ゆびおり短歌

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短歌人2017.5

2017-06-18 | 短歌人
「短歌人」2017.5/同人2 黒﨑聡美


節分の夜

夕焼けはどこまでも伸び電線を渡る小鬼の姿をうつす

歳を重ねてよかったことに節分を無事に過ごせることを数える

泣きながらお面をつけて節分の夜はただただおそろしかった

黄色い鬼ばかり作ってきたことを節分の夜にまた思い出す

幾度指を持ち直しても柊の鋭い葉先が刺さってしまう

やわらいだ怖さのなかで声を出し闇へとむかい炒豆投げる

黒猫と小鬼は仲良くなるだろう夜の廊下の底にまぎれて
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