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九代目林家正蔵襲名口上05・4・21池袋演芸場昼席

2005-04-21 19:54:10 | 舞台
4月21日池袋演芸場昼席に行ってまいりました。
仕事を抜け出してということで時間もないので、
九代目林家正蔵襲名披露の口上だけ、見に行こうということです。

会場は超満員(といっても150人くらい?)。当然立ち見。
客層はやはりかなり高く、50~60代中心で、男女比は4:6か3:7くらい。
すぐ戻らなければいけないことを考慮して、
出口の近くにおさまったところで、太鼓、お囃子の音が続き、
口上のメンバーが登場。左から司会の春風亭一朝、
春風亭小朝、林家正蔵、林家木久蔵、橘家円蔵という並び。

順番にご挨拶はまず一朝。この人の噺はテレビでしか見たことがないなあ。
わりとオーソドックスにやる人だったと思う。
現正蔵が、祖父に当たる先々代を尊敬していて、
寝る前に必ずテープを聴きながら寝る。そうするとぐっすり眠れる。
「祖父と(そっと)おやすみ」。

って、ある年代以上じゃないとわからない駄洒落ギャグをかませば、
その弟弟子に当たる小朝。おなじみの金髪で。
今回の襲名、楽屋の雰囲気が非常によいという話。
こういう中で正蔵として旅立っていけるのはいいことだ。
これをわれわれの世界では「いい日旅立ち」という、
と同じなつかしの名曲駄洒落で切り返した。いかにも小朝らしい…。
さらに最近の正蔵は人情噺ばっかりじゃないか、という人がいますが、
今日を境にまた爆笑がとれる落語に戻るということですと。
ホントかよ、勝手に言われて、正蔵困ってるんじゃないか、
とかいろいろ考えてさせられしまった…。

続いて、木久蔵、が紹介されたところ、
いきなり円蔵がしゃべり出すというギャグが入る。
さらに木久蔵、そのときおしゃべりしていたおばさんたちに
「あの…やってるんですけど」と、いじってから話し始める。
正蔵の父、昭和の爆笑王・林家三平があるとき木久蔵にくれた袴。
膝のところに手のひら型の油汚れがあった。
それだけ熱心に演じていたんだと思うとともに、
それをはいて、その手のひらに自分の手のひらを合わせて、
パワーをもらっていたと、ちょっといい話。

最後は円蔵。池袋での襲名披露は今日が初日。
昨日なんて4人しか客いなかった、とかなんとかいいつつ、
ちょっと噛んだところで、もう口上に疲れている。
同じこと言うのいやだから違うこと言おうとして、
なんだかわからなくなっちゃう、と、このひとらしい、
冗談とも本音ともつかないようなことを言ってた。

その後、手ぬぐいのプレゼントがあり、三本締めにてお開き。
それから、円蔵の一席だけ聞いて帰った。「反対車」。
マクラの小話が本編に絡んで変化出しているという構成。
ぐだぐだっぽいしゃべりが好き嫌い分かれるのかもしれないけど、面白かった。
  
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