ。年金が支給されるまであと15年・・・』

   整然と片付いた室内の絵に、
N 『守るべき子供も君もいないのに、再就職して一人寂しく生きたってなんになろうか・・・』

   遺影を手に持って見つめ、
N 『君のあそこの匂いを思い出すたびに気が狂いそうになるよ・・・』

   遺影の写真のアップに、
N 『再び君のような女に出会えるとは思わないが・・・』

   天井の絵に、
N 『ただ胸の隙間をうめてくれる女がほしいといったら君は怒るかい?』

   遺影にキスし、
N 『手は合わせないぞ。優子は神ではなく、私の女だからな・・・』

   神屋が向こうに去ると、遺影が微笑んでいる。

   キッチンの絵に、
N 『商社マンの看板がなくなったいま、出会いなど絶対ありえないだろう』

   テーブルで食事しながら、
N 『女のいない人生なんて恐怖だ・・・』

   食後、茶を飲み、
N 『ならばどうするか・・・』

   湯呑をトンと置き、
N 『台湾にいって発散するしかない。フィリピンも考えたが胃に自信がないので却下した』

   食器を流しに置きながら、
N 『退職金を余分にもらったし蓄えもそこそこある。毎日女をとっかえひっかえしてれば・・・』

   食器に水を張りながら、
N 『もしかしたら、心が通じあえる女と出会えるかもしれない・・・』

   同、洗面所内

   シャネルのアリュール・オムのアップ。


   香水を手首にスプレーする。

   手首の匂いを嗅ぎながら洗面所から出る。

   同、キッチン

   テーブルに座ってパソコンを見ながら、
N 『実はリストラが決まった直後から、ひっそり台湾の情報を集めはじめていた』

   キッチン回りの絵に、
N 『なぜ台湾かというと二十年前に短期駐在したことがあり多少は様子が分かっていたからだ』

   ウイスキーグラスを持ってパソコンを見ながら、
N 『日本人御用達の林森北路にはスナックやクラブがたくさんある。クラブはお餅(女の持ち帰り)可だがスナックは不可だ』

   昼の林森北路の通りの絵に、
N 『ショートだけならカラオケや按摩。それにサウナや散髪がある』


   グビッと飲み干し、
神屋(もしいい女がみつかったら日本に遊びにこさせてもいいな・・・)

   神屋宅のドアの外。チャイムを押しかける指(少し震えて)のアップ。

   ドアの前に立つ令子、ためらって押すのを思いとどまる。

   唇を噛んでドアに背中からもたれかかる。

   切なげな表情で廊下の天井をぼーと見あげ小指で涙を拭う。

   心もとない足取りで廊下の向うにカツカツとヒールの音を残し去ってゆく。




○台湾、桃園国際空港の絵に、
N 『台湾 桃園(タオユエン)国際空港』

↑この写真はイメージしてるのと違うが・・・

   軽装の神屋、タクシー乗り場の前で懐かしげに風景を見て(横にキャリーバッグ)、
N 『とうとう来たぞ、麗(うるわ)しの台湾――』

   決意のこもった顔で、
N 『所持金は百万円。いい女が見つかるまで帰らないぞ』

   タクシー車内、
  「三啓飯店」と書いたメモを見せ、運転手(60)がうなずく絵に、
N 『空港から台北市内までタクシーで40分――』


○台北市内、繁華街の外れ

   停まった車内で運転手に金を渡す。

   繁華街の外れの景色の絵。



   通りに立って辺りを見回し、
N 『見るものすべてが懐かしく感じられ、昭和の日本にタイムスリップしたようだ・・・』



○三啓飯店(小さな安ホテル)の外観

   同、ホテル内

   ボーイ(25)がキャリーを持ってドアを開ける後ろで、神屋が札を一枚出す。

神屋「(室内でチップを渡し)謝謝(シェシェ)」

ボーイ「(笑顔で)お客さん、美人の女の子いりますか?」という絵に、
N 『安ホテルのボーイはバイトでポン引きもやるらしい。こっちが外で女を確保する前に売り込むつもりなのだろう』

神屋「今日は用事があるから、またこんどお願いするよ」

ボーイ「(笑顔で)美人の子がほしいとき、いつでもいってください」と出て行く。

   ホテルの玄関の絵。


   ホテルの玄関から出てきて、
N 『あえて安ホテルを選んだのは女を連れこんでも気がねしないですむからだった』

   空を見上げ、
N 『短時間で効率的に女と出会うために、まずは按摩(あんま)屋に突撃だ』

             つづく
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