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サガシモノ ~空虚~

2016-11-22 07:00:00 | 
毎日はやはり変わらない。

気持ちがぐずついて、前が見えなくなって、何をしたら良いのかすら分からなくなって。
だけど、なんだか気持ちは前向きになることが多かった。

楽しいことだけを追うことが生きているという実感ではないことはわかる。

しかし、苦しい世界から見るだけの楽しい世界はまた歩き出す為の糧になることも知っている。

また同じ高い建物の合間を歩き、四角い空を見上げては、また白い息と共に雑念が空を舞う。


私の中では、いつでも声が聞きたいし、顔が見たい。

実際には、ここから逢うことすら出来なくなる今を、心の中をぐちゃぐちゃにしていく''黒い存在''が住み付いた。

怨みとかそういうものではなく、影のような存在である。


Aさんの友人と会った。
Cさんとする。

Cさんとはまともに話したことがなかった。

Cさんは穏やかな人だと思ったが、全然違う人だった。

むしろ、イライラしていて、冷たい言葉を出す人で、話している最中もイヤミを言われていた。

今までなんとも思っていなかったが、嫌いになるのに時間はかからなかった。

むしろ、イヤミを言われる道理なんかない。

以前、知り合いだった人が私の事で有ること無いこと言っているのは知っている。

それを鵜呑みにしているんだろうと思った。

だとしたら、私をよく知らない状態でその作っている話を鵜呑みにしている事もわからない。

もしかしたら、その事は知らずにいて、ただ私を嫌いなのであれば、なんのために?と疑問すら出てくる。


それから、私はちょっとだけAさんへの態度が変わってしまった。

特に仲が良い訳じゃない。
それは分かってる。
だけど、ちょっとだけ距離を作っている私もいる。

Aさんが悪い訳じゃない。
Cさんがいるときは会いたくないとすら思えてしまった。

Aさんが私を好きな訳ではない。
それも分かってる。
集団に来てる一人だということも。
分かってる。
分かってるけど。


気持ちがエスカレートしてるかもしれない。
また空っぽの左手を見てはため息と心にふと北風が吹き込んでいた。


もう逢うことすらないのかもしれない。
話すことすら出来ないかもしれない。
あの笑顔を見ることが出来ないかもしれない。
あの優しい声を聞けないかもしれない。
もう二度と優しい腕を掴むことが出来ないかもしれない。

そう思うと、ふと涙が出そうになってしまう。


諦めるということは、こんなにも寂しく苦しいものだということが今更ながらわかったきた。


このぽっかり空いた穴を埋めるには何が必要なんだろう?

そんなことを思うとまた涙が出そうになる。