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サガシモノ ~陰り~

2016-11-19 20:07:59 | 
朝。
今日は何だか曇っていて、冷たい空気にも慣れてきた。
四方囲まれた背の高い建物の間から、灰色の空を見た。

今日も曇りか...

なんて思っていても、白い息が空を舞ってまた消える。


いつもと同じ事が始まり、

いつもと同じ思いが駆け巡る。


こんな想いをするくらいなら、すっきりやめてしまった方がこの先に対し良いのかもしれない。

そう考えながらため息と共に白い息は消えていく。


建物から外は見えるわけではなく、閉鎖的な日常をまた繰り返すことは苦痛で、ここで始まる1日に終わりを期待してはいけないのだろうかと呟き、また始まる1日に終わりがないことに絶望する事も多い。


自分には自分がない。


そんなことは知っている。

私の意思はどこにある?

私の『存在意義』はどこ?

なにがしたい?


慣れきったものに巻かれて、そこで終わるなんて嫌だと感じても、それすら白い息と共に空を舞ってしまう。



帰る時間。
建物を出るときに、私が空を見れない間に雨が降っていたことを知る。

アスファルトは黒く鈍く光る。
朝にはなかった水溜まりがキラキラし始める。

空は薄曇りになっていた。

水溜まりに移る空は輝いていて、反対に写る景色すら綺麗に見えた。


''今、見える世界はこんなにもくすんでいるのに。''



水溜まりにを踏んでその景色すら消してしまいたくなる。
足を伸ばしたとき、水溜まりに写る世界を見てしまった。

私はびっくりした。

たぶん、そんな綺麗な世界を見てはいけないのだろう。


ふと、足を戻し、白い息を吐きながら家に帰る。

ここでもまたいつもと変わらない時間が過ぎていく。
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