とだ*やすこの「いまここ@島本」

暮らしの豊かさ最優先!
ひとが主役のまちづくり!
大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

お姫さま、あるいは王子さまと王子さまの結婚

2017年08月05日 | 女・男・LGBTみんなの社会
昨日、議会活動報告「いまここ*島本」25号の原稿を校了、入稿しました。レイアウトはサポートをお願いしていますが、編集、執筆、校正をすべて一人で行う地道で孤独な作業です。

限られた紙面でなにを伝え、なにを主張するのか、毎回、悩みに悩みます。正確さと読みやすさと、町政について考えていただける余韻を重視しています。

ほっとしたせいか、今日の日中は自宅で静養。オンデマンド視聴で映画『イブ・サンローラン』(2010年仏)を観ました。ビジネスパートナーで50年来の恋人(!)であったピエールベルジュの回想を軸にしたドキュメンタリー)。

巴里オートクチュール界、モードの帝王の素顔を知りました。サンローランはゲイでした。サンローランの表現する世界は性を超えたもの、女性をただ綺麗にみせるのではなく、着るひとの自信と誇りと自由をサポートしたといいます。

男性の正装であったタキシードが女性の「パンツ・ルック」となったのは1960年代の巴里。イブ・サンローランが1967年に発表したスタイルは「シティ・パンツ」と呼ばれ、女性が公の場でパンツを着用できるきっかけとなったそうです。

奇しくも、わたしは、前日4日の午後に人権講座「性の多様性と学校教育」(主催:島本町人権教育研究協議会・島本町地域人権協会)に参加、性のあり様について考えました。

これまで他市の開催する講演会に努めて参加してきましたが、ようやく島本町内で、島本町の方といっしょに学ぶことができました。講師は眞野豊先生(九州大学大学院比較社会文化研究)。

眞野豊先生は、公立学校でゲイであることを隠すことなく6年間教壇に立ち、自分が子どものころ決して出会わなかった当事者の教師として、教育の現場で生徒に向きあった経験をもっておられます。

~ 大人が多様性を受容していない社会(学校)で、子どもたちが自然体で生きることがてきるのか ~

差別、偏見がどのように人の生き方を制約し、苦しめ続けるのか。差別、偏見は社会的障壁から生まれるものであって、本人のあり方そのものの問題ではない。人権という言葉が深く心に突き刺さりました。


素晴らしい研究者の素晴らしい講演でした。今回は教師の参加が主でしたが、継続して、教師、保護者、地域で学んでいきたいテーマです。もっと生きやすい社会、だれもが、もう少し自然体でいられる学校を!


画像
『王さまと王さま』
絵と文:リンダ・ハーン/スターン・ナイランド
訳:アンドレア・ゲルマー/眞野豊

オランダ生まれのLBGT絵本
英語、ドイツ語など9言語に訳され
世界で読まれているそうです
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また是非 (島本町民)
2017-08-05 23:49:10
教師の研修だけでなく、もっと一般の保護者、地域の方にも聴いていただきたいほど貴重な公演だと思います。

性的少数派の方は近くに確かに存在し、孤独と絶望感に苦しめられています。ましてや世間を知らない思春期の子の苦しみは計り知れません。
私の友人は3回自殺未遂をおこしたといいます。

同じ悩みに苦しんできた当事者として、この問題がこの、島本町で行われた事に心から感謝します。人権意識の高い島本町ですが、まだまだ時間が掛かるでしょう。実際、色々な問題が学校内で起こってきています。これから、少しずつでもいいのです。受け入れ体制が柔軟になり、苦しみから解放される子が増えますように、切に期待します。
素晴らしい企画です (島本町民)
2017-08-25 22:13:44
この島本町で、こんな企画が成立したこと驚き、感動しました。
思春期の子供にとって、自分の人生がすでに否定された社会を知る事は、どんなに辛く恐ろしい事でしょう。
私の友人は同じ問題で苦しみ、中学生の時に命を絶ちそうになりました。
セクシャルマイノリティの人は成長の過程で、一生秘密を抱えて生きていくのか、カミングアウトして社会と戦うのか、許しを求めるのか、一人ぼっちで悩みに悩みます。
子供は狡さも要領も知らないし、絶望的になり、ただただ苦しみます。LGBTの問題をまじめに、人権の事として考える大人がいれば、密かに苦しむ子供の手助けになるでしょう。

ありがとうございました。またこんな機会があればと思います。
変わっていく、変えていく (とだ*やすこ)
2017-09-02 10:51:31
コメントありがとうございます

声なき声の存在に想像の翼を働かせ、過去3年間、この問題に、地道に勢力的に取り組んできました。

決して順風ではありませんでした。

けれども、職員、教師のなかに課題意識のある方がいて(主に女性)、動きはじめました。

友人に当事者がいます、という先生もおられました(複数)。

島本町では、はじめに全職員への研修、次にすべての教職員に研修が行われてきました。

そして今回、また素晴らしい講師の素晴らしいご講演が実現しています。

町立中学校では、本年度から、スラックスでもスカートでも生徒が選べることになっています。詰襟ではなくブレザーであることが柔軟性につながります。

教育の現場に議員が介入してはならないという声もあるなか、人権問題であると、粘り強く、慎重に頑張ったと自負しています。

これからは、足が冷える、アトピーだからという理由で誰もがスラックスを、あるいはスカートをも自然にはけます。

私服でない限り、そのような環境が重要です。

未就学児の頃から、一歩、一歩、静かに、厳かに、温かく環境を整えていけたらよいと願っています。

つい、長くなりました^^
自殺問題 (ぷるる)
2017-09-05 21:50:30
忙しい時期にコメントいただき、ありがとうございます。3年も取り組んで来られた事、驚きました。

9月は特に子供の自殺が多い時期です。
性の不一致で苦しむ子供たちが、新学期を迎えて
早まった事をしてしまわないように、相談窓口の対応の方、養護教員にもセクシャルマイノリティの知識を深めていただきたいです。

 私もセクシャリティーに悩んできました。女性のそれとは違い、男性の社会の中ではさらに寛容性にかけ、異端者はタブー視されます。あなたはあなたのままで良い。必死で戦ったり、自分を否定せず、ある意味、「上手」に生活しても良い。と、子供たちには伝えてあげたいです。
性はグラデーション。ましてや人を「障害」だと縛るものではないし、人権が損なわれてはなりませんね。

沢山の先輩達が親しい人達から理解を得て、静かに生活できていると言うことを知り、希望を失わないで欲しいです。
いただいたコメントについて (とだ*やすこ)
2017-09-05 22:37:45
沢山の先輩達が親しい人達から理解を得て、静かに生活できていると言うことを知り、希望を失わないで欲しいです。

いただいたコメントが心に沁みます

来週の委員会における審査で、LGBTについての理解を深める取り組みの必要性を訴えます

当ブログにいただいたコメントの内容の一部を、当事者の声として紹介させていただき、地域住民対象の学習会の必要性を訴えさせてください

コンサートや映画を否定はしませんが、イベントに数十万円使うよりも、多様な人権問題について、個々にしっかりと理解を深める地道な取り組みを継続できるよう、変えていけたら、と考えています

ささやかな一歩ですが、好意的にさりげなく理解を深めている人が、この町で増えているのを実感できています

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