ゆびおり短歌

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短歌人2017.4春のプロムナードより

2017-06-09 | 短歌人誌より
春のプロムナードより。

草土手はわが住む町につづきをり海にそそげる一ぽんの川/大森浄子「土手」

吸殻のひらたくありてこの道はひとの道なり我はゆくなり/田上起一郎「日の暮れて」

妻子との旅の記憶よ霧雨の岬のさきに辿り着けざり/宇田川寛之「宴のドア」

廃線のいまは無用のバス停にたたずみおれば仰ぐ金星/久保寛容「俳諧の鴨」

出口なき駅なればホームに海眺む来たる電車で折り返すまで/時本和子「運河のひかり」

廃校の体育館の高窓に褪めたカーテンはためきてをり/紺野裕子「窓は閉めたままで」
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